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エルメスのおすすめ小物5選!バッグだけではないエルメスの魅力もご紹介

2024.09.13

世界的にも抜群の知名度と人気を誇る、フランスのハイブランド『エルメス』

エルメスはバッグのイメージが強い人もいるかもしれませんが、他にもさまざまなアイテムがあるんです。

そういうわけで今回は、エルメスの小物にフォーカスを当ててお話していきます。

おすすめの小物を具体的にご紹介しながらエルメスの魅力を掘り下げていくので、ぜひ参考にしてみてください。

エルメスのコンセプトとは

エルメスは、彼ら自身のことを「1837年から続く『現代のアルチザン(※)』」と称しています。

※アルチザン(artisan):フランス語で職人の意。

これは、彼らのコンセプトと精神を端的に表しているフレーズです。

独立した精神にあふれるアルチザンを大切にし、ものづくりに重要なノウハウを存続させることに重きを置いています。

そしてクラフトマンシップにのっとって自由と創造性を重んじ、ライフスタイルの変化に寄り添いながら長い間使えるものをデザイン。

自由と創造性に満ちたエルメスのクリエイティビティは、卓越した職人のノウハウによって支えられているんです。

“職人とそのノウハウにリスペクトを示しつつ、自由と創造性を忘れることなく、美しく現代的、時代に応じた機能的なオブジェ(製品)を作る”

これが、世界から認められてきたエルメスのコンセプトだといえるでしょう。

エルメスの魅力を改めてご紹介

粋なコンセプトを基に、エルメスはさまざまな魅力あふれる製品を生み出しています。

彼らのものづくりには、日本はもとより世界中の人々を惹きつける魅力があふれているんです。

  • 上質な素材
  • ユニークなデザイン
  • 熟練の職人による製品づくり
  • 独自のブランド哲学

これらの魅力をひとつずつ深掘りしていくので、さっそく見ていきましょう。

上質な素材

エルメスには16のメチエ(製品部門)があり、各メチエは日々最上の素材を研究しています。

その過程で選び抜かれた素材を使用し、職人の卓越したノウハウにより世界中の愛好家たちを魅了する製品が作られているんです。

例えば革製品には牛、山羊、エキゾチックレザーなど多様な皮革が使用されており、どれも選び抜かれた格別の素材。

彼らのものづくりのコンセプトの一つは“世代を超えて受け継がれる息の長いオブジェを作る”ことです。

最上級の素材は、エルメスが作り出すオブジェにとって欠かせない要素だといえるでしょう。

ユニークなデザイン

“自由と創造性”

これも、エルメスを構成する重要なコンセプトの一つです。

エルメスは歴史と伝統を重んじながらも、自由と創造性に満ちたクリエイティビティを大切しています。

エルメスのアイテムは、クラシックなバッグだけではありません。

中には遊び心にあふれた、ウィットに富んだデザインが施されたアイテムも生み出されています。

インスピレーションの源となる「年間テーマ」

エルメスでは1987年以来年間テーマを設けており、これを共通のアイデアの源として各メチエではさまざまなクリエイティビティが生み出されています。

テーマに沿ったモチーフのアイテムが限定でリリースされることも。

2024年の年間テーマは、「フォーブルの魂」です。

エルメスの第一号店、パリのフォーブル=サントノーレ24番地にちなんだテーマなんですね。

“24”は、エルメスにとっては特別な数字です。

数々のハイブランドのショップが立ち並ぶフォーブル=サントノーレ通り、その24番地は中でも一際有名で、エルメスにとっても象徴的なアドレスです。

2024年は、そんなところから着想を得たテーマが展開されています(2024年8月現在)。

このようにエルメスは常に探究心を持ち、ユニークなデザインを生み出すことにトライし続けているんです。

熟練の職人による製品づくり

コンセプトの項目でもお伝えしたとおり、自分たち自身を「現代のアルチザン(職人)」と称するエルメス。

彼らはアルチザンとそのノウハウ、サヴォワフェール(※)を非常に大切にしています。

POINT※サヴォアフェール(Savoire faire):フランス語の「savoire(知る)」と「faire(作る)」を掛け合わせて誕生した言葉は、一般的には「匠の技」などと表現されます。重要なのは、「匠」という言葉に潜んでいる「長年の歴史」というニュアンス。「長年の歴史により培われた、職人技と独自の美意識・審美眼」くらい深い意味を持つ言葉です。

歴史と伝統によって紡がれてきた職人の技とノウハウは、選び抜かれた素材と現代のイノベーション(技術革新)が融合し、エルメスの製品に生かされています。

エルメスの製品が愛好され、長く使用できる理由の一つはこの職人技にあるんです。

エルメスのアイテムの魅力と信頼性は、製品に宿る熟練の職人技にある、と言ってもいいでしょう。

独自のブランド哲学

エルメスのコンセプトと魅力を探ると、彼ら独自のブランド哲学が垣間見えてきます。

長い歴史と伝統に培われてきた技とノウハウ。

職人を大切にしつつ自由と創造性を重んじ、ウィットに富んだクリエイティビティを生み出そうとしています。

守りに入りすぎることなく、イノベーションも柔軟に取り入れるエルメスの製品。

古くて新しいその様子は、まさに「現代のアルチザン」です。

世界中に多くの愛好家を持ち、ブランドの魅力とアイテムを広げてきた背景には、こうした独自のブランド哲学が礎(いしずえ)にあったといえるでしょう。

おすすめのエルメスの小物5選

ここからは、こだわりのコンセプトを基に作り出されるエルメスの小物5選をご紹介します。

  • スカーフ
  • チャーム
  • カードケース
  • トレイ
  • ペンケース

どれもクリエイティビティあふれる小物ばかりです。

それぞれのおすすめポイントや魅力をご紹介するので、ぜひお気に入りを見つけてみてください。

スカーフ

スカーフはエルメスのブランドを象徴する製品の一つで、“文化遺産”と称されるほどです。

「カレ(Carrés)」と呼ばれる、正方形のシルクスカーフが初めて作られたのは1937年。

“カレ”はフランス語で「正方形」を意味します。

時代を超えて長く愛されているカレ以外にも、長方形タイプやバンダナタイプなど、さまざまな形状のスカーフが揃っているんです。

サイズや形状だけではなく、デザインもバラエティに富んでいるのがエルメスのスカーフの特徴。

自由で創造性豊かなクリエイティビティから生まれた、多種多様なデザインから選べます。

首に巻くもよし、洋服の一部としてアレンジするもよし、ネクタイのようにシャツに巻くもよし。

ヘアバンダナやバッグの持ち手に巻き付けるなど、アレンジ法はアイデア次第で無限です。

シルクの美しいスカーフは、私たちの日常を彩り豊かにしてくれるでしょう。

チャーム

エルメスには、チャームと呼ばれるレザーのアクセサリーがあります。

馬具からスタートしたエルメス、馬をはじめさまざまなモチーフをかたどったチャームは自由と創造性が十分に発揮された豊かな世界です。

中には遊び心にあふれた、フクロウやサメをモチーフにしたかわいいチャームも。

ウィットに富んだ、豊かなエルメスのクリエイティビティが息づいています。

見ているだけで楽しい気分になるチャームの中からお気に入りを見つけたら、バッグや持ち物につけて自分らしさを表現するのもおすすめです。

エルメスのチャームには、いくつも欲しくなってしまう魅力が詰まっています。

カードケース

キャッシュレス化が進む2024年は、カードケースがより重宝される時代になりました。

そんな私たちの日常に役立つ、シンプルで機能性の高いカードケースがエルメスでも人気です。

上質な素材でシンプルな見た目ながら、カード類を収納するポケットは複数あり機能性は十分。

また、動物などのモチーフをステッチで縫い上げたエルメスらしいユニークなデザインのアイテムもあります。

さらに、エルメスのカードケースに施された美しいステッチには、職人の技が活きているんですね。

このように財布代わりとしても使えるカードケースは、お手頃価格で手に入ることもあり人気アイテムの一つとなっています。

トレイ

幅広いアイテムが揃うエルメスのホーム オブジェ(ホームコレクション)の中でも、トレイはとりわけ人気の高いアイテムです。

  • 選び抜かれたレザーと精巧な作りで信頼のおけるクオリティ
  • どんなインテリアにも合う落ち着いたカラーとデザイン
  • さまざまな用途に使える

このような理由で、自宅用やギフトとして人気の高いトレイなんですね。

ここでも、厳選された素材と卓越した職人による技術が活かされているため、大切な人へのギフトとしても安心して贈れます。

特別な機会にエルメスのトレイを贈ったら、きっとあなたのセンスの良さに感激することでしょう。

このようにエルメスのトレイは、汎用性の高さと素材・デザインの良さを兼ね備えています。

ペンケース

スマホでスケジュール管理したりメモしたりする人が増えたため、ペンを持つ機会が少なくなってきた昨今。

それでもペンケースは子供や学生は言うまでもなく、大人にも必要なアイテムなんですね。

筆記用具も充実しているエルメスには、以下のタイプのペンケースが揃っています。

  • ジッパーで開け閉めするポーチタイプ
  • フタ部分をボタンで留めるタイプ
  • フタ部分をループに収めるタイプ
  • デスクに常設するトレイタイプ

選択肢は多く、好みや用途に応じて選べるところが魅力なんです。

ペンケースもトレイ同様ギフトとしても人気で、新社会人や人生の新たな門出を迎える人などに贈ると喜ばれます。

そして自分用として購入することで、普段の生活を豊かにしてくれるはずです。

このように、隠れた人気アイテムのひとつとしてペンケースをおすすめします。

エルメスの歴史を振り返る

独自のブランド哲学に基づいて、世界中の人々を魅了するアイテムを多く作り出してきたエルメス。

その歴史は、ハイブランドの中でも特に長いものです。

オリジナリティあふれるブランド哲学やコンセプトを生み出してきた歴史は、いったいどういうものでしょうか。

現在のエルメスを作り上げてきた彼らの軌跡を、辿っていきましょう。

創業者ティエリ・エルメス

エルメスの原点は1837年。

はじまりは、ティエリ・エルメスがパリのバス・デュ・ランバール通りに開いた小さな馬具工房でした。

ティエリが生み出す馬具は控えめで、洗練されていながらも頑丈で高い技術力を持ち合わせていたんですね。

1867年のパリで開催された万国博覧会では、女性用の鞍で銀賞を受賞するという快挙を遂げました。

このことからも、ティエリ・エルメスの並外れた技術力がうかがえます。

2代目シャルル=エミール・エルメス

創業者ティエリの息子のシャルル=エミール・エルメスは、のちにエルメスの象徴となる住所、フォーブル・サントノーレ通り24番地にアトリエを移した人物です。

彼はこの工房に店舗を併設し、エルメスはオーダーメイドの馬具と鞍を作るようになりました。

この頃からエルメスは、卓越した技術と製品でヨーロッパ全土に知られるようになります。

3代目エミール・エルメス

シャルル=エミール・エルメスの息子であるエミール・エルメスのもとで、ブランドは革新を遂げていきます。

2つの世界大戦を経て大きく変わっていった人々のライフスタイルに合わせ、エルメスは従来の馬具に加えて皮革製品を提案するようになっていきました。

ジッパーのエピソード

カナダに赴いた折、エミールは軍用車のボンネットの開閉に使われていたアメリカ製の「万能閉じ具」に魅了されます。

彼は1922年にこのシステムのヨーロッパでの独占権を獲得することを思いつき、その後エルメスのさまざまなバッグに取り入れました。

これは、現在では「ジッパー」「ファスナー」と呼ばれるもの。

エミールは現代では身近で実用的なものを柔軟な発想で製品に取り入れ、エルメスの発展に寄与します。

こうした実用的な目線を持ちつつも、生涯を通じて膨大な数の美術品を収集した美の探求者でもありました。

新たなメチエ(製品部門)への進出

エミールは、エルメスのルーツである乗馬の世界を愛しリスペクトしながらも、1925年にはエルメス初のメンズウェア・ゴルフ用ブルゾンを発表します。

続けて1927年にはジュエリー、1928年には時計とサンダルと顧客のスタイルをトータルで提案できる製品を展開。

そして1937年、「おすすめの小物5選」でもご紹介したシルクスカーフの“カレ”が登場したのも彼の時代です。

カレは、現在ではエルメスを象徴するアイテムの一つ。

エミールの時代にエルメスは文字通り革新を遂げ、大きく前進していきました。

4代目ロベール・デュマ

4代目のロベール・デュマは、エミールの4人の娘婿のうちの1人です。

1951年に義父を継いでエルメスの代表となったロベールの時代に、ブランドは目覚ましい発展を遂げていきます。

スカーフ“カレ”の発案や、のちに“ケリー”の名で親しまれるバッグのデザイン、現在のエルメスを象徴するモチーフの一つ「シェーヌ・ダンクル(※)」を生み出したのはロベールでした。

※シェーヌ・ダンクル:Chaîne d’Ancre:フランス語で「錨(いかり)の鎖」の意。

シェーヌ・ダンクル
シェーヌ・ダンクルは、ロベール・デュマ自身がノルマンディー海岸に係留された船を目にしたときに着想し、デザインを描いたブレスレットです。

現在ではエルメスのアイコニックなモチーフとして、ブレスレットにとどまらずバッグやアクセサリーなどにも使用されています。

バッグ「ケリー」

バッグ「ケリー」にまつわる逸話も、エルメスを象徴するものとしてとても名高いものです。

1930年代にロベールによりデザインされたバッグは、1956年にバッグを手にしたグレース・ケリーの写真が報道されたことにより世界中に広まったんですね。

エルメスは、バッグを愛用していたグレース妃への敬意を表して「ケリー」と名付けました。

5代目ジャン=ルイ・デュマ

1978年に5代目に就任したのは、ロベールの息子ジャン=ルイ・デュマ。

彼の時代に、エルメスはそれまでの独自のノウハウを基盤に、さらに新たなメチエを拡大していきました。

バッグ「バーキン」

ここで、ジャン=ルイ・デュマとジェーン・バーキンのエピソードをご紹介します。

パリからロンドンに向かう機内で偶然居合わせた2人の会話をきっかけに、彼がデザインしたのがバッグ「バーキン」。

ケリーとともに人気を二分するエルメスの代表的なバッグは、こうして1984年に誕生したんです。

年間テーマ

エルメスのさまざまなインスピレーションの源になる「年間テーマ」が設けられたのも、ジャン=ルイ・デュマの時代である1987年でした。

1987年は、エルメスにとって創業150周年という節目の年。

多くの分野に広がっていったエルメスのメチエは、一つの年間テーマに基づいて自由と創造性を発揮し、それぞれのクリエイティビティを生み出していきます。

このような彼の手腕は、エルメスに国際的な成功をもたらしていきました。

6代目ピエール=アレクシィ・デュマ

エルメスの国際的な活躍は、ジャン=ルイ・デュマの息子ピエール=アレクシィ・デュマに続いていきます。

2010年には、ジュエリーに加えてハイジュエリーのコレクションを発表。

翌年には初の家具用ファブリックと壁紙が登場し、エルメスのノウハウと創造性はさらに豊かに発展しています。

そして、2015年に始まったAppleとのApple Watch Hermèsのコラボレーション。

これは、エルメスがイノベーションにも柔軟であることを詳細にに物語っています。

歴史と職人、ノウハウをリスペクトしながらも、時代とライフスタイルに敏感に呼応し製品を作り出していくブランド哲学。

現在も多くの人々を魅了し愛好家が途絶えないのは、エルメスのこうした独自のブランド哲学があるからだといえるでしょう。

6代目のピエールにもエルメスのこの流れは受け継がれ、現代に続いていきます。

まとめ

今回はエルメスのコンセプト、ブランドの魅力から、それらに基づいて生み出される製品、おすすめの小物5選をご紹介してきました。

エルメスといえばバッグが有名ですが、ブランドのコンセプトは職人とそのノウハウを大切にしながらも、自由と創造性を追求するという軽やかなものだったんです。

スカーフ、チャーム、カードケースなど一つひとつに選び抜かれた素材と職人による技が活かされ、時に遊び心にあふれたウィットが感じられるアイテムも。

独自のブランド哲学に基づき、時代に呼応した製品を生み出してきた歴史も、とても興味深いものでした。

馬具から始まった工房は店舗を構えるようになり、その技術力で万博博覧会での受賞を勝ち得ます。

時代とライフスタイルの変化を敏感に察知し、ジッパーの独占販売権を取得しバッグに取り入れたのもエルメス。

バッグ「ケリー」は、著名人に愛用され世界的にもその存在を知られるようになりました。

現在に至るまで幅広い分野に展開を広げながらも、職人とその技を守り続け、Apple Watch Hermèsなどイノベーションとの融合も果たしています。

これこそが世界中に愛好家がいて、人々を魅了する理由と言えるでしょう。

こんなコンセプトと哲学によって作られたエルメスの製品の数々。

ぜひ一度手にとって、ウィットにあふれる彼らのブランド哲学とアイテムを確かめてみてください。