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ハイブランドのサステナブルな取り組みとは?具体的な事例をご紹介

2025.04.15

「ハイブランドもサステナブルに配慮しているって本当?どんな取り組みを行っているのか知りたい!」

環境負荷が大きいと言われている、ファッション業界。

ハイブランドも例にもれず、環境保全の観点から、持続可能な状態を維持する取り組みを行っています。

とはいえどのような活動をしているのか、具体的な内容を知りたいと思う人もいるでしょう。

  • ハイブランドのサステナブルな取り組みとはどういうもの?
  • なぜサステナブルに注目されているの?
  • 具体的な事例はあるの?

などを知り、ハイブランドの新たな一面を知りたいはず。

そういうわけで今回は、『ハイブランドのサステナブルな取り組み』について詳しくお伝えしていきます。

具体的な事例もご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください!

そもそもサステナブル(Sustainable)って?

サステナブル(Sustainable)は、sustain(持続する)とable(〜できる)をかけ合わせた言葉で、 「持続可能な」「ずっと続けていける」という意味になります。

環境や人権、社会、経済などに配慮して、製造から販売までの過程を持続可能な状態に保つことが目標です。

そもそもサステナブルな取り組みが必要になった背景には、地球環境が危機的状況を迎えていることが挙げられます。

なかでも地球温暖化は深刻で、これ以上の気候変動を阻止するために、温室効果ガス(二酸化炭素など)の排出を抑えなければなりません。

例にもれずファッション業界もサステナブルな取り組みを行っていて、名だたるハイブランドがさまざまな活動を展開中です。

具体的には以下の項目を中心に取り組み、環境や社会に優しい選択を促進しています。

  • 素材の選定
  • 生産過程の見直し
  • 廃棄物の削減
  • リサイクルとリユース

持続可能な未来を目指す概念は消費者にも共有され、サステナブルなブランドや製品を選ぶことで、全人類がファッション業界の変革に貢献するのが理想です。

ハイブランドがサステナブルに注目する理由

ここではハイブランドがサステナブルに注目する理由を、以下のとおり3つの項目に分けて見ていきましょう。

  • 環境への負荷を低減するため
  • 労働環境を改善するため
  • 動物福祉を尊重するため

それぞれ詳しくお伝えするので、ぜひ参考にしてみてください!

環境への負荷を低減するため

ハイブランドがサステナブルに注目する主な理由は、環境への負荷を低減するためです。

ファッション業界は環境に多大な影響を与えており、とくに製造過程での資源消費や廃棄物の問題が深刻に。

これに対処するため、各ブランドは持続可能な方法を模索しています。

たとえばリサイクル素材やオーガニック素材を使用し、製造過程でのエネルギー消費を削減しているんですね。

これにより環境への負荷を軽減し、消費者に対してもエコ意識をアピールしています。

このようにハイブランドがサステナブルに注目するのは、環境への負荷を低減し、持続可能な未来を目指すためです。

労働環境を改善するため

ハイブランドがサステナブルに注目する理由のひとつに、労働環境を改善することが挙げられます。

ファッション業界では、労働者の権利や労働条件がしばしば軽視されてきました。

これに対応すべく、各ブランドは倫理的な生産を推進し、労働環境の改善に取り組む必要があります。

たとえば、複数のハイブランドを傘下に持つケリングやLVMHなどの企業は、サプライチェーンの透明性を高め、労働者に適正な賃金を支払うことを約束。

これにより、労働者の生活水準が向上し、企業の社会的責任が果たされるんですね。

このように、ハイブランドがサステナブルに注目するのは、労働環境を改善し、持続可能なビジネスモデルを確立するためです。

動物福祉を尊重するため

多くのハイブランドは、動物福祉を尊重するためにサステナブルに注目しています。

消費者の意識が高まるなか、動物福祉に配慮した製品を提供することは、ブランドの信頼性を向上させ、競争力を維持するために重要です。

たとえばステラマッカートニーは創業以来、動物由来の素材を一切使用せず、環境に優しい代替素材を採用しています。

また、ルイ・ヴィトンは2030年までに動物福祉を重視したサプライチェーンの構築を目指していることも公言。

これにより、動物の犠牲のもとに生まれる革製品や洋服を、できるだけ減らすように努力しているんです。

このように、動物福祉を尊重し社会的責任を果たすために、多くのハイブランドはサステナブルを意識した企業活動を進めています。

次の項目で、ステラマッカートニーについて詳しく書いているので、ぜひ読み進めてみてください。

サステナブルで世界をリードするのは「ステラマッカートニー」

「サステナブルなハイブランドといえばステラマッカートニー」と言われるほど、創業時から地球を守る活動を行ってきました。

ステラマッカートニーは、2001年の設立当初からサステナブルとラグジュアリーを両立するファッションに取り組んできて、現在も信念を曲げることはありません。

むしろ、環境への影響を最小限に抑えた取り組みは、以前にも増して幅広くなっているといっていいでしょう。

その活動は現在、素材の調達や衣服の生産から着用、廃棄、環境保全やテクノロジーの探求、ファッション業界の変革まで及びます。

そして多くの人から支持を集める理由は、優れたファッション性と共に使われている素材「クルーエルティフリー※」の存在にあります。

ステラマッカートニーは、設立当初から動物皮革を一切使用していません。

素材の大部分をリサイクル原料から調達しているんです。

  • 本革よりも水や汚れに負けない特殊で高品質な人工皮革(菌糸体からできた代替レザー)
  • バイオ素材の代替ファー
  • 発酵を用いたシルク

これらを採用しつつ、裏地にはペットボトルのリサイクル素材を使用するなど、徹底しています。

このような理由からステラマッカートニーは、サステナブルの分野で世界をリードするブランドだと言われているんです。

POINT※クルーエルティフリー:「残虐性(cruelty)がない(free)」という意味。動物実験を行っていないことを意味する言葉。

ハイブランドのサステナブルな取り組み事例

ここでは、ハイブランドのサステナブルな取り組み事例をご紹介していきます。

  • 温室効果ガス排出削減を目指す「ルイ・ヴィトン」
  • 雇用の持続可能性に取り組む「エルメス」
  • 女性の自立をサポートする「シャネル」
  • アニマルフリー素材を採用する「グッチ」
  • Re-Nylonプロジェクトを推進する「プラダ」
  • パッケージも責任ある調達を実現する「フェンディ」

具体的な内容を知ることで、サステナブルな取り組みがより理解しやすくなるはずです。

それではひとつずつ見ていきましょう!

温室効果ガス排出削減を目指す「ルイ・ヴィトン」

ルイ・ヴィトンの温室効果ガス排出削減目標は2021年、イニシアチブ(SBTi)によって認証されました。

イニシアチブ(SBTi)とは、企業が科学的根拠に基づいた温室効果ガス削減目標を設定することを支援する、国際的な団体のことです。

ルイ・ヴィトンは、2030年までに二酸化炭素排出量を2018年と比較してで55%削減することを目指しています。

具体的には、包装で使用するプラスチックを全てリサイクル(再生可能エネルギー)にしたり、製造や輸送、通勤などで排出される二酸化炭素量を削減したりなどが挙げられます。

これにより、再生可能エネルギーの利用拡大によるエネルギー自給率の向上と、ルイ・ヴィトン製品の二酸化炭素排出量を12%削減しました。

ルイ・ヴィトン製品の原材料は、動物・植物・鉱物などの供給源に関わらず、最も厳しい環境基準に従って選定されています。

天然資源をもとにつくられる原料の比率低減や、素材の製造工程の最適化を通じて、二酸化炭素排出量削減に貢献しているんです。

雇用の持続可能性に取り組む「エルメス」

最高級の素材と職人の技術によって、時代を超えて愛されるエルメス。

製品を一つひとつ丁寧に作るだけでなく、エルメスでは雇用の持続可能性にも取り組んでいます。

卓越したノウハウを継承し、技術に磨きをかけていくための職人の育成も大切な活動の一環だと考え、1837年の創業以来、毎年職人を育成しているんです。

エルメス製品部門の中心的存在ともいえる皮革部門。

2021年には、天然由来のキノコから生まれた人工レザー(シルヴァニア)を使用したバッグが登場するなど注目を集めました。

このように、卓越した技術で伝統を守り続ける職人を大切にし、「雇用の持続可能性」を実現したエルメスは、他のブランドの追随を許さないものとなっています。

女性の自立をサポートする「シャネル」

ココ・シャネルとブランド「シャネル(CHANEL)」は、ファッションの枠を超え、現代社会に多大な影響を与えました。

「女性の解放」という理念が、女性たちの社会的役割や服装に関する固定観念を打ち破ったんです。

それは単なる歴史的遺産ではなく現代社会においてもなお有効で、とくにジェンダー平等や多様性が求められる時代において、一層その意義が深まっています。

シャネルのファッションは、単なる美的表現ではありません。

「リトル・ブラック・ドレス」や「シャネルスーツ」は、女性らしさと機能性とシルエットの美しさを兼ね備えたデザインで、多くの働く女性に支持されました。

また機能性と快適さを重視し、男性の下着やスポーツウェアに使用されていたジャージー素材を女性の体にフィットする服やドレスに。

両手を解放させるためのショルダーバッグも生み出しました。

シャネルは現在でも、ラグジュアリーブランドとしてだけではなく、自己表現や女性のエンパワーメントのシンボルとなっています。

※ エンパワーメント:力や権限を与えること、本来の力を引き出すことを意味する言葉。

アニマルフリー素材を採用する「グッチ」

グッチは、2018年春夏コレクションからアニマルフリーを公約。

それに伴い、2017年初頭からローファーのインナーにカンガルーの毛皮を使用するのをやめ、ラムウールに変更しました。

同時に、アンゴラの使用をやめることを決め、動物の毛皮は一切使用していません。

グッチのアニマルフリーポリシーは、エシカルなラグジュアリーブランドのビジョンを明確に示すものです。

多くのブランドに影響を与え、グッチに続き、ラグジュアリー製品にごく当たり前のように使われていたファーを別の素材に切り替えるという動きにつながりました。

素材には、ナイロン廃棄物をリサイクルして作られた再生ナイロンや、メタルフリーまたはクロムフリーのなめし加工によるレザーなど、サステナブルな代替素材を使用。

これには、海洋生物に害を与えるプラスチックや、通常は埋め立て処分される古材も含まれ、高品質の新しい糸に生まれ変わります。

そしてグッチが生み出した素材で注目すべきは、「デメトラ」です。

デメトラは原材料の75%が植物由来で、動物性の原材料は一切使用していない再生可能な素材なんですね。

ラグジュアリーな品質や柔らかさ、耐久性を備えた素材で、幅広い製品に使われています。

Re-Nylonプロジェクトを推進する「プラダ」

2019年プラダ は、環境に関する理念に基づく完全なるサステナブル化の実現にむけた「Re-Nylon(リナイロン)」プロジェクトに取り組んだことで知られています。

プラダは創業以来、イタリア王室や上流階級などに高級革製品を提供するブランドでした。

1978年、プラダを一躍世界的な人気ブランドにしたのは、「日常を贅沢に飾る」をコンセプトとした「ポコノ」というナイロン素材を用いたナイロンバッグです。

プラダといえばナイロンバッグを思い浮かべるほど、ブランドを象徴しています。

現在でも主力シリーズとして高い人気を集めているなか、「伝統の再構築」として発表したのが「Re-Nylon」です。

Re-Nylonは、海から回収されたプラスチック廃棄物や使い古した漁網、繊維廃棄物を、再利用・浄化して作られた再生ナイロンのみを使用しています。

プラダのすべてのナイロンを100%リサイクルナイロンに転換する、完全なるサステナブル化に向けたプロジェクト。

プラダ Re-Nylonは、メンズとレディスのバッグやウェア、アクセサリー、シューズ製品など、ラインが拡大されました。

パッケージも責任ある調達を実現する「フェンディ」

サステナビリティは、フェンディのビジネス活動に根付いています。

アイデアが生まれる瞬間から製品が廃棄されるまで、リサイクルや古いものから新しいものを生みだすことなどを常に考えてきました。

なかでもサステナブルなパッケージは、環境への負荷を減らすために次に挙げることに重きを置いています。

  • プラスチック製のパッケージを紙やパルプ製に代替
  • 再生材や廃材、動植物性残渣を活用
  • 従来のパッケージの品質や機能を維持・改善しながらリデュース・リサイクル適性を向上

これらは循環型社会に貢献することを目的とした取り組みで、CO2排出量の削減プラスチックごみの削減をコンセプトに掲げています。

こうしたパッケージにおけるサステナブルな取り組みは、素材を変えるだけではなく、材料の調達から、製造、使用、廃棄までのすべての工程で徹底して行わなければなりません。

これまでフェンディは、製品のライニングや包装用に、植物から採取した繊維素セルロースベースの素材を採用しています!

サステナブルファッションを取り入れる方法

これまで、世界をリードするハイブランドのサステナブルな取り組みをご紹介してきました。

そこでここからは、消費者としてサステナブルファッションを取り入れる方法を3つ取り上げます。

  • サステナブルな取り組みに共感できるブランドで購入する
  • 長く愛用できるものを選ぶ
  • リユース品を積極的に活用する

それぞれ解説するので、ぜひ参考にしてみてください。

サステナブルな取り組みに共感できるブランドで購入する

サステナブルファッションを取り入れる方法のひとつに、「サステナブルな取り組みに共感できるブランドで購入する」ことが挙げられます。

この選択は、環境や社会に対する意識を高めるだけでなく、持続可能なファッションの普及にも寄与するんですね。

まず、サステナブルなブランドは、環境負荷を軽減するための具体的な取り組みを行っています。

たとえば、オーガニックコットンやリサイクル素材を使用し、製造過程での廃棄物を減らす努力をするなど。

消費者がこれらのブランドを選ぶことで、環境に優しい製品の需要が高まり、企業はさらに持続可能な方法を模索するようになるんです。

次に、消費者が共感できるブランドを選ぶことは、個々の価値観を反映する行動でもあります。

自分が支持する理念や取り組みに基づいて商品を選ぶことで、消費者は自らのライフスタイルをより意識的に作れますよね。

このような選択は、ほかの消費者にも影響を与え、サステナブルファッションの重要性を広めることにつながります。

さらに、サステナブルなブランドは透明性を持っていることが多く、製品の生産過程や労働環境についての情報を公開しています。

これにより、消費者は安心して購入できるだけでなく、ブランドの信頼性を高める要因ともなるでしょう。

このように、サステナブルな取り組みに共感できるブランドでの購入は、環境保護や社会的責任を果たすだけでなく、消費者自身の意識を高め、持続可能な未来を築く一助となります!

長く愛用できるものを選ぶ

「長く愛用できるものを選ぶ」ことも、サステナブルファッションを取り入れる方法です。

ファッション業界では、短期間で消費される大量生産の傾向があり、これが環境問題を引き起こしています。

長持ちする高品質なアイテムを選ぶことで、頻繁に新しい洋服やバッグを購入する必要がなくなり、結果的に廃棄物を減少させられるんですね。

また、製品を生産する際に使われる資源やエネルギーを間接的に節約することにつながります。

そして、耐久性のある素材を採用した洋服やバッグなどは、丁寧に扱えば長期間使用できるため、経済的にもメリットがあるんです。

さらに、長く愛用することは消費者自身のライフスタイルにも良い影響を与えます。

物を大切にする意識が高まり、無駄な消費を抑えられるため、より持続可能な生活を送ることが可能になるでしょう。

このように長く愛用できるものを選ぶことは、環境保護だけでなく、経済的、精神的な面でも多くのメリットがあります。

リユース品を積極的に活用する

サステナブルファッションを取り入れる方法として、「リユース品を積極的に活用する」こともおすすめです。

リユースは、資源の効率的な利用を促進します。

リユース品を活用することで、新しい製品を生産する際に使う多くの水やエネルギーを節約でき、環境への負荷を軽減できるんです。

また、リユース品の購入は経済的なメリットもあります。

中古品は新しいものよりも価格が安く、状態の良いアイテムを手に入れられることも多いんですね。

これにより、消費者はコストを抑えつつ環境に配慮した選択ができます。

このようにリユース品を積極的に活用することは、環境保護や資源の効率的な利用、経済的な利点などをもたらし、サステナブルファッションの実践において重要な役割を果たすでしょう。

なお、エコプラスでもハイブランドの中古品を取り扱っていますので、Yahoo!ショッピングを覗いてみてください!

まとめ

今回は、ハイブランドのサステナブルな取り組みについて解説してきました。

地球環境保護のために、ファッション業界もサステナブルな取り組みを行っています。

これまで各ブランドがどのような活動を行っているのか知らなった人も、理解が深まったのではないでしょうか。

もともとハイブランドの多くは、一つひとつ職人が手作りで製品を作っていたり、動物にも人にも優しい素材を使っていたりしていました。

近年では、その活動がより広範囲にわたるようになり、本格的にサステナブルを意識した取り組みを行っているブランドが多くなったんです。

消費者も持続可能な社会に貢献するべく、サステナブルファッションを取り入れる必要があるでしょう。

そのなかでご紹介した、「リユース品を活用する」ことに関しては、エコプラスでもハイブランドの中古品を多数取り扱っていますので、ぜひ活用してみてください。

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