知恵袋ブログ
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2021.07.25
目次
皆さんは、通勤にどんな自転車をご利用ですか?
そろそろ、ママチャリから最近流行りのクロスバイクやロードバイクなどに乗り換えようか迷われている方も多いと思います。
ということで今回は、通勤におすすめな人気の自転車の種類についてご紹介したいと思います。
自転車は種類によって走行時の快適性が異なるため、どのくらいの距離を走るのか踏まえた上で選ぶと良いでしょう。
具体的に上げられる自転車の種類は、下記のとおりです。
どんな自転車を選んだらいいかわからない方も、それぞれ細かく特徴をまとめましたのでぜひ参考にしてください。
ロードバイクはロードレーサーとも呼ばれ、走ることに特化した本格的なサイクリング向け自転車です。
普段遣いとしては少し扱いにくい面があるものの、走りの性能はダントツ。スピードも出やすいため、長い距離を走るならロードバイクが最適です。
また運動も兼ねられるのでダイエットや運動不足解消、健康増進といった効果も期待できます。
ロードバイクはやや前傾姿勢で操作し、ドロップハンドルと呼ばれる弧を描いた形状が特徴的です。
また走りに特化しているので少しでも長く、速く走るための工夫が下記のとおり随所に凝らされています。
平坦な道ならスイスイ走れて、急な坂道でもギアチェンジをうまく扱えば体への負担は最小限です。
通勤でロードバイクを選ぶメリットは、長距離に有利な点です。
車重が軽く力も入れやすいため、あまり力を入れずともスピードが乗りやすいメリットがあります。
そのため通勤距離が長かったり、平坦な道が多かったりする場合は非常に快適です。
一方でデメリットとして荷物が載らない点や、普段遣いで不便を感じやすい点が挙げられます。
カゴの取り付けができないため、積載量は限られていて買い出しに向きません。
また荷物を多く持たなければいけないビジネスパーソンは、リュックに詰め込まなきゃならないので少し不便を感じやすいです。
クロスバイクは走りと普段遣いを調和させた、非常にバランスのいい自転車です。
日常的な使用から通勤・運動を目的としたサイクリングまで幅広く使われるため、とても人気があります。
モデルによっては最初からライトやカゴ付きといった、通勤専用に調整されたものもあるので選びやすいです。
見た目はロードバイクのようなフレームですが、タイヤの幅が太かったりハンドルがストレートだったりと細かい違いがあります。
ロードバイクの速さも備えつつ、安定感をタイヤで補っているのでちょっとした段差や未舗装路も安心です。
またカゴを取り付けできるため、荷物が多くてもカバーできます。通勤と非常に相性が良いタイプです。
クロスバイクは非常にバランスが良いため、少し道が悪い通勤路でも難なく走破できます。(ロードバイクだとタイヤが細いので、路面によって安定性が悪化)
またクロスバイクはカゴの取り付けができ、積載量を増やせます。運動から通勤、買い出しと非常に幅広く扱えるのは大きなメリットです。
一方でデメリットは、どうしても巡航速度が遅くなってしまうこと。体感でロードバイクより4km/h以上はスピードが出なくなるでしょう。
つまり同じエネルギーを消費しても、ゴール到達が遅くなってしまいます。スピードや快適性を求める方にはやや不向きです。
シティサイクル・ママチャリは一般的な自転車として知名度が高く、街中で見かける自転車の大半を占めます。
価格も安価で長く使えるものが多く、通勤や通学でもよく使われるほど。
しかし走りに関してはあまり高性能と言えず、シングルギアであればさらに負担は大きい傾向です。
ほとんどカゴ・荷台付きの自転車で、一般的な自転車専門店・ホームセンターで取り扱いがあります。
日本で流通している自転車は、荷台付きでハンドルやフレームが曲がっているものをママチャリと呼ぶことが多いです。
反対にハンドルやフレームがストレートなものをシティサイクルと区別します。荷台はつかないことが多め。
しかし明確な違いや決まりはなく、扱う店舗や人によって特徴が混同することもあります。
シティサイクルやママチャリは非常に購入しやすく、またメンテナンスもホームセンターですぐにできることが多いです。
購入してすぐ自転車通勤を始められるため、入門用としては最適。
デメリットとしては走りの能力があまり高くなく、通勤距離が長いと疲れやすいです。
ただし近場の移動ではカゴや荷台もあるので、積載量は多くなります。普段遣いの相性は抜群です。
ミニベロは小径車と呼ばれ、タイヤが小さい自転車です。
折りたたみ自転車と間違われやすいですが、ミニベロは折りたためずフレームがつながっています。
ミニベロはタイヤが小さくデザインに可愛さとおしゃれさがあり、女性からも人気が高いです。
タイヤが小さい分、ペダリング時の力が伝わりやすいです。漕ぎ出しがスムーズで街乗りに向きます。
またミニベロだとたくさん漕がなきゃいけないと思われがちですが、ギア比が適切に設定されていればのんびりペダリングができます。
ミニベロはタイヤが小さいので力を伝えやすく、ブレーキ・走り出しがスムーズです。
そのため街乗りで信号待ちが多かったり、頻繁な一時停止が多かったりする環境で活躍します。
しかし一時停止がなく長い距離を乗る場合は、慣性力が働きづらいので体力を消耗しやすいです。
上り坂も失速しやすいため、少しの坂道が続くと疲労感を覚えてしまうことが多いでしょう。
マウンテンバイクはオフロードで走れるように作られた自転車で、非常に安定性が高いです。
クロスバイクより太いフレームやサスペンションが使われており、少し重たそうな印象を与えます。
マウンテンバイクはクロスバイクよりも、全体的に道が舗装されていない状況での安定性を追求しています。
クロスバイクと比較した具体的な特徴の違いは、下記の3点です。
タイヤが太く凹凸の激しい道にも対応しており、路面からの衝撃をサスペンションが吸収します。
またハンドル幅が大きいと操作性が上がるので、悪路でもコントロールしやすいです。
ロードバイクが走りの一点を追求し、クロスバイクは走りと汎用性を重視。そしてマウンテンバイクは、オフロード向けの想定で設計されています。
走行するルート上で未舗装路を通るなら、マウンテンバイクを使うと安定して走れます。
また街中でも段差や溝の衝撃を吸収してくれるので、段差ショックのストレス減少に効果的です。
しかしタイヤによってはスピードが出にくく、疲労しやすい場合があります。
ハンドル幅も広すぎると歩道を走れない場合があり、街中での通勤はやや不利な場面も多いです。
電動自転車はバッテリーを搭載した自転車で、一般的にはママチャリタイプが多く出回っています。
中にはクロスバイクやスポーツモデルの電動自転車もあり、漕ぎ出しの軽さから人気が高いです。
電動自転車はフレームの真ん中にバッテリーが搭載されており、漕ぎ出しの力をアシストするように電動モーターが駆動します。
力を加えた瞬間にモーターがアシストしてくれるため、最初の漕ぎ出しが軽くスムーズな加速を体感できます。
体への負担が少ないので、通勤時も無駄なエネルギー消耗がありません。
少ない力で加速してくれるため、一時停止が多い街中や坂道・向かい風でも安定した走行性を期待できます。
また車体自体がバッテリーを含めるとけっこうな重量になるので、本体ごと盗難に遭うリスクが少ないです。
自転車通勤を始めたいけど体力に不安がある方や、できるだけ疲れず通勤したい方にぴったりでしょう。
デメリットとしては、バッテリー残量がなくなってしまうと一般的な自転車と変わらなくなります。(むしろ今まで軽かった分、精神的に重さを強く感じやすいです)
バッテリー容量が大きいものになると価格も上がるほか、走行距離に合わせて充電もしなくてはなりません。
そして走行距離が長すぎるとバッテリー切れを起こしてしまう点にも注意が必要です。
クロスバイクとロードバイク、マウンテンバイクはそれぞれ走る場所の想定が違います。
一番安定して使えるのはクロスバイクです。走りを追求するなら普段遣いはしにくくなりますが、ロードバイクを選択すると良いでしょう。
少し凹凸の激しい悪路を走る機会があったり、プライベートでオフロードを走ることがあったりするならマウンテンバイクが最適です。
ただしマウンテンバイクはスピードが出にくいため、通勤だと少し不便な一面もあります。
通勤で自転車を選ぶなら、できるだけ具体的な通勤状況に合わせて効率よく選びましょう。事前に通勤でかかる時間か距離を控えておいてください。
5~15分の近距離であれば、気軽に乗れる自転車が人気です。ミニベロやママチャリが該当します。
近距離だと長く乗らないので、気軽に乗れる点を追求したほうが利便性は高いです。
10~25分くらいになるとある程度走る距離なので、走りやすいクロスバイクやシティサイクル・電動自転車(バッテリー低・中容量タイプ)を選ぶと良いでしょう。
通勤で長く使うなら、少しでも負担を減らせられる自転車を選ぶのがコツです。
20分以上の距離を走るならクロスバイクを選んでおけば間違いありません。荷物を減らせる場合や平坦な道が多いなら、ロードバイクも良い選択です。
またバッテリー高容量タイプの電動自転車なら、普段遣いもしやすく通勤時の疲労を最小限に抑えてくれます。
今回は、通勤におすすめな自転車の種類と選び方についてご紹介してきました。
スポーツバイクの中にもメリットやデメリットが必ず存在しますので、ぜひ、皆さんの条件にあった自転車を選んで見て下さい。