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2024.11.19
目次
フランス発祥の人気ファッションブランド『クロエ』。
誕生から半世紀以上が経つ老舗ブランドであるクロエに興味をもち、詳しく知りたいと思っている方がいるのではないでしょうか。
など、クロエについていろいろと気になりますよね。
そこで今回は『クロエの歴史や魅力』について、詳しくお伝えしていきます。
あわせて「シーバイクロエとの違い」についてもお話しするので、ぜひ参考にしてみてください!
クロエは1952年にエジプト出身のデザイナー、ギャビー・アギョンによって設立されたブランドです。
洋服だけでなくバッグや財布、香水、アクセサリーなど幅広いアイテムを扱うクロエは、世界中の女性から支持を集めています。
そんなクロエの歴史について、以下の3つのセクションに分けて見ていきましょう。
それぞれについて、以下から詳しくお伝えしていきます!
クロエは1952年に当時フランスに住んでいた、ギャビー・アギョンという女性によって創立されました。
ギャビー・アギョンは元々エジプトの貴族出身です。
しかしフランス式の教育を受けたのち、フランスに移住してクロエの設立に至っています。
当時は高級ブランド服といえば、オーダーメイドで製造する『オートクチュール』が主流でした。
そのため一般市民はブランド服に手が出せず、品質の低い既製服しか着れなかったんです。
そんなときにギャビー・アギョンが打ち出したのが、伸縮性のある高級生地を使った、体にフィットする既製服でした。
この服は『ラグジュアリー・プレタポルテ』と呼ばれ、一般の人にも手が出せるブランド服となったんです。
1963年になるとクロエは、当時勢いが盛んだった新星デザイナー、カール・ラガーフェルドをクリエイティブディレクターに迎えます。
ラガーフェルド氏が発表した香水は大人気となり、クロエの名前を世界中に広めました。
その後クロエはスイスの高級ラグジュアリーグループであるリシュモンの傘下に入り、いっそう世界進出を進めていきます。
2001年には当時若干24歳であったフィービー・ファイロが、クロエの後を継ぎました。
ファイロ氏はプレタポルテだけでなく、バッグや靴、アクセサリーなどの幅広いアイテムを展開していきます。
2002年には『パディントン』というクロエのアイコン的なバッグを生み出し、クロエのブランドの価値を確立していったのです。
2023年にシェミナ・カマリがクリエイティブ・ディレクターに就任することで、新生クロエが誕生しました。
ドイツ生まれのカマリ氏はロンドンの有名な芸術大学で優秀な成績を納め、芸術修士号を取得しています。
その後クロエでキャリアをスタートし、フィービー・ファイロのもとで長年研鑽を積みました。
それからサンローランのデザインディクレターとしても活躍したのち、クロエのリーダーとして再び戻ってきたんです。
カマリ氏はクロエのオーナーとの話し合いで、「最初にクロエを好きになったときの気持ちを取り戻したい」と語ったと言います。
そして「直感、自由、本能的な女性のエネルギー」をテーマに、70年代のファッションをモダンに再解釈する試みを実践中です。
そんなカマリ氏率いる新生クロエの今後の展開に、期待が寄せられています。
クロエの名前の由来は、バレエ音楽の『ダフニスとクロエ』のクロエから来ています。
この作品は、古代ギリシャの作家ロンゴスの『ダフニスとクロエにまつわる牧人風のレスボスの物語』を原作としているものです。
クロエの創設者ギャビー・アギョンは、あるときパリのシャトレ座でこの作品を鑑賞しました。
そしてヒロインのクロエの美しさに大変な感銘を受け、自身のブランド名としたんです。
動きやすくて華やかなクロエのファッションイメージと重なる、ピッタリのブランド名ですね。
クロエのブランドコンセプトは、『ラグジュアリー・プレタポルテ』です。
ラグジュアリー・プレタポルテとは高級な生地を使った既製服のことで、動きやすくて価格が手頃という特徴があります。
クロエが設立された当初は高級服といえば、オートクチュールというオーダーメイドで作られる重厚感のある服のみでした。
そんな時にクロエは、手頃な価格でありながら高品質で動きやすい服を生み出したんです。
それによって高級服は、裕福な女性だけのものから一般人や若年層に身近なものへと変化しました。
このような経緯から、クロエは現在も人々の生活に身近な高級ブランドとなっています。
クロエの魅力は主に以下の3つです。
こういった魅力を持つクロエのアイテムは、現在もセレブから一般人まで世界中の女性の人気を集めています。
それぞれについて、以下から詳しく見ていきましょう!
クロエのアイテムの魅力は、エレガントとフェミニンを兼ね備えているところです。
たとえば高品質な素材と上品なデザインは、高級感あふれるエレガントな雰囲気を演出してくれます。
とはいえ、決して主張が派手すぎることはありません。
重苦しさや硬さを感じさせないシンプルで軽やかなデザインになっているので、大人の落ち着いた雰囲気を引き立ててくれます。
さらにクロエのデザインは、女性らしい可愛らしさや優雅さも大切にしているんです。
このようなことから、クロエのデザインは上品でエレガントな魅力と女性らしいフェミニンな雰囲気を両立させてくれます。
上質な素材で高級感があるのも、クロエのアイテムの魅力のひとつです。
クロエのアイテムは高級レザーなどを使用することで、ラグジュアリーブランドらしい高品質で洗練された雰囲気を作り上げています。
またデザインだけでなく、機能性や実用性の高さも評価されているんです。
たとえばバッグならサイズの種類が豊富なため、用途に合わせたアイテムを選べます。
さらに収納性が高いバッグも多くあり、丈夫で長持ちすることから仕事用としても人気なんですね。
普段使いしやすいアイテムの質が高く、高級感があるのはうれしいポイント。
以上のように高級素材を使ったクロエのアイテムは、デザイン面でも機能面でも優れているため幅広い用途で使われています。
クロエの最大の特徴であり魅力は、シンプルで上品なアイテムが多いことです。
基本的に過度な装飾をなくし、レザーなどの高品質な質感を活かしたシンプルな作りになっています。
このようなシンプルなデザインは流行に左右されず、いつの時代も身につけやすいです。
またどんなコーディネートにも合わせやすいことも、幅広い女性から人気を集める理由になっています。
ブランド品の着こなし方が分からないという方も、クロエならさりげなく取り入れられるのでオススメです。
ここでは、以下の3つのクロエ定番ラインについてお伝えしていきます。
それぞれの商品の特徴や人気のポイントについて詳しくお話しするので、ぜひ参考にしてみてください。
さっそく見ていきましょう!
『ウッディ』は、クロエのブランドロゴをデザインに取り入れたバッグです。
全体的に派手すぎず落ち着いた色合いの、ベージュやブラウン系がベースになっているものが多いため、どんなコーディネートにも合わせやすくなっています。
またリネンやレザーなどの丈夫な素材が使われていることから、耐久性もあるんですね。
サイズはラージからナノまで幅広くあるので、用途に応じて好みのものを選ぶといいでしょう。
シンプルなデザインは仕事にもプライベートにも合わせやすく、初めてクロエを買う人にもおすすめです!
クロエの『アルファベット』ラインでは、財布などの小物類を扱っています。
アルファベットラインの特徴は、レターチャームと呼ばれるアルファベットのアクセサリーを付けられることです。
AからZまでの好きなアルファベットを、自由に選んで付けられます。
たとえば自分や恋人、子どもなどのイニシャルを付けることで、パーソナルで特別なアイテムにできるんですね。
ちなみにアルファベットの由来は、創設者ギャビー・アギョンが自分のコレクションをアルファベット順に名付けたことから来ています。
そんなクロエの歴史が詰まったアルファベットチャームは、アイテムと持ち主の魅力を一層引き立ててくれるでしょう。
『マーシー』は2005年に誕生したクロエの人気ラインで、とくに有名なのはバッグです。
正面に馬蹄のようなU字型のステッチが施された印象的なデザインのマーシーバッグは、世界中のファンの人気を集めています。
またトートバッグやホーボーバッグ、ハンドバッグなど種類もさまざまです。
さらにカラーもベージュなどの落ち着いたものから、ピンクやブルーなどの鮮やかなものまであるので、好みのものを見つけやすいでしょう。
バッグ以外にもウェアやシューズ、ベルトなどラインナップも豊富です。
そのため、クロエでどのラインがいいか迷ったらまずはマーシーラインをチェックしてみてください!
クロエは地球にも人にも配慮したサステナブルなモノづくりに取り組んでいます。
2021年には、ラグジュアリーブランドとして初めて『B Corp認証』を取得して注目を集めました。
『B Corp認証』とは、企業の透明性や社会・環境への影響などについて、厳しい基準を満たした企業に贈られる称号のことです。
これはクロエの、社会と環境に配慮したサステナブルなモノづくりが評価された結果だといえます。
そんなクロエは現在も、以下のようなスローガンを掲げているんです。
”Women Forward。より公平な未来のために。”
これは環境への配慮だけでなく、女性の地位向上やジェンダーに基づく不平等の是正などへの想いも込められています。
ファッションのみならず社会や環境にきちんと責任を持つクロエは、企業としても信頼性が高いといえるでしょう。
シーバイクロエとは、2001年に誕生したクロエのカジュアルラインのことです。
通常のクロエのアイテムよりもリーズナブルな価格帯で販売されているため、若い世代の人も購入しやすくなっています。
具体的にはクロエのバッグが10万以上の高価格のものが多いのに対して、シーバイクロエは5万円ほどから購入できるんです。
また、デザインもよりカジュアルな雰囲気のものが多くなっています。
以上のことから、シーバイクロエは「もっと気軽に持ちたい」「価格を抑えたい」と考えている人におすすめです。
今回は『クロエの歴史や魅力』について、詳しくお伝えしました。
クロエは1952年、エジプト出身のギャビー・アギョンという女性によって創立された歴史あるブランドです。
高級服を、富裕層の女性だけものから一般市民や若い世代に身近なものへと変化させるという、大改革を起こしました。
そんなクロエのシンプルで上品なデザインは、現在も世界中の女性から人気です。
数あるアイテムは大人のエレガントな雰囲気と、女性らしいフェニミンな可愛らしさを合わせ持っています。
なお、できるだけコストを抑えたい人にはシーバイクロエもおすすめです。
シーバイクロエは、クロエのアイテムをよりカジュアルで低価格にしたラインなので購入しやすくなっています。
本記事を参考に、ぜひクロエのアイテムを手に取ってみてください!