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ゴヤールとは?ブランドの歴史や人気の理由、定番バッグを紹介!

2025.03.07

「ゴヤールってどんなブランドなの?歴史や特徴は?人気の理由や定番バッグについても詳しく知りたい!」

数ある高級ブランドの中でも、とくに長い歴史を持つ老舗ブランド『ゴヤール』

男女問わず幅広い層から人気を集めているゴヤールですが、実のところあまり知らないことも多いですよね。

  • ゴヤールとはどんなブランドなのか?
  • どんな歴史や特徴を持っているのか?
  • なぜゴヤールは人気があるのか?

など、ゴヤールについて色々と知っておきたいはずです。

そこで今回は「ゴヤールの歴史や特徴」ついて、詳しくお伝えしていきます。

あわせて「ゴヤールが人気の理由」「定番バッグ」についてもご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください!

ゴヤールの歴史

ここではゴヤールの歴史について、以下の5つの時期にわけてお伝えしていきます。

  • ブランド『メゾン・マルタン』の設立
  • ルイ・アンリ・モレルからフランソワ・ゴヤールへ
  • 『メゾンゴヤール』に社名を変更
  • 長く愛され続ける素材『ゴヤールディン』の開発
  • ジャン・ミッシェル・シニョルが会社を引き継ぐ

いずれもゴヤールの歴史を知る上で重要なポイントなので、ぜひチェックしてみてください。

それぞれについて、以下から詳しく見ていきましょう!

ブランド『メゾン・マルタン』の設立

ゴヤールの原点は今から約230年前、1792年までさかのぼります。

当時フランスの職人であった、ピエール・フランソワ・マルタンが『メゾン・マルタン』という会社を立ち上げました。

このメゾン・マルタンでは、主に旅行用のトランクを製造していたんですね。

マルタンの作るトランクは、レザーや防水性の高い特殊な生地を使用するなど、革新的な技術で他のメーカーと一線を画していました。

その高い技術力は、やがてフランス王族の目にも留まることになります。

とくにベリー公爵夫人などが愛用者となり、「王室御用達のトランクメーカー」とまで呼ばれるようになりました。

しかし、マルタンには後継ぎがいなかったんです。

そこでマルタンは後見人として面倒を見ていたポリーヌ・ムタにメゾンを託すことにしました。

そしてポリーヌは従業員のルイ・アンリ・モレルと結婚し、共に事業を担うことになったんです。

1841年、事業を継承したモレルは社名を『メゾン・モレル』に変更して、新たなスタートを切りました。

ルイ・アンリ・モレルからフランソワ・ゴヤールへ

一方でゴヤール家はフランスのブルゴーニュで、200年以上にもわたって水上の木材運送業を営んできた一族でした。

当時ゴヤール家の若き後継者であったのは、フランソワ・ゴヤールという人物です。

やがてメゾン・ゴヤールを創業することになるフランソワは1845年、わずか17歳にしてパリへの移住を決意します。

そしてパリへ移ったフランソワは、メゾン・モレルへ弟子入りを果たします。

このメゾン・モレルにてフランソワは、メゾン・マルタンから受け継がれてきた伝統技術の習得に情熱を注いだんです。

若きフランソワ・ゴヤールはマルタンとモレルという、2人の名工から直接指導を受ける稀有な機会に恵まれたんですね。

『メゾンゴヤール』に社名を変更

1853年、メゾン・モレルの創業者であったルイ・アンリ・モレルが亡くなります。

その後を継いだのが、弟子であったフランソワ・ゴヤールでした。

そしてフランソワが社名を『メゾン・ゴヤール』に変更したことで、ついに現在まで続く老舗ブランドの歴史が幕を開けたんです。

以降フランソワは32年もの長きにわたってブランドの舵を取り、メゾン・ゴヤールの名声を確固たるものにしていきました。

その後1885年、フランソワは息子のエドモンにバトンを渡します。

メゾン・ゴヤールの経営を引き継いだエドモンは、やがて現代まで愛され続ける革新的な素材を生み出すことになるんです。

長く愛され続ける素材『ゴヤールディン』の開発

ゴヤールの歴史の中でもとくに輝く大きな功績といえば、革新的素材『ゴヤールディンキャンバス』の開発です。

1892年、メゾン・ゴヤールはゴヤールディンキャンバスを初めて発表します。

それはエドモン・ゴヤールが、ゴヤール家の伝統である水上運送業からヒントを得て生み出した、それまでにない素材でした。

具体的には当時のトランクメーカーは、一般的なリネン素材を使用していたんです。

それに対してエドモンは、コットンと麻を組み合わせた特殊なキャンバス地に、天然塗料を丁寧に重ねました。

それにより、しなやかでレザーのように高級感のある革新的な素材を完成させたんです。

この新たなキャンバス地は防水性と耐久性に優れ、トランクの品質を大きく向上させました。

また重ね塗りによって生み出される独特の浮き彫り模様は、芸術的な仕上がりです。

ゴヤールディンキャンバスの製法は現在まで秘密とされているなか、ゴヤールの象徴的な素材として多くの人々を魅了し続けています!

ジャン・ミッシェル・シニョルが会社を引き継ぐ

メゾン・ゴヤールに新たな息吹を吹き込んだのは、ジャン・ミッシェル・シニョルというゴヤールの大ファンだった人物でした。

ジャンがゴヤールと出会ったのは、とあるアンティークショップでのことです。

一目見てゴヤールのトランクの魅力に取り付かれたジャンは、ブランドの歴史と価値を知り、熱心なコレクターとなります。

そんなジャンが1998年、3人の息子たちとともに、メゾン・ゴヤールの経営を引き継ぐことになったのです。

長男がオーダー品の製作を、次男がカスタムオーダーを、そして三男がゴヤールディンキャンバスの技術を担当。

共にエドモンの意思を継いで、業務に当たります。

とくにシニョル家が力をそそいだのは、ゴヤールディンキャンバスのカラーバリエーションを増やすことでした。

伝統的な黒と茶色に加えて赤や黄色、白、青など、最大11色ものバリエーションを加えたんです。

その後さらにパリジャンの生活に欠かせない、ペットグッズの開発にも注力します。

首輪やリード、フードボウルなど、ラグジュアリーなペットアイテムを次々と生み出していきました。

時代は流れつつも、ゴヤールの創業以来の職人魂と伝統技術は、今なお大切に受け継がれています。

ゴヤールが人気の理由

ゴヤールが多くの人から人気を集める理由は、主に以下の6つです。

  • 手作業による芸術的な仕上がり
  • こだわり抜いた高品質な素材
  • 特徴的なトレードマーク
  • 豊富なカラーバリエーション
  • カスタム可能なイニシャルペイント
  • 販売窓口が少ない希少性

いずれも他のブランドと一線を画す、ゴヤールの大きな特徴なので、ぜひ確認してみてください。

それぞれについて、以下から詳しくお伝えしていきます!

手作業による芸術的な仕上がり

ゴヤールの魅力として真っ先に挙げられるのが、熟練職人による手作業で芸術的な仕上がりにこだわり続けている点です。

実際ゴヤールは創業以来、機械による大量生産を一切行わず、すべての工程を職人の手仕事で作り上げています。

たとえばブランドを象徴するゴヤールディンキャンバスは、模様の一つ一つを職人が丁寧に手描きで施しているんです。

このような徹底したハンドメイドへのこだわりは、必然的に生産量を制限することになります。

そのため多くの人々からの需要に対して十分な供給ができず、結果として製品の希少価値をも高めているんです。

ゴヤールの製品が人気を高め、価値を押し上げる理由の1つとして、このような手作業による時間と手間のかかる製造方法があります!

こだわり抜いた高品質な素材

ゴヤールの人気を支えるもう一つの理由は、こだわり抜いた高品質な素材の使用です。

とくに代表的なゴヤールディンキャンバスは、麻と綿を組み合わせた特殊な織り方で作られています。

さらに天然の塗料でコーティングすることで、耐水性や耐久性を備えた実用的な素材に仕上げているんです。

加えて、ゴヤールの素材は軽量であることも大きな利点になっています。

たとえば定番のトートバッグ・サンルイは、500mlのペットボトルよりも軽い約460gという驚きの軽さです。

素材にこだわることで、大容量バッグでありながら持ち運びの負担を最小限に抑えることに成功しているんですね。

このように見た目の美しさだけでなく、使う人の快適さまで考慮した素材選びは、ゴヤールが大きな人気を呼ぶ理由になっています!

特徴的なトレードマーク

ゴヤールの特徴的なトレードマークといえば、「Y」の文字が連なったヘリンボーン模様です。

ヘリンボーンは英語で「ニシンの骨」を意味します。

模様をよく見ると、ニシンの骨のような規則正しい並びになっていることから、そう呼ばれるようになりました。

そしてゴヤールのこの独特な模様が施された生地は、『ゴヤールディンキャンバス』と呼ばれているんです。

現在ゴヤールディンキャンバスは、サンルイやアルトワなどの人気トートバッグをはじめ、様々な製品に使用されています。

一目見ただけでゴヤールとわかるゴヤールディンキャンバスは、まさにブランドの顔として人気を集める特徴的なデザインです!

豊富なカラーバリエーション

豊富なカラーバリエーションも、ゴヤールの大きな魅力の1つです。

たとえば人気のサンルイシリーズでは、11色もの豊富なカラーバリエーションをそろえています。

ブラックやブラウンといったベーシックカラーはもちろん、ピンクやイエローなどの鮮やかな色まであるんです。

この豊富なカラーのおかげで、ゴヤールのアイテムはカジュアルからフォーマルまで、幅広いシーンで活用できるんですね。

実際これだけ多彩なカラー展開を行うラグジュアリーブランドは珍しく、ゴヤールの人気の理由となっています。

同じバッグでも色違いでそろえてしまいたくなる……そんな魅力があるのもゴヤールの大きな強みです!

カスタム可能なイニシャルペイント

カスタム可能なイニシャルペイント『マーカージュ』も、ゴヤールが人気を呼ぶ理由として挙げられます。

マーカージュでは、購入したアイテムに自分のイニシャルやストライプ模様をペイントしてもらえるんです。

文字はもちろん字体や色、ストライプの有無など細かな部分まで自由にデザインできます。

このマカージュのサービスは、創業者フランソワ・ゴヤールが家業であった木材運送から着想を得たものです。

当時の木材運送業界では、運送する丸太に所有者を示す印を付ける習慣がありました。

このことから着想を得たフランソワは、自身のブランドアイテムにも購入者の印を付けられるようにしたんですね。

さらに特筆すべき点は、マカージュペイントが熟練職人による手作業で行われることです。

そんな職人の匠な技によって世界でたった1つのオリジナルアイテムを作り出せる点が、多くの人々を魅了しています。

ちなみに公式サイトではマーカージュペイントのシミュレーションも可能なので、興味のある方はチェックしてみてください!

販売窓口が少ない希少性

ゴヤールが人気を呼ぶ理由として、販売窓口が少ない希少性も挙げられます。

現在では多くのラグジュアリーブランドがオンラインショップを展開する中、ゴヤールはオンライン販売を一切行っていません。

創業時から一貫して店頭販売にこだわり続けているばかりか、実は店舗の数も他の有名ブランドと比べると圧倒的に少ないです。

このようにゴヤールを購入できる窓口は限定されているため、希少性を生み出しています。

以上のような方針は高額でも購入したいと考える富裕層に焦点を当てた、ゴヤールのマーケティング戦略とも言えるでしょう。

こうした限定的な販売方針により、現在ゴヤールの製品を持つこと自体が、成功者やセレブリティの象徴のようになっています!

ゴヤールの定番バッグを6つご紹介

ここでは以下に挙げた、ゴヤールの定番バッグを6つをご紹介していきます。

  • サンルイ
  • アルトワ
  • アンジュ
  • ヴィレット
  • ヴァンドーム
  • ベルシャス ビヨード

いずれもゴヤールを知る上で欠かせない人気アイテムなので、ぜひチェックしてみてください。

それぞれについて、以下から詳しく見ていきましょう!

サンルイ

サンルイは、ゴヤールの定番バッグの中でも一番に挙げられる人気のトートバッグです。

ゴヤールディンキャンバスを使用したサンルイは、耐久性と軽量性、大容量の収納力をすべて兼ね備えています。

カラーバリエーションも全部で11色ととても豊富です。

ブラックやブラウンなどのベーシックな色から、イエローやレッドなどの鮮やかな色まで、自分好みのものを選べます。

またサイズも選択できるので、使いたいシーンに合わせて選ぶといいでしょう。

ちょっとしたお出かけやプチ旅行にも使えるサンルイは、ゴヤールを初めて利用する方にもオススメです!

アルトワ

アルトワもゴヤールの人気のトートバッグです。

見た目はサンルイと似ていますが、バッグの入口にファスナーが付いている点が大きく異なります。

入口をしっかりと閉められるため、中身が出てしまう心配なく使用できるんです。

さらにバッグの内側には小さなポケットが付いているので、小物なども収納可能となっています。

また、サンルイに比べるとハンドルがやや長めに作られているため、肩にかけて使うことも可能です。

カラー展開も豊富でサイズも選べるため、自分の好みに合ったものを探してみるといいでしょう!

アンジュ

ゴヤールのアンジュは、表裏のリバーシブルで利用できるトートバッグです。

表面は無地のレザー生地、裏面はゴヤールディンキャンバスが使用されており、自由に裏返して利用できます。

アンジュならその日の気分や服装に合わせて、バッグの見た目を変えられるということですね。

また付属品としてミニポーチも付いているので、小物の収納にも使えます。

カラーバリエーションも11色あり、サイズも選べるので、自由度がかなり高いです。

以上のことからヘリボーン柄と無地の両方でゴヤールバッグを楽しみたい方は、アンジュをチェックしてみてください!

ヴィレット

ヴィレットは、2015年に発売されたビーチバッグ「メディテラネ」から着想を得て作られた、ゴヤールのトートバッグです。

大きな特徴はかっちりとしたスクエア型のデザインで、他のトートバッグとは違った味わいを楽しめます。

またバッグの形状とサイズから、収納力も抜群です。

さらにバッグの中央にゴヤールディンキャンバスの生みの親である、エドモン・ゴヤールの愛犬のペイントが施されています。

加えてハンドルが長めに作られているので、肩にかけての使用も可能です。

遊び心あふれるデザインと、高い収納力、機能性を兼ね備えたアンジュバッグは、男女問わず人気を集めています!

ヴァンドーム

ヴァンドームは、ゴヤール発祥地であるパリのヴァンドーム広場からインスピレーションを受けて作られたハンドバッグです。

バッグのコーナー部分にレザーで補強がされているため、型崩れしにくい作りになっています。

ヴァンドームはハンドバックとして使用できるほか、ストラップを付けることでショルダーバックとしても利用可能です。

またカラーバリエーションも11色あり、サイズも選択できます。

加えてハンドルの根元に付いた木のフレームは、ゴヤールの原点である「トランク製造の世界」を彷彿とさせるデザインです。

見た目もおしゃれで持ち運びもしやすいヴァンドームは、普段使いのバッグとしておすすめできます!

ベルシャス ビヨード

ベルシャスビヨードは、もともとワインを安全に運ぶことを目的に作られたバッグでした。

バッグの入口をしっかりと閉じられるため、中身を見られたり雨風にさらされたりするのを防げます。

またA4サイズの書類を収納できる大きさなので、普段使いとしてもお仕事用バッグとしても利用可能です。

なおベルシャス ビヨードには、ゴヤールディンキャンバス製のものと、無地のレザーを使ったタイプがあります。

カラーについてはレザー製が2色なのに対して、ゴヤールディンキャンバスのほうは11色から選択可能です。

入口がしっかり閉まるタイプの大容量バッグを使いたい方は、ベルシャスビヨードを検討してみてください!

まとめ

今回は「ゴヤールの歴史」「人気の理由」ついて、詳しくお伝えしました。

今から約230年前に原点をもつゴヤールには、以下のような歴史があります。

  • ブランド『メゾン・マルタン』の設立
  • ルイ・アンリ・モレルからフランソワ・ゴヤールへ
  • 『メゾンゴヤール』に社名を変更
  • 長く愛され続ける素材『ゴヤールディン』の開発
  • ジャン・ミッシェル・シニョルが会社を引き継ぐ

いずれもゴヤールの歴史を知る上で重要なポイントなので、よく知っておきましょう。

またゴヤールが多くの人から人気を集める理由は、主に以下の6つです。

  • 手作業による芸術的な仕上がり
  • こだわり抜いた高品質な素材
  • 特徴的なトレードマーク
  • 豊富なカラーバリエーション
  • カスタム可能なイニシャルペイント
  • 販売窓口が少ない希少性

いずれも他のブランドと一線を画す、ゴヤールの大きな特徴なので、ぜひ確認してみてください。

熟練の職人手作りのこだわり抜いたアイテムを求める方には、ゴヤールがおすすめです。

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