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ダンヒルとは?歴史や特徴、展開しているアイテムをご紹介

2024.11.26

ロンドン発祥のメンズラグジュアリーブランド『ダンヒル』

多くの男性を魅了するアイテムを多数展開するダンヒルに、心を惹かれている人もいるでしょう。

  • ダンヒルとはどんなブランド?
  • ダンヒルの歴史や特徴は?
  • ダンヒルにはどんなアイテムがある?

など、ダンヒルについて気になることも多いですよね。

そこで今回は『ダンヒルの歴史や特徴』について、詳しくお伝えしていきます。

併せてダンヒルのおもなアイテムについてもお伝えするので、ぜひ参考にしてみてください!

ダンヒルについて

ここでは、ダンヒルについて以下の5つの時期にわけて詳しくお伝えしていきます。

  • ブランドのはじまり
  • 1930年代のブランドの広がり
  • 爆撃による店舗の破壊と立て直し
  • いくつかの買収劇を経て2000年代へ
  • 2000年代以降のダンヒル

ダンヒルが小さな会社から世界規模の人気ブランドへと成長した過程が分かるので、ぜひチェックしてみてください。

それぞれについて、以下から詳しくみていきましょう!

ブランドのはじまり

ダンヒルの歴史は、1893年にアルフレッド・ダンヒルがロンドンで父親の事業を引き継いだことからはじまります。

当時父親の行っていた事業は、馬具専門の製造卸売業でした。

会社を引き継いだダンヒルは社名に『ダンヒル』の名を入れると、自動車関連の小物を製造・販売し始めます。

そして自動車の普及によって、ダンヒルの事業は大成功しました。

それからダンヒルは自動車に留まらず衣類や小物の製造にも乗り出し、事業をどんどん拡大していきます。

1930年代のブランドの広がり

1930年代に入ると、ダンヒルは新しい工房をオープンしたり新商品を開発したりと、さらに規模を広げていきます。

ダンヒルが発表した万年筆や化粧品などは次々にヒットを飛ばし、この頃には皇室御用達ブランドとして認められるようになりました。

ちなみにダンヒルが発表した万年筆の中に『ダンヒルナミキ』と呼ばれるものがあります。

ダンヒルナミキは日本の万年筆メーカーである、並木製作所と協力して製造された万年筆です。

日本伝統の蒔絵をもとにした複雑なデザインの万年筆は、大きな話題を呼びました。

またダンヒルの象徴的なデザインである、ファセットカットの時計が販売され始めたのもこの時期です。

ファセットカットとはガラスに多数の面を作り、光の屈折による特別な輝きを生み出す加工技術のことを言います。

現在ファセットカットは時計だけでなく、様々なアイテムに展開されているんです。

さらに30年代後半には最高品質のレザー製品を製造する工房をオープンするなど、いっそうの発展を遂げていきます。

爆撃による店舗の破壊と立て直し

1941年、空軍の爆撃によりダンヒルの店舗が破壊されるという不運に見舞われます。

しかしアルフレッド・ダンヒルの息子であるアルフレッド・ヘンリーは、事業の再開を約束して立て直しを行いました。

そして1950年代にはダンヒルの革命的な製品の1つである『ローラガスライター』を発表。

片手で着火できるローラガスライターは、ダンディズムに憧れを持つ多くの男性を惹きつけました。

さらに1966年には、アメリカの有名な小説家が舞踏会でダンヒルのオーダーメイド・タキシードを着ていたことで注目を集めます。

いくつかの買収劇を経て2000年代へ

1967年、ダンヒルはタバコを販売する企業に買収されます。

それから約20年ほど経った後、今度はダンヒルがヨーロッパを中心に展開していたメンズブランドを買収しました。

そしてブランド創立100周年にあたる1993年に、ダンヒルは多くの高級ブランドを抱えるリシュモン・グループの傘下に入ります。

これを機にダンヒルはタバコ関連事業を売却して、ロンドンのラグジュエリーブランドとしての地位を強化。

このような買収劇のあいだにも、ダンヒルは紳士服の販売をスタートするなど、事業の展開を続けました。

2000年代以降のダンヒル

2000年代以降、ダンヒルは様々なクリエイティブ・デザイナーを迎えながら、ブランドの地位を高めていきます。

たとえばキム・ジョーンズはロンドンにある公爵の旧邸宅を、ダンヒルのホームハウスにしたことで注目を集めました。

加えてロンドンのファッションウィークに参加するなどして、多くの話題を呼びます。

ほかにも、コーチやバーバリーなどでキャリアを重ねたマーク・ウェストンもダンヒルのクリエイティブ・デザイナーとして活躍しました。

2023年には、英国スタイルに精通するサイモン・ホロウェイをクリエイティブ・ディレクターに迎えています。

こうした変化を経て、現在ダンヒルはスーツや小物などの様々なメンズアイテムを扱う、トータルファッションブランドとなりました。

ちなみにダンヒルは日本との関わりも深いです。

2000年にはサッカー日本代表のオフィシャルスーツを提供し、2016年には大阪の心斎橋に直営店をオープンしています。

このようにダンヒルは、紆余曲折を経て現在もラグジュアリーブランドのトップを走り続けているんです。

ブランドの特徴

ダンヒルの大きな特徴は、英国の伝統的な職人技を活かしたスタイリッシュで高品質なものづくりです。

とくにダンディズムという点において、数あるブランドの中でもダンヒルの人気は際立っています。

また極上の素材を使用したレザーアイテムは、英国スタイルの魅力を最大限に引き出しているんです。

このような伝統に現代性も取り入れたダンヒルの製品は、多くの男性を魅了しています。

具体的にはスーツやバッグ、財布、アクセサリーなど、幅広いメンズファッションアイテムを展開中です。

さらにダンヒルのもう一つの特徴として、一人ひとりに合わせたオーダーメイドアイテムが挙げられます。

なかでも、ダンヒルのオーダーメイドスーツは高額でありながら大変人気です。

シンプルでシャープな英国紳士スタイルのスーツは、身につける男性のダンディズムと知性を引き立ててくれます。

なお、近年は20〜30代を意識した、スポーティーで若々しいデザインのアイテムも提供しているんです。

このようにダンヒルは、ダンディズムを中心としたスタイリッシュなデザインによって、世界中の男性を虜にしています。

ダンヒルを愛用する年齢層とは

ダンヒルを愛用する主な年齢層は30〜60代です。

ダンディズムを意識した大人のファッションを前面に押し出しているため、やや高めの年齢層になるんですね。

ただ近年は、若者向けのデザインやコラボレーションなどにより、若年層の人気も獲得しています。

具体的にはサッカー日本代表のオフィシャルスーツを担当したことで、サッカー好きの男性の間にダンヒルが広まりました。

また2021〜22年秋冬コレクション以降は、20代の男性向けの若々しいデザインも発表。

『モダン・クラシック』と呼ばれ、これまでのクラシックで大人向けなデザインに、若者向けのスポーティな要素も加えられました。

以上のようにダンヒルは、年齢を問わず親しまれるメンズファッションブランドへと進化を遂げています。

ダンヒルが展開しているおもなアイテム

ここでは、ダンヒルが展開している以下の6つのアイテムをご紹介していきます。

  • メンズスーツ
  • 財布
  • バッグ
  • ジュエリー
  • フレグランス
  • ライター

いずれもダンヒルのスタイリッシュでダンディな魅力たっぷりのアイテムなので、ぜひチェックしてみてください。

それぞれについて、以下から詳しく見ていきましょう!

メンズスーツ

ダンヒルのメンズスーツは、数ある高級ブランドの中でも際立って人気があります。

伝統的な英国紳士スタイルを反映したスタイリッシュで上品なデザインは、大人の男性の魅力を最大限に引き立ててくれるんですね。

またオーダーメイドによる精巧な仕立てと高品質な素材は、抜群の着心地を生み出します。

このようなダンヒルのスーツを1着もっているだけで、どんな場面でも見劣りしない一流の身だしなみを手に入れられるでしょう。

なお、ダンヒルのスーツはサッカー日本代表のオフィシャルスーツに採用されたこともあって幅広い年代に人気です。

シックな色合いからチェック柄、鮮やかなブルーなどカラーも様々なので、自分好みのものを選んでみてください。

財布

ダンヒルのアイテムの中でも、財布はとくに人気があります。

最高品質のレザー素材で作られたダンヒルの財布は、ひと目見ただけで品質の高さを感じられる仕上がりになっているんです。

シンプルでありながら上品な雰囲気を漂わせていることから、ダンヒルの財布をもつ男性はとても魅力的に見えます。

長財布や折りたたみ式などのタイプがあるので、自分に合うものを選ぶといいでしょう。

またカラーについては、ブラックやネイビーなどのベーシックなものがメインになっています。

なおダンヒルの財布は8〜11万円ほどと高めなので、コストを抑えたい方は中古品やアウトレット品もおすすめです。

バッグ

ダンヒルのバッグはブラックやブラウンを中心とした、落ち着いた色合いのシンプルなデザインが特徴となっています。

装飾を極力減らした、スタイリッシュで品格のあるデザインになっているんですね。

クラシックな落ち着きと、モダンな美しさを併せ持つダンヒルのバッグは、ビジネスシーンで使いやすいです。

経営者や会社員などのビジネスマンから、医師や弁護士、学者などの様々な職業の方に似合うでしょう。

ハンドバッグやトートバッグなど、種類も豊富なので使いやすいものを選んでみてください。

ジュエリー

ダンヒルのジュエリーの特徴は『トランスミッション』と呼ばれるデザインです。

トランスミッションとは自動車のギアボックスをイメージした、ギザギザ模様を取り入れたデザインのこと。

独特でありながらシンプルでモダンな仕上がりとなっているため、男女問わず着用しやすいです。

ブレスレットやリング、ネックレスなどから好みのものを選べます。

ちなみにネックレスは1つ買って、パートナーとシェアするといった使い方も可能です。

公式サイトによると、カラーはイエローゴールドとホワイトゴールドの2種類になっています。

ぜひ一度チェックしてみてください。

フレグランス

ダンヒルを代表するフレグランスは、円柱状のスタイリッシュなボトルデザインが特徴となっています。

車のギアの螺旋構造から着想を得たもので、もともと自動車関連の事業をしていたダンヒルの個性を体現しているんです。

また湯気で湿ったバスルームでも、手から滑り落ちない形状となっています。

なお初めての発表は1934年のことで、以降90年にわたってダンヒルは洗練されたデザインのフレグランスを生み出し続けています。

世界中から集めた最高級のアロマを使用したダンヒルのフレグランスは、身につける人の魅力をより高めてくれるはずです!

ライター

ダンヒルのライターの中でもとくに有名なのが、「ローラー型ライター」です。

親指でローラーを回転させることで摩擦が生じて着火する仕様になっていて、片手で火をつけられます。

このようなローラー型ライターを、1950年代に世界で初めて発明したのがダンヒルです。

当時は車にパワステなどがなかったため運転中は両手に負担がかかり、タバコに火をつけることが困難でした。

そんな運転中に喫煙したい人にとって、片手で着火できるライターはまさに革命的なアイテムだったんです。

こうして車とタバコを結びつけたダンヒルは、その後もスタイリッシュで洗練されたデザインのライターを続々と生み出しました。

精密な設計で作り込まれたライターは、自動車産業に関わってきたダンヒルの歴史が詰まったアイテムといえるでしょう。

まとめ

今回は『ダンヒルの歴史や特徴』について、詳しくお伝えしました。

ダンヒルの主な歴史は次のとおりです。

  • 1893年ダンヒルの誕生
  • 1930年代のブランドの広がり
  • 爆撃による店舗の破壊と立て直し
  • いくつかの買収劇を経る
  • 2000年代以降さらなる発展を遂げる

このような130年以上の歴史を経て、ダンヒルはトータル・メンズファッションブランドへと成長していきました。

またダンヒルの大きな特徴は英国の伝統的な職人技を活かした、スタイリッシュで高品質なものづくりです。

ダンディズムという点において、数あるブランドの中でもダンヒルの人気は際立っています。

加えて近年は若者向けのスポーティで現代的なデザインを取り入れることで、いっそう幅広い層の人気を獲得しているんです。

それから「ダンヒルのおもなアイテム」として、以下の6つをご紹介しました。

  • メンズスーツ
  • 財布
  • バッグ
  • ジュエリー
  • フレグランス
  • ライター

いずれもダンヒルのスタイリッシュでダンディな魅力たっぷりのアイテムなので、ぜひお買い物の際にチェックしてみてください!