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2023.01.29
目次
世界中のセレブたちから愛され続けているハイブランド、シャネル。
ファッションブランドとしての知名度の高さはもちろん、最近では時計専門ブランドも驚かせる時計作りを行っていることでも有名です。
メンズ、レディース双方に合わせたモデルを展開しているため、ペアウォッチとしても人気が高いブランドです。
シャネルの腕時計の定番モデルと言えば、J12やプルミエールですが、発売時期や搭載している機能によって、型番が違うため「どのように選べばよいのかわからない」という方も多くいるかと思います。
そこで今回は、定番モデルや型番(品番)の見方について解説します。
シャネルの腕時計は、洗練されたハイセンスなデザインが大きな特徴です。とくに定番モデルのJ12は、2000年に登場して以来20年以上大幅なデザインを変えることなく、人気を保ち続けています。
創業者ココ・シャネルの「不要なものは削ぎ落とす」という哲学をもとに、決して派手なデザインではないにもかかわらず、シャネルらしさを表現した腕時計は、唯一無二と言えるでしょう。
また、シャネルにはファッションブランドでありながら、高い時計製造技術を持っているという強みがあります。通常ファッションブランドは、時計ブランドに比べて、時計製造の技術は劣ります。
時計以外にもバッグやアクセサリー、アパレルなど総合的に手掛けるよりも、時計のみを製造するほうが技術力が高いのは、当然と言えるでしょう。
そのため、これまではファッションブランドの作る腕時計は、技術力よりもファッション性やデザイン性を全面に押し出すものがほとんどでした。
しかしシャネルは高いデザイン性を保ちながら、時計製造の技術を高めることに成功した稀有な存在です。
とくにムーブメントに製造に力を入れており、近年ではムーブメント製造会社ケニッシに出資し、自社ムーブメントの開発を進めています。
2019年に発表されたJ12に搭載されているムーブメント「キャリバー12.1」は、ケニッシが製造したムーブメントであり、時計の専門家からの評価が高いことからもその実力が伺えます。
また、厳しい7つの検査に合格したムーブメントのみが取得できるC.O.S.C.認定クロノメーターを受けています。この認定は、時計専業のブランドでも取得が難しいことでも有名で、シャネルは時計製造の実力の高さを世界に証明しました。
シャネルで定番モデルと、その特徴について紹介します。
シャネルの定番モデルと言えば、J12です。J12は、2000年に登場して以来、基本的なデザインが殆ど変わらないシャネルのもっとも人気の高いモデルです。
メンズ、レディースともにラインナップされており、ケースサイズや機能、機構、カラーなど、さまざまな種類があります。
J12の一番の特徴は、セラミック素材を全面に使っていることです。現在では、セラミック素材を腕時計に使うことは当たり前となっていますが、2000年当時は時計業界によって革命的な出来事でした。
セラミック素材はステンレスと比べて加工がしづらく、それまで腕時計の素材として採用されることは、ほとんどありませんでした。
また、加工の難易度が高いだけでなく、デザインを選ばないと安っぽく見えてしまうデメリットがありました。
これに加えて当時ファッションブランドの腕時計は、女性が身につけるもので機能面ではやや劣るというイメージが強かったですが、シャネルはJ12をあえて
・メンズライン
・スポーツウォッチ
・自動巻き
という3つの挑戦をしかけました。
結果的にJ12はファッションに敏感な人はもちろん、時計やメカ好きの男性にも受け入れられ、大きな成功を収めました。
シャネルの定番モデルであるJ12のなかでも、メンズ向けのおすすめ型番(品番)時計を紹介します。
■スペック
H5700は、2019年に登場したH0970の後継機です。38mmのケースサイズとシンプルな3針、日付表示はもっともスタンダードなデザインで人気の高い時計です。
一番の特徴は、シャネルが出資したムーブメントメーカーケニッシが開発した最新ムーブメントが搭載されていることです。
パワーリザーブはこれまでの2倍近くある70時間へとアップデートされました。
パワーリザーブとは、ムーブメントを巻き上げてから巻き上げずに使い続けた場合の駆動時間のことです。
70時間もあれば、金曜日に外した時計を土日で使わなくても、月曜日に着けるときには問題なく動いていることになります。これはビジネスマンにとっては大きな魅力と言えるでしょう。
■スペック
H0940は、ブラックカラーのクロノグラフ機能を搭載した時計です。
ケースサイズ41mmと目立つサイズ感に豊富な機能と、スポーツウォッチが好きな方におすすめの1本です。芸能人や野球選手にも愛用者が多く、まさに「カッコいい大人の男」から選ばれる時計と言えます。
厚みも約14mmと機能とサイズから比べれば、それほど厚みはありません。スポーティながらも、ラグジュアリーなJ12のデザインは失われていないため、ビジネスシーンでも活躍してくれます。
時計のかっこよさはもちろん、スタイリッシュで大人なデザインの時計を求める方にぴったりの1本です。
H2009は、通常数字が配されているインデックス部分に、ダイヤがセッティングされているゴージャスな1本です。シンプルで上品な印象が漂うJ12を、さらにラグジュアリーに仕上げています。
また、こちらもクロノグラフ機能を搭載しているので、機能的にも申し分ないと言えるでしょう。
クロノグラフとインデックスダイヤが配されているにも関わらず、文字盤はすっきりとまとまっているのはシャネルのデザイン力の高さと言えるでしょう。
多機能と視認性、そしてデザイン性を両立した究極の1本です。
シャネルの定番モデルであるJ12のなかでも、レディース向けのおすすめ型番(品番)時計を紹介します。
■スペック
H0968は、レディース向けJ12でもっともスタンダードなデザインの時計です。
33mmのサイズにクォーツ式ムーブメントを搭載しているため、日常使いしやすいです。ラグジュアリーな印象をまといながらも、華美すぎることはないため、スーツスタイルやカジュアルファッションにも合わせやすいと言えるでしょう。
また、白色は汚れやすいという印象を抱く方もいるかも知れませんが、セラミックのためそういった心配がいらないのも嬉しいポイントです。
■スペック
H1628は、インデックス部分にダイヤが配されているゴージャスなデザインの時計です。33mmと女性の腕にちょうどいい大きさで、日付表示も備えているため、利便性も抜群です。
「スポーツウォッチを着けたいけど上品なデザインの時計がいい!」という方におすすめです。
インデックスがダイヤのため、アラビアインデックスの時計よりも、ゴージャスで上品な印象の強い仕上がりになっています。しかし防水性能200m、日付表示など、普段使いには申し分ない機能も備えています。
■スペック
H2569は、レディースでは定番の33mmのサイズよりもさらに小ぶりの29mmの時計です。
しかしインデックスはダイヤと12,3,6,9部分のみアラビアと、存在感のある文字盤です。カジュアル感とラグジュアリー感のバランスが優れているのもシャネルが為せる技と言えるでしょう。
オンオフ両方に使えます。「小ぶりだけど存在感のある時計がほしい!」という方におすすめです。ムーブメントはクォーツのため、止まりの心配をすることなく使えます。
シャネルの型番(品番)の確認方法について紹介します。
シャネルの腕時計は、カラーやサイズ、メンズ・レディース、機能などによって、数多くのモデルがラインナップされています。
とくにJ12は数が多く、パット見では違いがわからないこともあります。型番(品番)は、腕時計の種類を見分けるためにブランド側がつけているものです。
しかし、この型番(品番)の多くは、腕時計本体に記載されていません。
ではどこに書いてあるのかと言うと、ブランドの保証書に書かれています。そのため、中古でシャネルの腕時計を購入する際は、本体のみではなくブランドの保証書がついているものを購入するようにしましょう。
シャネルはコピー品も多いため、保証書がついているものは、本物であるという証拠にもなります。また、シャネルの型番は「H」で始まる特徴があり、定番モデルの例を上げると、
があります。どうしても特定の型番(品番)のものがほしいという場合は、その型番(品番)を覚えておくと、良いでしょう。
今回は、シャネルの腕時計について、おすすめモデルや型番の見方などについて解説してきました。
高級腕時計については、まだまだ知っておきたいことがあります。
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