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メゾンマルジェラとは?ブランドの歴史や世界観について解説

2024.10.25

フランス発のラグジュアリーブランドとして、独特の世界観を持つ『メゾンマルジェラ』

アンチモードなスタイルが人気を集めるメゾンマルジェラについて、知りたい方もいるでしょう。

  • メゾンマルジェラにはどんな歴史があるの?
  • メゾンマルジェラの創業者はどんな人?
  • ブランドの特徴や世界観はどう?

など、いろいろと気になることも多いはずです。

そこでこの記事では、『メゾンマルジェラの歴史と特徴的な世界観』について詳しくお伝えしていきます。

メゾンマルジェラに関心のある方は、ぜひ参考にしてみてください!

メゾンマルジェラの歴史

メゾンマルジェラは1988年に、ベルギー生まれのデザイナー、マルタン・マルジェラによって設立されたブランドです。

現在はヨーロッパからアメリカ、中国、日本など、世界中に店舗を持つ高級ブランドに成長しています。

ここでは以下の3つの時期にわけて、メゾンマルジェラの歴史を見ていきましょう。

  • 創設者マルタン・マルジェラの生い立ち
  • メゾンマルジェラのブランド設立
  • マルタン・マルジェラ引退後~現在

それぞれについて、以下から詳しくお伝えしていきます!

ブランド創設者マルタン・マルジェラの生い立ち

メゾンマルジェラの創設者マルタン・マルジェラは、成功したデザイナーの王道といえる道を歩んでいます。

1957年にベルギーのヘンクで生まれたマルジェラは、18歳でアントワープ王立芸術学院に入学。

2年間デザインを学んで卒業すると、イタリアのファッション会社に就職します。

そして1984年にジャン=ポール・ゴルチエのファッションショーを見て感動すると、彼のアシスタントとして働き始めました。

その後1987年までの3年間ゴルチエのもとで修行を積み、1988年に自身のブランド『メゾン・マルタン・マルジェラ』を設立します。

①学校でデザインを学ぶ

    ↓

②著名なデザイナーのもとで修行

    ↓

③自身のブランドの立ち上げ

まさに、ファッションデザイナーの典型的な道を歩んだ人だったことが分かります。

1988年ブランド設立

メゾンマルジェラはブランド設立から、創設者マルジェラの引退までの20年間に、世界中に店舗を広げていきます。

1988年に設立されたメゾンマルジェラは、同年パリのコレクションでデビューしました。

翌年には第1回アンダム・ファッションアワードで、最優秀ファッションデザイナー賞を受賞します。

その後アンダムで得た賞金を使って、会社をパリのサン=ドニ通りに移転すると、『アトリエ・アーティザナル』をオープン。

2002年には大手ファッション企業グループの支援を受けて、店舗を拡大していきます。

こうしてメゾンマルジェラは東京やパリ、ブリュッセルなど、世界中に店舗を広げていきました。

そして2008年、メゾンマルジェラの創立20周年を記念するショーを最後に、創設者マルタン・マルジェラは引退します。

以上のようにメゾンマルジェラは短期間で国際的な成功を収め、ファッション界に大きな影響を与えました。

マルタン・マルジェラ引退後~現在

創設者マルタン・マルジェラが引退したあとも、メゾンマルジェラの人気はさらに高まっていきます。

マルジェラ引退後、5年間は彼の意思を継いだデザインチームが運営を行っていました。

その後、2014年にクリスチャン・ディオールの元デザイナーであるジョン・ガリアーノが、クリエイティブディレクターに就任。

2015年には、ブランド名を『メゾン・マルタン・マルジェラ』から『メゾンマルジェラ』に改めます。

それからガリアーノは人気商品の形や色のバリエーションを増やして、さらに多くの人気アイテムを生み出していきました。

ガリアーノのデザインはより日常的で使いやすかったため、一層多くの人に親しまれたんです。

こうしてガリアーノの手腕により、メゾンマルジェラは売上・店舗数を爆発的に伸ばしていきました。

現在もブランドの特徴的なデザインを活かした、さまざまな人気商品を生み出しています。

メゾンマルジェラの特徴的な世界観

メゾンマルジェラには、以下のような特徴があります。

  • アンチモードのスタイル
  • 徹底した匿名性
  • カレンダータグに込めた想い
  • スタッフの白衣

いずれもメゾンマルジェラの独特な世界観を作るポイントとなっています。

それぞれについて、以下から詳しく見ていきましょう!

アンチモードのスタイル

メゾンマルジェラは流行や既存の美のイメージに囚われない、「アンチモード」のスタイルを追求しています。

このアンチモードは、創設者のマルタン・マルジェラの精神を受け継いでいるんです。

たとえば設立当初のパリコレクションでは、当時主流だったゆるめのシルエットに対抗して、タイトで体にフィットする服を提案

また、『デストロイ・コレクション』と呼ばれるマルジェラの挑戦は、新たなトレンドとなりました。

具体的には、以下に挙げるようなスタイルを提案したんですね。

  • デザインが古着風のニット
  • 縫い目を外側に見せるトップス
  • クラッシュデニム

まるで貧困者を連想させるスタイルを、自信を持って世に打ち出しました。

そしてプロのモデルではなく、あえて一般人を起用するといった珍しい試みもしています。

さらにモデルの顔をマスクで隠して服に注目させるという、他のブランドとまったく異なる驚きの演出を行ったことも有名です。

こうして独自の世界観を作り上げたメゾンマルジェラは、現在もさまざなトレンドを生み出しています。

徹底した匿名性

創設者のマルタン・マルジェラは、徹底して匿名性を貫いたことでも有名です。

マルタン・マルジェラは「有名になりたくない」「匿名でいたい」という信念のもと、メディアに一切顔を出しませんでした。

インタビューはすべて書面で行われ、顔写真もほとんど公開されていません。

こうしてブランドが有名になっても、マルジェラ自身はほとんど表舞台に出てこないまま、ひっそりと引退を迎えました。

以上のことからマルジェラには、とてもミステリアスなイメージが付いています。

カレンダータグに込めた想い

メゾンマルジェラのブランドタグは『カレンダータグ』と呼ばれる独特のもので、ブランドの想いが込められています。

カレンダータグは小さなコットンの布切れに、0〜23の数字がカレンダーの日付のように並べられたものです。

ブランド名の記載が一切ないところが、他のブランドと異なっています。

このデザインには「ブランド名ではなく、服そのものから価値を感じてほしい」というマルジェラの想いが込められているんです。

そのためカレンダータグは簡単に取り外せるように、四隅を白い糸のステッチで仮止めされています。

ただし現在は、このカレンダータグ自体がブランドの象徴のようになっているのも事実。

したがってブランドロゴのような感覚で、あえてタグを付けたまま使用する人も多くいます。

タグが表す意味

メゾンマルジェラのカレンダータグの数字には、以下のような意味があります。

このように13通りで、抜けている数字もあるんですね。

カレンダータグは商品ごとに上記のいずれかの数字が◯で囲まれており、それぞれの意味を示しています。

購入時には上記の数字を参考に、自分に合ったものを選んでみてください。

スタッフの白衣

メゾンマルジェラのスタッフは、販売員からクリエイティブのチームまで全員白衣を着ています。

これは服を売る人も作る人も、同じチームの一員であることを示しているんです。

こうして業務ごとの境界をなくすことで、仕立て職人を含むすべてのスタッフへの敬意を表しています。

実際に創設者のマルタン・マルジェラは、インタビューでは常に「I(私)」ではなく「we(私たち)」と語ったとのこと。

それだけチームへのリスペクトを持っていたんですね。

現在ではこの白衣は、メゾンマルジェラのブランドを象徴するユニフォームとなっています。

なぜ直営1号店を日本に?

メゾンマルジェラが直営1号店を日本にオープンした理由は、ファンが多かったこともありますがそれだけではありません。

創設者マルタン・マルジェラと日本のつながりも関係しているんです。

たとえばマルジェラは、コムデギャルソンの川久保玲やヨウジヤマモトの山本耀司など、日本のデザイナーに強く影響を受けたことが挙げらます。

川久保氏や山本氏の作品に見られるアンチモードの精神を、マルジェラのデザインに反映。

さらにブランドの人気商品である『タビシューズ』は、マルジェラが日本で足袋を履いた作業員を見たことから着想を得ているんです。

このようにマルジェラと日本の深いつながりもあって、直営1号店が東京にオープンすることになりました。

新たな可能性を見出した「Tabi (足袋)シリーズ」

メゾンマルジェラの人気商品である『Tabi (足袋)シリーズ』は、現在ブランドを代表するアイテムになっています。

初めて発表されたのは1989年で、「タビシューズ」と呼ばれる足袋の形をしたブーツでした。

これはマルジェラが日本を訪れた際に、足袋を履いた作業員を見て着想を得たと言われています。

そのデザインは「着る現代アート」と言われ、独特なスタイルと和の要素が多くのファンを魅了しました。

その後もタビシューズはブーツだけでなく、フラットシューズやサンダル、スリッポン、スニーカーなど、幅広く展開されています。

現在では性別を問わず、さまざまな層から人気を集めるシリーズになっているんです。

「財布」も人気アイテムのひとつ

メゾンマルジェラの財布も人気アイテムのひとつです。

余計な装飾を排除したシンプルで洗練されたデザインにより、男女問わず使用できる点が魅力となっています。

またブランドの象徴である四隅のステッチも、デザインとして取り入れられているんですね。

素材もこだわりの高品質なレザーが使用されていることから、なめらかな触り心地を楽しめます。

さらに耐久性もあるため、長期間使用することで経年変化も味わえるでしょう。

カラーはブラックやホワイト、ダークブルーなどのベーシックカラーが中心ですが、時期によってはパステルカラーのような鮮やかな色も扱っています。

長財布から、二つ折り、三つ折り、ジッパー付きなど、種類も豊富です。

なかにはカレンダータグ(ナンバリングロゴ)があしらわれた財布もあり、デザインの一部として楽しめるところも人気の理由なんですね。

なお財布は5〜13万円ほどと、高級ブランドとしては手を出しやすい価格帯なので、初めての方にもオススメできます。

まとめ

今回は「メゾンマルジェラの歴史と特徴的な世界観」について詳しくお伝えしました。

メゾンマルジェラは1988年に、ベルギー生まれのデザイナー、マルタン・マルジェラによって設立されたブランドです。

現在はヨーロッパからアメリカ、中国、日本など、世界中に店舗を持つ高級ブランドに成長しています。

アンチモードのスタイルが魅力的なメゾンマルジェラには、タビシューズやシンプルで洗練された財布など、独自の商品が豊富です。

またハイブランドの中では手を出しやすい価格帯なので、初めての方にもオススメします。

今回の記事でメゾンマルジェラが気になった方は、ぜひYahoo!ショッピングをのぞいてみてください!