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クロスバイクとロードバイクの違いって何?おすすめの選び方やメーカーもご紹介します

2021.07.30

皆さんは、クロスバイクとロードバイクの違いについてご存知でしょうか。

最近はスポーツバイクを通勤用や通学用として利用する方が増え、購入をご検討されている方も多いと思います。

ということで今回は、クロスバイクとロードバイクの違いについてご紹介しながら、オススメの選び方や代表的なメーカーについてご紹介したいと思います。

クロスバイクとロードバイクってどう違うの?

クロスバイクやロードバイクは、スポーツバイクに分類される自転車です。

そしてスポーツバイクはタイプによって性能が異なります。以下の3つが代表的な種類です。

  • ロードバイク
  • クロスバイク
  • マウンテンバイク

この項目ではロードバイクとクロスバイクに重点を置いて解説するので、ぜひ購入の参考にしてください。

ロードバイクについてどんな自転車なのか?

ロードバイクは元々、レース用に開発されたのが始まりです。

そのためスピードがよく出るように設計されており、タイヤが細くボディは軽く作られています。

 

舗装路での最高速度は、自転車の中でもトップクラスと言われるほど。

また20段前後のギヤを搭載しているモデルが多く、登り坂も最適なギヤを使ってパワフルに駆け上がれます。

長い時間でも快適に乗れるため、峠を越えるツーリングにも最適です。

しかしタイヤが細く軽量なので、段差の多い道や悪路だと操作性が悪くなります。

近距離を移動する普段使いよりも、遠出で威力を発揮するタイプです。

 

クロスバイクについてどんな自転車なのか?

クロスバイクは、ロードバイクとマウンテンバイクの中間に位置する自転車です。

そのためほかのスポーツバイクよりも、多用途で使えます。

一般的に認識されている特徴は、以下の2点です。

  • ロードバイクに似た軽量フレーム
  • マウンテンバイクを思わせる太めのタイヤ

クロスバイクの性能には確固たる決まりがなく、メーカーや販売店によってさまざまな名称で売られています。

  • 速く走れるフィットネスタイプ
  • 街乗りしやすいハイブリッドタイプ

大きく分類すると上記の2種類になるので、用途に合わせて購入しましょう。

クロスバイクとロードバイクの違いはどこ?

クロスバイクとロードバイクは、以下の相違点があります。

  • ハンドルの形状
  • タイヤの太さ
  • 価格帯
  • オプション装備

ではまずクロスバイクの特徴を箇条書きで書き出していきましょう。

  • 操作性に優れるフラットバーハンドル
  • タイヤの太さはシティサイクルに近い30mm前後
  • 人気の価格帯は5万円から10万円
  • ライトやスタンドが標準で装備されているモデルもある(カゴも後付け可能)

次にロードバイクの特徴を記載します。

  • 前傾姿勢になりやすく疲れにくいドロップハンドル
  • 一般的なタイヤの太さは23mmから28mm
  • 価格は10万円以上(最高級モデルは100万円以上)
  • カゴやスタンドのない製品が多い

全体的に形状は似ているものの、細かい部分で違いがあります。

ロードバイクのほうが走りに特化しており、クロスバイクはより扱いやすいように調整されているイメージです。

クロスバイクとロードバイク、どっちを買うべきか?選び方について

スポーツバイクは種類によって性能が異なるので、以下の条件を考慮して選ぶ必要があります。

  • 用途や目的
  • 使用環境
  • 走行距離や時間
  • 予算

さまざまなメーカーの製品を比較して、自分に合ったモデルを見つけましょう。

クロスバイクがオススメな人と避けた方が良い人

クロスバイクは安定感がある太めのタイヤと、軽いフレームが印象的です。

以下の用途には、クロスバイクをおすすめします。

  • 段差が多い街乗りに使う予定の方
  • 通勤や通学、お買い物といった普段使い用
  • 未舗装の道路も走りたい方
  • 近隣でのサイクリング用
  • 軽めのエクササイズに使いたい方

街乗りや普段使い用には、カゴや泥除けを取り付けられるモデルがベストです。

 

またタイヤ幅が太いモデルを選択すれば、段差が多い道でもかんたんに乗れます。

扱いやすく活躍できるシーンが多いため、スポーツバイク初心者にも最適です。

 

しかし以下の用途で使いたい場合は、ほかの種類を検討した方が良いでしょう。

  • 長距離ツーリング用
  • 山道や草の上、砂利道も駆け抜けたい方

種類によって向いている用途が異なるので、使う目的を定めてから購入しましょう。

ロードバイクがオススメな人と避けた方が良い人

ロードバイクは、快適な走行を楽しめるように作られた自転車です。

そのため長距離や長時間の走行を伴う、以下の用途に向いています。

  • 長距離サイクリング用
  • 自転車ツーリングを楽しみたい方
  • 峠や長い坂を登るヒルクライム用
  • 長時間のエクササイズに使いたい方
  • 自転車レース用

前傾姿勢でこげるため、遠出やスポーツに使用しても疲れにくいです。

 

また重量が軽いので、車や電車に乗せて持ち運んで使うこともできます。

軽快なスピードで駆け抜ける爽快感を楽しみたい方は、ロードバイクを選びましょう。

 

しかし以下の場所では使いにくいため注意が必要です。

  • 未舗装の道路
  • ほかの自転車が多い道
  • 段差が多い街中

また高額なロードバイクを街中に止めておくと、盗まれてしまう危険があります。

非常に軽いのでカギを掛けた状態で持ち去られるケースも多く、街乗りは防犯対策が整っていなければおすすめできません。

クロスバイクとロードバイクを販売している主要メーカーについて

スポーツバイクを販売している企業はたくさんあるため、メーカーを決める時点で悩んでしまう方もいるでしょう。

ここでは実績がある主要メーカーを、国内と海外に分けてご紹介します。

またスポーツバイクに慣れていない場合、性能よりもデザインに愛着を感じることが多いです。

そのため初めて購入する方には、カラーやデザインが好みのモデルから選ぶことをおすすめします。

初心者でも購入しやすいメーカーをご紹介するので、ぜひお気に入りの一台を見つける参考にしてください。

国産メーカー

スポーツバイクの販売で有名な国産メーカーは、以下の5社です。

  • BRIDGESTONE(ブリヂストン)
  • NESTO(ネスト)
  • MIYATA(ミヤタ)
  • ARAYA(アラヤ)
  • YAMAHA(ヤマハ)

国産メーカーの利点は、日本人向けのサイズが豊富なところです。

 

自転車のサイズは乗り心地に大きな影響を与えます。

そのためサイズが合う製品を探している方や、小柄な方には国産メーカーの方が良いでしょう。

 

また国産メーカーのモデルは日本人が好む色やデザインに合わせて作られています。

海外製のデザインを派手に感じる方は、国産メーカーでの購入を検討してみましょう。

メーカーの特徴と強み

スポーツバイクの国産メーカーから、とくに実績があるブランドをご紹介します。

 

BRIDGESTONE(ブリヂストン)

世界最大級のタイヤメーカーであるブリヂストンは、日本で最も有名な自転車メーカーの1つです。

ブリヂストンは販売している製品が多いため、クロスバイクとロードバイクでブランドが分かれています。

  • 街乗りにぴったりのクロスバイク、グリーンレーベル
  • レースやツーリングに適したロードバイク、アンカー

ブリヂストンはラインナップが豊富なだけではなく、アフターサポートにも定評があるメーカーです。

愛用者が多い分レビューも見つけやすいので、気になるモデルの使い心地も見つけられるでしょう。

 

NESTO(ネスト)

次にご紹介するのは、自転車会社ホダカが展開するスポーツサイクルブランドのネストです。

ネストのスポーツバイクはリーズナブルな価格のモデルが多く、5万円以下の製品も多数取り揃えています。

 

装備が充実している自転車や軽量なモデルも安価で購入できるため、コスパの高いブランドとしても有名です。

ネストのラインナップは、ビギナー用とハイアマチュア用で分かれています。

  • フィットネスや街乗りには、ビギナー用のスタンダードモデル
  • 本格的なスポーツには、ハイアマチュア用のプレミアムモデル

どちらのモデルもカラー展開が豊富なので、好みのデザインを見つけられるでしょう。

 

MIYATA(ミヤタ)

最後にご紹介するのは、130年を超える日本最古の自転車メーカーミヤタです。

ミヤタのスポーツバイクは繊細な技術で作られているため、ハイアマチュアにも定評があります。

 

とくに人気が高いのは、世界最軽量のクロモリ(クロムモリブデン鋼)フレームを採用したモデルです。

ミヤタはいち早くクロモリフレームを採用したメーカーとしても知られています。

そのためミヤタのクロモリフレームは信頼性が高く、根強いファンも多いです。

 

海外メーカー

世界中にはスポーツバイクを販売するメーカーがたくさんあります。そんなメーカーの激戦区は、ロードレースの本場ヨーロッパです。

たくさんある海外メーカーから、日本でも購入しやすいブランドをご紹介します。

ヨーロッパのメーカーで人気が高いのは、以下の3社です。

  • Bianchi(ビアンキ)
  • GIOS(ジオス)
  •  SCOTT(スコット)

以下の3社は、国内でも有名なアメリカのメーカーです。

  • TREK(トレック)
  • CANNONDALE(キャノンデール)
  • FUJI(フジ)

台湾のメーカーで、日本でも流通が多いのは以下の2社です。

  • GIANT(ジャイアント)
  • MERIDA(メリダ)

日本でも馴染み深いメーカーを厳選したので、ぜひスポーツバイクを購入する際の参考にしてください。

 

メーカーの特徴と強み

スポーツバイクの海外メーカーから、おすすめのブランドを地域ごとにご紹介します。

 

Bianchi(ビアンキ)

ヨーロッパのメーカーでおすすめなのは、現存する世界最古の自転車メーカービアンキです。

ビアンキのスポーツバイクにはチェレステカラーが使われており、緑がかった水色が目を引きます。

イタリア語で青空を意味するチェレステは、ビアンキのブランドカラーです。

 

鮮やかなチェレステカラーだけではなく、ビアンキのスポーツバイクは上品なデザインにも定評があります。

またビアンキは幅広い値段帯のモデルを展開しているので、予算に合わせた自転車を見つけやすいです。

初心者用から上級者用まで取り揃えているため、おしゃれなデザインのスポーツバイクを好む方はビアンキで探してみましょう。

 

TREK(トレック)

次のおすすめは、全米シェアナンバーワンの自転車メーカートレックです。

トレックはキッズバイクからレース専用モデルまで、さまざまな種類のスポーツバイクを取り揃えています。

その中でもとくに人気が高いのは、カーボンフレームを使ったスポーツバイクです。

 

独自の製法で作られたカーボンフレームは強度と剛性があり、衝撃に弱いというカーボン素材の弱点を克服しています。

金属製のフレームが好きな方には、世界最高峰の品質を誇るアルミモデルがおすすめです。

どちらの素材を使ったフレームも軽くて丈夫な上、美しいシルエットに仕上がっています。

 

GIANT(ジャイアント)

最後におすすめするのは世界一の生産台数を誇る、台湾の自転車メーカージャイアントです。

ジャイアントのスポーツバイクはデザインに尖りがなく、使う場所や人を選びません。

そのため世界中で広く受け入れられており、日本の街中でも度々見かけるほど愛用者が多いです。

 

またジャイアントは質の高いスポーツバイクを、リーズナブルな価格で提供するメーカーとしても知られています。

コストパフォーマンスが非常に良いので、初めてスポーツバイクを購入する方にもおすすめのメーカーです。

まとめ

今回は、クロスバイクとロードバイクの違いについてご紹介しながら、オススメの選び方や代表的なメーカーについてご紹介してきました。

スポーツバイクの世界はとても奥が深く、今回の記事だけではご紹介しきれていない魅力や情報がたくさんあります。

ぜひ関連記事も確認されて、スポーツバイク選びの参考にされてみて下さい。