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2024.09.20
目次
「ハイブランドのアイテムが欲しいけれど、女性にはどのブランドが人気なの?」
多くの人々を魅了している『ハイブランド』。
ハイブランドに憧れてはいるけれど、そもそもあまり詳しく知らない人もいるのではないでしょうか。
などを知り、お気に入りのハイブランドのアイテムを見つけたいはず。
そういうわけで今回は、『女性人気のハイブランド10選』をご紹介していきます。
あわせて、ハイブランドの魅力や購入前に考えるべきポイントもお伝えするので、ぜひ参考にしてみてください。
ここでは、ハイブランドの魅力を以下のとおりお伝えしていきます。
ハイブランドに共通している魅力を、ぜひチェックしてみてください。
ハイブランドでは、厳選された高品質な素材を使って製品が作られています。
その理由の一つに、多くのブランドが創業当初から品質を追求したものづくりをしてきたことが挙げられます。
各ブランドによって成り立ちは異なり、たとえばルイ・ヴィトンやエルメスは創業者が職人出身なんですね。
彼らが作り出す製品の品質と信頼性が、市場に広まっていった要因の一つでした。
なお、ルイ・ヴィトンの成り立ちについては「ルイ・ヴィトンのモノグラムとは?代表的なロゴの種類や特徴、人気の理由を解説」で取り上げていますので、こちらもぜひご覧ください。
高品質な素材は、品質の良さや顧客の信頼を得る上で欠かせない要素です。
特にハイブランドの皮革製品は、高品質な素材と適切なお手入れにより10年単位で長く使えるものも多数あります。
したがって、ハイブランドの高品質な素材は大きな魅力だといえるでしょう。
多くの経験を積んだ一流のデザイナーが製品を手掛けている点も、ハイブランドの魅力です。
彼らはファッションにとどまらず、次に挙げるようなさまざまな分野からインスピレーションを得ているんですね。
そして、数々の流行と製品を作り出しています。
そんなデザイナーから作り出される製品は、定番・流行どちらのモデルにおいても洗練されたものばかり。
一流デザイナーから生み出されたモダンでスタイリッシュなデザインは、ハイブランドの大きな魅力です。
中には、100年以上の長い歴史を持つハイブランドもあります。
それぞれの伝統と歴史は、ブランドの文化遺産です。
長い歴史によって紡がれてきた職人技(サヴォアフェール)やクラフトマンシップ、過去の製品やデザインは、ブランド全体の価値にもつながっています。
また、ブランドには創業当時から受け継がれてきた手法や職人技・デザインがあり、それらは現在も製品に活かされているんですね。
たとえば旅行用のトランクからスタートしたルイ・ヴィトンは、耐久性やセキュリティのノウハウを現在のバッグにも活かしています。
さらに、デザイナーによって過去の製品やデザインが現代風に再解釈してアレンジされ、現在の製品に登場する機会も。
シャネルの「マトラッセ」は、創業者のガブリエル・シャネルが女性のためにデザインしたバッグで、カール・ラガーフェルドが現代風に再解釈したものでした。
このように、伝統や歴史を感じられるハイブランドの製品は、その背景にも多くの人々を引きつける魅力があるんです。
ここからは、ハイブランドを購入する際考えるべきポイントを、以下の4つにわけてお伝えしていきます。
それぞれ掘り下げていくので、参考にしてみてください。
ブランドやアイテムによって異なってくるものの、ハイブランドの予算は一般的な製品よりも高めになるでしょう。
参考までに、価格帯別に購入できるアイテムをピックアップします。
まず予算10万円までは「エントリーアイテム」と呼ばれ、ハイブランドの中でも価格が低めの製品が該当します。
ハイブランドを試してみたいけれど、いきなり高額商品を買うのは抵抗がある人におすすめの価格帯です。
また、エントリーアイテムでそのブランドの使用感を確かめるのも一つの方法。
次に10~50万円の価格帯では、引き続きエントリーアイテムのカードケースや財布から、ブランドによってはバッグも入ってきます。
財布やバッグはお手入れをすれば長く使えるものも多く、コストパフォーマンスがいいのもこの価格帯の魅力です。
そして50万円以上の価格帯になると、資産価値になり得るアイテムが入ってきます。
一生物として自分が使うだけでなく、リセールバリュー(取得したものを再び売却した時の価値、資産価値)も大きく加味される価格帯です。
万一手放すことになった場合にも、それなりの価値を生み出してくれるものが多いでしょう。
これらを考慮して、予算を考えてみてください。
ハイブランドのアイテムをいつ使うのかを考えることも、購入の際に考えるべきポイントです。
というのも、なんとなく買ってしまうと出番がないかもしれないから。
そこで、ハイブランドを「いつ」「どんな場面で」「どういう風に」使うかをイメージしてみましょう。
「何となく財布がほしいと思っていたけれど、カードケースの方が手頃な価格だし財布代わりにもなりそう」
「ハイブランドのバッグは持って行く場所のイメージがいまいち湧かない。でも、財布なら持ち歩く場所にこだわらないから買ってみようかな」
「日常的に使うなら、トートバッグが使いやすいかも?」
このように、少し想像してみるとさまざまな選択肢が出てくるのではないでしょうか。
自分の欲しいものを買うのが一番ですが、後悔しないお買い物のためにぜひ一度使う機会をイメージしてみてください。
デザインも、ハイブランドを購入する際に重要なポイントです。
まず、デザインが自分のスタイルにフィットしているかを考えてみてください。
これらを想像することで、選ぶべきデザインが決まってくるはず。
「このデザインが好き」
「お気に入りのデザインだから」
という理由で購入するのもありですが、できれば実際に使う機会をイメージしてみましょう。
デザインが自分や使用する場面にフィットしているかわからない場合、家族やパートナー、友人などに意見を聞いてみてください。
客観的な意見は、アイテムを選ぶ時の大きなヒントになります。
次に、定番のモデルか流行のデザインかも考慮する必要があります。
特にウエアやバッグで流行のデザインの場合、一定の期間が過ぎると使いにくくなることが。
あとで飽きたり後悔したりすることのないよう、アイテムのデザインは立ち止まって考えたいポイントです。
使い勝手の良さも、ハイブランドを購入するうえで欠かせないポイントです。
など、使い勝手に影響するポイントは複数あるんですね。
個人によって好みや感覚が異なるため、できれば店頭で実際に商品を手に取ってみることをおすすめします。
ハイブランドの直営店は入りにくい人は、中古品販売店という選択肢もあります。
店頭ではインターネットにない情報が得られることもあるため、ぜひ実物をチェックして使いやすそうな商品を選んでみてください。
これまで、ハイブランドの魅力や購入する際に考えるべきポイントをお伝えしてきました。
さまざまな魅力や考えるべきポイントが把握できたところで、どのブランドが人気なのか気になってきたのではないでしょうか。
そこでここからは、「女性に人気のハイブランド10選」をご紹介していきます。
各ブランドの概要や人気がある理由を取り上げるので、ぜひ参考にしてみてください。
『ルイ・ヴィトン』は、世界で最も知名度が高く人気があるハイブランドの一つです。
トランク製造職人としてスタートした創業者ルイ・ヴィトンが、自らのアトリエをフランス・パリのヌーヴ・デ・カプシーヌ通りに開いたのは1854年でした。
当時大きく変わりつつあった移動手段の変化に伴い、丈夫で堅牢なトランクの需要にぴったりはまった彼のビジネスは早期に拡大し、現在に至ります。
技術とノウハウは現在の製品にも受け継がれており、中でもバッグはその象徴といえるでしょう。
なお、モノグラムや、ルイ・ヴィトンのバッグが普段使いしやすい理由について、以下で解説していますのでぜひご覧ください。
ルイ・ヴィトンのモノグラム定番バッグ12選!特徴やおすすめポイントもご紹介
ルイ・ヴィトンの普段使いしやすいバッグ5選!選ぶポイントも解説
説明するまでもないくらい、知名度・人気ともに抜群のブランド『シャネル』。
1910年に、創業者のガブリエル シャネルがパリのカンボン通りに帽子店「シャネル モード」をオープンしたのがブランドのはじまりです。
ハイブランドの中でも、シャネルにおいて特に際立っているのは以下の点でしょう。
女性たちの心を掴むには、十分過ぎるほどの偉業でした。
そして、シャネルを象徴するアイテムは次に挙げるとおり。
これらには、洗練されたデザインと優れた機能性があふれています。
現代もガブリエル シャネルのブランド哲学がそこここに感じられることは、シャネルならではの魅力です。
『エルメス』も女性に人気のハイブランドで、原点は1837年にさかのぼります。
創業者のティエリ・エルメスがパリのバス・デュ・ランバール通りに開いた小さな馬具工房がはじまりでした。
オーダーメイドの馬具と蔵の卓越した技術はヨーロッパ全土に拡大していき、今では以下のとおり多くの製品を展開しています。
創業時から続く伝統と職人技を大切にしながらも、ウィットに富んだ創造性で時代に応じた製品作りを続けるブランド哲学。
「エルメスのおすすめ小物5選!バッグだけではないエルメスの魅力もご紹介」ではエルメスの歴史もご紹介しています。
ぜひご覧ください。
有名なバッグ「バーキン」を生んだ逸話も、エルメスの柔軟なクリエイティビティを細かく示しています。
独自のブランド哲学で、大量生産は行わずに高品質で美しい製品を作り続けるエルメスの戦略は、現在も世界中に多くの愛好家を生み出しています。
『クリスチャン ディオール』も、人気のハイブランドとして常に上位にいます。
創業者のクリスチャン・ディオールは、1946年にパリのモンテーニュ通りにブランドを立ち上げました。
クチュールメゾン(※)としてスタートしたクリスチャン ディオール(ブランド)は、翌年の1947年ファーストコレクションの発表を機に瞬く間に成功を収めます。
※クチュールメゾン(couture maison):仕立て服、注文服を扱うブランド、会社。フランスのファッションブランドでは、自分のブランド・会社を指して「メゾン」という表現が頻繁に使用される。
初代のクリスチャン・ディオールが描いたのは、花や庭園、アート性が高く女性的な美しい世界観。
彼の急逝後6人の後継デザイナーに引き継がれ、今も世界中で高い人気を誇っているのは周知の通りです。
現在は、女性用ファッションウェアにとどまりません。
このように、幅広く扱っている世界でも名だたるハイブランドの一つです。
人気のハイブランドといえば、『グッチ』もはずせないでしょう。
1921年、グッチオ・グッチがイタリア・フィレンツェのヴィーニャ・ヌオーヴァ通りに、英国スタイルのラゲージ(旅行かばん)を扱うショップをオープンしたのがはじまりです。
ロンドンの一流ホテル、ザ・サヴォイでポーターとして働いていた彼は、国際的な上流社会の洗練された文化と接します。
そこでゲストたちのスーツケースを見ながら、いつか自分の名を冠したラゲージを作りたいと考えたことがきっかけでした。
イタリアの卓越したクラフツマンシップ、トスカーナの比類ない素材と職人技で作り上げられる高品質な皮革製品はすぐに評判となります。
その流れは受け継がれ、今ではグッチのアイコニックな存在のバンブーハンドルのバッグ、乗馬から着想を得たホースビット ローファーなど人気商品が生み出されていきました。
高品質で伝統とディテールにこだわった特徴は保ちつつも、近年は人気デザイナーがストリートカルチャーの要素をミックスしたコレクションを展開。
若年層を中心に幅広く人気を集めています。
『プラダ』も、女性に人気のハイブランドの一つです。
2006年の映画『プラダを着た悪魔』でその名を世界に轟(とどろ)かせたプラダは、1913年イタリア・ミラノでマリオ・プラダによって創立。
質の高い素材で高価なバッグやトランクなどの皮革製品を作り、提供する店舗でした。
1919年にイタリア王室御用達に指名されたプラダは、高級ブランドとしての地位を確立します。
その後、マリオ・プラダの孫ミウッチャ・プラダがファミリービジネスに参加。
長い低迷期を経て彼女が生み出した工業用ナイロン素材のバッグは、世界的な人気商品となりました。
彼女の洗練されたクリエイティビティ、伝統と歴史を融合させたセンスはそれまで低迷していたプラダを復活させたんです。
現在ではバッグ以外にも、ウエアやシューズ、化粧品など多くの分野に展開しています。
ミウッチャの作り出すスタイリッシュで洗練されたデザインは多くの女性の心を掴み、現在はバッグを中心に世界中で根強い人気を誇っています。
『ロエベ』も、女性に人気のハイブランドです。
1846年、スペインのマドリードで小さな皮革製品の工房としてスタートしました。
洗練されたデザインと高い品質でスペイン貴族の間で話題となり、1905年にはスペイン王室御用達の称号を受けます。
その後、スペインから世界へと名声を広げていったロエベ。
この2つは、ロエベが世界的に認知されるきっかけとなった象徴的なモチーフとアイテムです。
「クラフト」が彼らのエッセンスであり本質というロエベは、マスター・オブ・レザーとも呼ばれる信頼性の高いブランドなんですね。
高級感のあるデザインと機能性、職人技によるバッグが人気です。
『セリーヌ』も、女性の愛用者が多いハイブランドとして挙げられます。
1945年、パリのマルトゥ通りでセリーヌ・ヴィピアナがオーダーメイドの高級子供靴専門店としてスタートしました。
評判を得た子供靴から婦人靴の注文を得るようになり、1960年代にレザーグッズやアクセサリー、1987年にはプレタポルテ(高級既製服)と事業を展開していきます。
低迷期を経て90年代、マイケル・コース、フィービー・ファイロなど著名デザイナーが就任し人気アイテムを輩出、勢いを取り戻していきました。
浮き沈みを経験した中で転機になったのは、セリーヌを象徴する『イット・バッグ(※)』。
これらのシンプルで洗練されたタイムレスなデザイン、高品質な作りと機能性を備えたバッグは、幅広い層の女性に根強い人気を誇っています。
※イット・バッグ:1990年代、2000年代においてファッション業界で口語的に使われ始めた言葉。高価なデザイナー・ハンドバッグのブランドや型で、人気が高くベストセラーになっているものを指す業界用語。
『フェンディ』も、幅広い年齢層の女性に支持されているハイブランドです。
1925年、フェンディ夫妻がイタリア・ローマのプレビシード通りに、ファー工房併設の皮革小物店をオープンしたのがはじまりでした。
毛皮のコートが大ヒットしたのを皮切りに、ブランドは躍進を遂げていきます。
創業者夫妻の5人の娘たちもビジネスに参画し、1965年にはカール・ラガーフェルドがデザイナーに就任。
彼らにより、フェンディの象徴となる「ダブルF」や人気バッグが生み出されていきます。
イタリアの伝統ある豊かな職人の技を背景に、ウィットに飛んだアイデアと洗練されたデザインが特徴のフェンディ。
世界の著名人が「バゲット」や「ピーカブー」、「バイザウェイ」などアイコニックなバッグを愛用してきたのも、その品質とデザインの信頼の証といえるでしょう。
「イントレチャート(※)」が有名で、女性にかなり人気のあるイタリアのハイブランド、『ボッテガ・ヴェネタ』。
※イントレチャート:イタリア語で「手編み込み」を意味する言葉。柔らかなレザーをテープ状に裁断して、職人が手作業で丁寧に編み込んでいく技法のこと。
1966年、ミケーレ・タッデイとレンツォ・ゼンジアーロ夫妻によって創設されました。
彼らがブランドを立ち上げた目的は、イタリアの職人技を活かした皮革製品を製造・販売すること。
創業のヴェネト州ヴィチェンツァにちなんだ「ヴェネト州の工房」というブランド名からも、彼らの職人と職人技を重視する哲学が感じられます。
ボッテガ・ヴェネタの製品には、ブランド名が載っていた時期もありました。
しかしトーマス・マイヤーがデザイナーに着任以後、製品からロゴをなくし卓越したクラフツマンシップと機能美を軸にした戦略に。
現在では、ウエアやシューズ、ジュエリー、フレグランスなど多岐に渡って展開しています。
主にバッグを中心とした皮革製品が、男女問わず人気のブランドです。
今回は、『女性人気のハイブランド10選』をご紹介してきました。
選び抜かれた素材、職人によって培われてきたその技を活かし、洗練された製品を世に送り出しているハイブランドの数々。
製品を購入する際に考えるべきポイントは、ぜひチェックしたいところです。
ブランドの成り立ちやこだわりを知ると、これまでとは違った目線でハイブランドの世界を楽しめるのではないでしょうか。
ぜひ、お買い物のヒントにしてみてください。