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2022.01.24
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皆さんは、パネライというブランドをご存知でしょうか。独特な魅力を放つパネライには、他の腕時計ブランドにはない魅力があります。
その魅力とは重厚感のあるモデルにも関わらず、デザインはシンプルという部分です。もともとパネライは、軍用向けの精密機器を作るブランドとして生まれました。
そのため海外ではイタリア海軍からの信頼も厚く、民間向けに作られた腕時計も男女とも好評です。
今回は、そんな世界で大人気のパネライには、どんな特徴と強みがあるのか。詳しく解説していきます。
パネライは高級腕時計ブランドの中でも、独特な特徴を持っています。
なぜなら腕時計やクロノメーターの他にも、下記のような機器を生産、製造しているからです。
多種多様な機器を生産・製造している理由として、イタリア海軍から沢山の機器開発を求められるようになった歴史があります。
高性能の機器を納入し続けたことで、パネライはイタリア海軍から高い評価を受けました。
その後はイタリア海軍から依頼を受け、潜水時でも高い視認性を持つダイバーズウォッチの製造依頼を受けています。
こうして1939年にラジオミールという腕時計が生まれ、今ではパラネイ人気コレクションの一つとなっているほどです。
さらに1949年、ルミノールという名の腕時計を発明しました。今ではラジオミールとルミノールがパネライの代表作となっています。
パネライの強みは、下記の3点です。
それぞれ詳しく解説していきます。
パネライの技術力はイタリア海軍から、高い評価と信頼を得ています。
当時1930年代のイタリアには、「ブラックシール」という特殊部隊が存在していました。
その部隊は水深10メートルまで深く潜り、敵艦を爆破することが役目です。
しかし深い海の中を通常の腕時計で潜ると、仲間の位置や正確な情報を伝えるのは難しいと言われていました。
そこでパネライが開発した夜光塗料のラジオミールは深く暗い海の中を照らし、どんな場所でも味方との正確な位置を教える重要アイテムとなったのです。
イタリア海軍の命を守る重要な時計を発明したことで、高い評価を得るきっかけとなったことでしょう。
今では世界中の腕時計愛好家からも絶大な信頼を得ています。
軍用として作られていた腕時計のため、パネライは耐久性が重要であると考えていました。
そのためデザインは重厚感があるものとなっています。
しかしパネライの時計は1990年代に入るとトレンドの一つとなり、同時に「デカ厚時計」が流行となりました。
大きくインパクトのある腕時計が男性をより強いイメージにさせたことも、トレンド入りした理由の一つです。
実際にパネライのケースサイズは、最小で40mmになっています。
頑丈に見えることで、より安心感も生まれるのがパネライの時計です。
ボリューム感があるのにシンプルな見た目となっているため、女性からの支持も集めています。
パネライは高級時計ブランド界の中でも、発光塗料メーカーとして非常に高い人気を誇っています。もともと潜水特殊部隊が使用するものは、暗い場所でも光る蓄光塗料が必須となっていました。
またパネライ独自の「サンドイッチ文字盤」も使用されているのが特徴的です。
サンドイッチ文字盤のディスク下層にも蓄光塗料が塗ってあるため、視認性も非常に高く作られています。
さらに発光力が強いので夜道でも存在感を出せて、実用性が高いことも強みの一つです。
パネライのイメージを聞くと、「パネライの時計は見た目に変化がなくどれも一緒に見える」といった意見を持つ人が多く存在します。
しかしパネライは素材やわずかなデザインの違いから、何百種類ものラインナップに分けられているのが特徴です。
購入する際は違いがわかるだけではなく、自身が求めているものにより近いものを選べなくてはなりません。
そこで誰でもわかるよう、パネライ定番モデルの特徴とオススメな型番を紹介していきます。
ラジオミールはパネライ時計の中でも、もっとも歴史が深いです。
クラシックでヴィンテージな雰囲気が魅力の人気コレクションとなっています。
ラジオミールにはリューズガード装着されておらず、一見ドレスウォッチのように見えることもあるでしょう。ですがどこかレトロで懐かしい印象を引き出している部分こそ、ラジオミールの特徴でもあります。
オススメの型番は「ラジオミール8デイズ アッチャイオ-45mm(PAM00610)」です。
このモデルはリューズが円錐形になっていて、どこか歴史を感じさせるようなデザインが施された手巻き腕時計となっています。
また暗闇での視認性は抜群に高く、暗所でも正確に時刻を読み込める優れた腕時計です。
実用性も非常に高いスタンダードな45mmとなっています。
ベースになったラジオミールをさらに変化させ、生まれたのがルミノールです。
特徴としてルミノールには、「ロックレバー式リューズプロテクター」が装着されています。誤作動が起きないように保護されているため、時刻表示ミスを避けるのにも効果的です。
深海での耐久性には非常に優れており、防水機能も搭載されています。リューズプロテクターの形こそ、人々から支持される人気デザインの一つと言えるでしょう。
オススメの型番は「ルミノールベース ロゴ アッチャイオ(PAM01000)」です。シンプルでスタイリッシュなルミノールベースとなっています。
生産が終了した「PAM0000」の後継者モデルとして誕生した、2016年の新作モデルです。
防水性も優れており、見た目の印象からも人気の高さがあります。さまざまなビジネスシーンで活躍できることも人気の一つです。
ルミノールベースは2針ですが、「ルミノール マリーナ」は3針なのが特徴になっています。スモールセコンドという秒針がついており、何秒かまで細かく知りたい人にはとても便利です。
針が3つあると時計としてのバランスが保たれるため、実用するなら非常に有効なタイプとなっています。
オススメの型番は「ルミノール マリーナ 1950 3DAYS-44mm(PAM01312)」です。機能性やデザイン性、そして高級感と全てにおいてバランスが整っています。
時計のみ1時間ずつ前後にジャンプさせる、優れた機能が搭載。かんたんに時刻調整が可能です。無骨さが持ち味になり、どこかドレス要素も感じさせるモデルとなっています。
パネライの腕時計は重厚感やボリュームが大きいため、特に男性には強い印象を与えられます。
しかし数あるラインナップの中で、自分に合ったデザインや高機能性のものを選ぶのはなかなか難しいでしょう。
そこで今回は、メンズ向けのパネライ定番モデルを3選まとめました。具体的には以下のとおりです。
それでは解説していきます。
「ルミノール マリーナ 1950 3デイズ アッチャイオ Ref.PAM01312」は72時間のパワーリザーブも備わっており、シースルーバックとなっています。
防水機能も300mという優れもので、デザインもシンプルかつ実用性抜群です。
ボリューム感に加えて立体感や高級感も加えてあり、男の魅力を最大限に引き出します。
ビジネスやプライベートと様々なシーンで活躍する、まさにメンズ定番モデルといっても過言ではありません。
「ルミノール 1950 8デイズ GMT Ref.PAM00233」は、8日間という驚異のパワーリザーブを誇るモデルです。
ケースの厚みをスマートにできたり、装飾品がより明快に見えたりするため、デザインだけではなく機能性も人々から高い信頼を得ています。
針を自分の手で巻き上げる楽しみも味わうことができるので、愛着も深くなっていくでしょう。
「ルミノール マリーナ 1950 3デイズ アッチャイオ Ref.PAM01359」は、ムーブメントを今までより薄く仕上げています。
具体的にはケースの厚さを15.6mmまでの薄さにし、軽量化したモデルです。
シンプルなデザインにスモールセコンドのブルーが入ることで、良いアクセントも生み出されています。
抜群の存在感があり、機能性も高い大人気モデルの一つです。
パネライはメンズブランドの印象が非常に強いブランドです。重厚感やインパクトが大きいパネライは、女性には縁がないものと思う人もいるでしょう。
ですが女性にとっても、より自分の魅力を引き出すアイテムとして優れています。
そこでこの項目では、女性にもオススメのパネライ定番モデルを3選まとめました。
オススメしたい定番モデルは以下のとおりです。
ではそれぞれ紹介していきます。
「ルミノール ドゥエ 3デイズ オートマティック オロロッソ PAM00908(38mm)」はわずか11.20mmの厚みという、コンパクトで女性に装着しやすいモデルです。
黒ベルトとローズゴールドがエレガントな女性というイメージを引き出します。裏蓋には「福」の文字が施されており、周りには梅の花と富を象徴する牡丹が大きく目立つ特徴的なデザインです。
「ルミノール ドゥエ 3デイズ オートマティック アッチャイオ PAM00903(38mm)」は重量感が印象的なパネライの中でもっとも薄い、10.5mmのケースが採用されたオシャレなモデルです。
そのスマートさから薄型のスポーツウォッチとして、男女から高い評価を受けています。
色合いがブルーでステンレスの素材を使っているため、高級感に圧迫されず、カジュアルに合わせやすい1本です。
「ルミノール ドゥエ 3デイズ アッチャイオ PAM00755(38mm)」はグレーダイヤルでシックな印象になっている、まさにレディースへピッタリの1本です。
ベルトが爽やかなグリーン色となっており、カジュアルからフォーマルまで幅広いファッションに合わせられます。
基本のベルトはグリーンですが、自分好みのベルトに合わせることも可能です。ほかのモデルと比較して低めの価格設定となっており、コストパフォーマンスに優れながらも高級感を味わえます。
パネライは、1998年に高級時計市場へ参入しました。
型番、シリアルナンバーを見極められれば、そのブランド価値を確かめられます。非常に重要な確認方法です。
しかし型番といわれても、腕時計の裏側にはさまざまなアルファベットや数字が記載されています。見極めるのに迷うこともあるでしょう。
そこでパネライの型番や品番を確かめるために、裏蓋記載の番号や文字について解説していきます。具体的には下記3つの要素についてまとめました。
ではそれぞれ詳しく解説していきます。
OP番号とは、パネライのシリアル番号ではなくモデル識別番号のことです。このOP番号でモデルの種類がわかると言われています。
ですが年式によって、同じモデルナンバーでも違った番号が割り振られる場合も。正確な確認が必要です。
頭に2文字のアルファベットと、数字を組み合わせて作られたものです。個体ひとつひとつにあります。
1997年に製造され、「BB970001」から未だに番号は増え続けているナンバーです。
BBだけではなくPB、PLで始まる番号も増えました。
表記がBB970001に近いほど価値が高いものと判断できるでしょう。
パネライ時計にあるもう一つのシリアルナンバーといわれています。
アルファベット一文字と数字が組み合わさった構成のものです。(例 C0000/0000)
このアルファベットは製造年数を表す貴重なものになっており、このアルファベットで価格が上下することもあります。
今回はパネライの定番モデルの選び方や型番の見方について解説してきました。
高級腕時計選びにはまだまだ知っておきたいことがたくさんあります。
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