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2025.02.28
目次
「ステラマッカートニーってどんなブランド?特徴や魅力、創設者について詳しく知りたい!」
世界的なラグジュアリーブランドとして知られる『ステラマッカートニー』。
多くのファッション好きから支持されているブランドですが、具体的にどんなブランドなのか、よく分からない方もいますよね。
など、ステラマッカートニーについて知りたいことも多いでしょう。
そこで今回は、「ステラマッカートニーとはどんなブランドなのか」というテーマを中心にお伝えしていきます。
また「ブランドの特徴や定番アイテム」についても触れていくので、ぜひ参考にしてみてください!
ここではステラマッカートニーのブランドの歴史や創設者について、次のセクションにわけて詳しくお伝えしていきます。
いずれもステラマッカートニーの歩みを知るために欠かせないポイントなので、じっくり見ていきましょう。
それぞれについて、さっそく以下から詳しくお話していきます!
創設者ステラ・マッカートニーは1971年、伝説的ロックバンド『ビートルズ』のポール・マッカートニーの三女として生まれます。
父親の華やかなステージ衣装や、両親のクローゼットの中の洋服を眺めることが大好きだったステラ。
自然と彼女はファッションに興味を持つようになりました。
やがて独学でデザインを学び始めると、12歳にして一人でシンプルなジャケットを作り上げるまでになったんです。
そんなステラの才能を見込んだ母リンダは、娘を様々なブランドのファッションショーに連れて行くようになりました。
またステラは、動物愛護活動に熱心だった両親の影響も大きく受けます。
この頃からすでに、ステラは毛皮や革、羽根などの動物性素材を使わないデザイナーになることを決意していました。
それがのちに高級ブランド・ステラマッカトニーの大きな指針となっていきます。
15歳頃になると、ステラはフランス人デザイナーであるクリスチャン・ラクロワのもとで、クチュールの基礎を学び始めます。
その後ロンドンの紳士服店にて、有名なエドワード・セクストンからテーラリングの技術も学びました。
こうしてオーダーメイドの技術をひと通り学んだステラは、1995年に名門校『セントラル・セント・マーチンズ』に入学します。
セントラル・セント・マーチンズは、世界3大ファッションスクールの一つに数えられる、非常に有名な学校です。
ここでファッションの基礎を学んだのち、ステラは老舗ブランド『クロエ』に入社。
デザインチームでわずか2シーズン働いたのち、いきなりクリエイティブ・ディレクターに大抜擢されます。
当時25歳という若さでのトップ就任は業界に大きな衝撃を与え、それと同時に多くの批判的な意見も上がりました。
しかし、ステラはそのような批判をものともしません。
彼女はクロエのクラシカルな魅力に、官能的なロマンティシズムやキュートな要素を加えることで、ブランドに新しい風を吹き込みました。
その結果クロエの売上は約4倍に伸び、見事な成功を収めたのです。
順調な成功を収めるステラでしたが、1998年に母のリンダが56歳という若さで、乳がんのために他界します。
この出来事は、彼女に大きなショックを与えました。
そして母親の死をきっかけに、彼女は動物愛護活動により一層大きく力を入れるようになります。
とくに、毛皮や革製品などの動物素材を使わないコレクション作りを目指してクロエでも仕事に打ち込みますが、限界を感じました。
やがてクロエを退社すると、ステラはついに自身のブランドを立ち上げることになります。
2001年にステラは当時のグッチグループの支援を受けて、自身のブランド『ステラマッカトニー』を設立します。
グッチグループはクロエを展開するリシュモングループの競合であったため、ステラのブランド設立は業界に驚きを与えました。
しかしステラは、グッチグループがサステナブルに力を入れていたことを重視したのです。
自身のブランド設立後、ステラはファッション性とサステナブル・動物愛護との両立に全力を注ぎました。
当時の友人デザイナーから革製品の使用を強く勧められても、その信念は揺らぐことはなかったと言います。
そしてブランド設立の翌年にはパリコレへの参加を果たして、ブランドは順調なスタートを切ったのです。
2004年にはステラマッカートニーは、アディダスと長期パートナーシップを結びます。
一連のシリーズは『アディダス・バイ・ステラマッカートニー』と呼ばれ、スポーツ界から大きな人気を集めました。
このコラボは、ステラ自身が幼少期からスポーツに親しんでいたことも縁となりました。
従来のスポーツウェアに満足できなかった彼女は、モダンでシックなデザインやカラー、フェミニンなサイズ感などを取り入れます。
この新しいスポーツウェアが人気を呼び、ロンドンオリンピックではイギリス代表選手団の公式ウェアのデザインも手掛けました。
そうして次々と成功を収めたステラマッカートニーの人気は、日本にも広がっていきます。
2012年にはステラマッカートニー・ジャパンが設立され、現在では直営店21店舗とアウトレット2店舗にまで展開しているんです。
2003年にステラは、アラスデア・ウィリスと結婚します。
ウィリスはステラとの結婚後、ウェリントン・ブーツで知られるイギリスの有名ブランド『ハンター』のクリエイティブディレクターに抜擢された人物です。
結婚式では母リンダのドレスを自らリメイクした「世界に一つだけのドレス」を着用し、彼女の家族愛は世間の話題となりました。
そして現在では4人の子どもに恵まれ、多忙なデザイナー業と家庭の両立に奮闘する日々を送っているんです。
実際ステラは早朝からミーティングをこなし、たとえ夜遅くなっても必ずロンドンの自宅に帰っていると言います。
また休日に子どもたちと一緒に野菜を収穫したり乗馬を楽しんだりと、穏やかな時間を過ごすことは何よりの癒しになっているとか。
華やかな環境で育ったステラは、自身でも温かい家庭を築く努力を続けているんですね。
そんなステラの姿勢も、世界中の女性から大きな支持を集める理由の一つとなっていることでしょう。
ステラマッカートニーには以下のように、他のファッションブランドにはない独自の特徴があります。
このように動物愛護や環境保護などのサステナブルなファッションや、社会への貢献に力をそそいでいるんですね。
それぞれについて、以下から詳しくご紹介していきます!
ステラマッカートニーの最大の特徴は、動物愛護への幅広い取り組みです。
もともとファッション業界ではレザーやダウン、フェザーといった動物性由来の素材が当たり前のように使用されてきました。
しかしその裏には、動物たちの劣悪な飼育環境や過酷な採取方法が隠されています。
そんな状況に心を痛めたステラは、「動物性由来の素材を使用しないファッション」という革新的な取り組みを始めました。
たとえばレザーの代わりに環境に優しい素材を使用したバッグ『ファラベラ』は、業界の偏見を覆す大ヒット商品となったんです。
加えて世界の動物殺処分の数を減らすための取り組みも、積極的に行っています。
具体的には動物愛護団体への寄付活動や、保護猫の去勢や避妊手術の支援などにも取り組んでいるんです。
このような動物愛護の信念をつらぬいた経営姿勢は、多くのセレブや女性たちから大きな支持を集めています。
オーガニックコットンの使用も、ステラマッカートニーの特徴の一つです。
通常のコットン生産は大量の農薬が使用されるため、深刻な土壌汚染や生産者の健康被害が問題となっています。
そこでステラはブランド設立当初から、オーガニックコットンの活用に力を入れてきました。
オーガニックコットンとは農薬や化学肥料の使用を最小限に抑えて栽培された、環境に優しい綿のことです。
この素材を積極的に取り入れることで生産者を守り、環境への負荷を抑えることが可能になります。
ステラはこのような取り組みを、SDGsという言葉が一般的になる以前から行ってきました。
そのような先進的な取り組みも、ブランドの大きな魅力になっています。
ステラマッカートニーのブランドの信念を象徴する取り組みとして、『ループスニーカー』の開発も挙げられます。
従来のスニーカーはリサイクルが困難な仕様でした。
なぜなら取り外しがむずかしい部分に、非生分解性ポリマーと呼ばれるリサイクルできない素材が使用されていたからです。
しかしループスニーカーでは非生分解性ポリマーを簡単に取り外せる仕様にしたため、リサイクルが可能になりました。
このような環境に優しいスニーカーの開発以外にも、ステラは環境保護を重視した経営に取り組んでいます。
たとえばロンドンの代表店舗では風力発電による電力やサトウキビ由来のマネキン、リサイクル素材の壁紙などを使用しているんです。
以上のようにステラマッカトニーは、地球環境の保護を大切なミッションとしています。
ステラマッカートニーの環境保全への取り組みは、さらに多岐に渡っています。
その代表例が、父ポール・マッカートニーと共に立ち上げた『Meat Free Monday』と呼ばれるキャンペーンです。
このキャンペーンでは、週に1回肉を食べない日を設けることで、畜産業による温室効果ガスや食料廃棄物の削減を目指しています。
さらにアマゾンの森林保護活動を行うNGO団体をサポートしたり、海の汚染ごみを拾うイベントを開いたりもしているんです。
このようにステラマッカトニーはビジネス面だけではなく、あらゆる場面で環境保全を意識した取り組みを行っています。
ステラマッカートニーは社会貢献の一つとして、乳がんの啓発活動にも力を入れています。
2014年からスタートしたこの活動は、母を乳がんで亡くした彼女の個人的な経験がきっかけとなりました。
具体的にはデザインの一部に乳がんの啓発を取り入れたり、有名モデルを使った意識向上キャンペーンを行ったりしています。
また売上の一部を乳がんの研究や治療を行う施設に寄付してもいるんです。
ほかにも女性への暴力に反対するデザインに携わるなど、女性の人権や生活を守る活動も行っています。
このようにファッションを通じて女性の支援や社会問題への取り組みを行っているのも、ステラマッカトニーの特徴です。
ここでは以下にある、ステラマッカートニーの定番アイテム3つをご紹介していきます。
どれもステラマッカトニーのブランドの理念を体現する魅力的なアイテムなので、ぜひチェックしてみてください。
それぞれについて、以下から詳しく見ていきましょう!
2011年に発表されたファラベラバッグは、ステラマッカートニーを代表するアイコンバッグです。
レザーの代わりに人工皮革を使用したファラベラバッグは、ステラマッカトニーの動物愛護の精神を反映しています。
それだけでなくチェーンで縁取られたデザインが、強烈な個性を放っているんです。
また軽量で丈夫な素材やフラップ一つで手軽に開閉できる仕様、収納性の高さも魅力となっています。
さらにカジュアルからエレガントまで、幅広いコーディネートにも合わせやすいです。
以上のようなデザイン性の高さと使い勝手のよさをもつファラベラは、日本でも大ヒットを記録。
とくに20〜30代の女性を中心に熱烈な人気を集めています。
エリスシューズもステラマッカートニーのサステナブルな理念を体現する、人気シリーズです。
特徴的なのは一切の皮革を使用せず、環境に配慮した素材だけで作られていること。
それだけでなく動物に対する残虐な行為が行われていないことを示す「クルーエルティフリー」の精神に基づいて製造されています。
またシャークソールと呼ばれるギザギザとした形状の独特なデザインも特徴的で、大きな注目を集めているんです。
さらにエリスシューズはデザインや素材のバリエーションも豊富なため、幅広いファンを獲得しています。
自分好みのデザインを見つけやすいので、ステラマッカトニーを初めて購入する人にもおすすめです。
アディダスとのコラボアイテム『アディダス・バイ・ステラマッカートニー』は、スポーツとファッションの融合を実現しています。
特徴はアディダスの高度なスポーツテクノロジーと、ステラマッカートニーの洗練されたデザインが組み合わさっている点です。
具体的には以下のようなデザイン性や機能性が、人気を呼んでいます。
このような特徴はアクティブな現代女性のライフスタイルにマッチしており、多くの支持を集めています。
また近年はとくにサステナブルな素材の使用にも力を入れているんです。
たとえばペットボトルを再利用したリサイクルポリエステルを使ったりして、ジャケットやシューズなどの開発も行っています。
以上のようにアディダス・バイ・ステラマッカートニーは環境への配慮とパフォーマンスを両立した魅力的なアイテムです。
今回は「ステラマッカートニーとはどんなブランドなのか」というテーマを中心にお伝えしました。
ステラマッカートニーはビートルズのポール・マッカートニーの娘である、ステラ・マッカートニーが立ち上げたブランドです。
以下のように他のファッションブランドにはない独自の特徴があります。
このようにステラマッカトニーは動物愛護や環境保護などのサステナブルなファッションや、社会への貢献に力をそそいでいます。
サステナブルとデザイン性を両立したファッションを求めている方は、ぜひステラマッカートニーの商品をチェックしてみてください。
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