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「超音波洗浄機って宝石の手入れに使ってはダメなの?使用がNGな宝石とOKな宝石について詳しく知りたい!」
簡単な操作で宝石や金属をはじめとした小物類をキレイにできる「超音波洗浄機」。
便利な機械ではありますが、すべての宝石に対応しているわけではないので、使用には注意が必要です。
など、超音波洗浄機に使える宝石や、使えないジュエリーなどについて気になりますよね。
そこで今回は「超音波洗浄機は宝石に使ってはダメなのか」というテーマを中心に、詳しくお伝えしていきます。
あわせて「超音波洗浄機がNGな宝石の特徴」や「超音波洗浄機で洗える宝石」についても触れていくので、ぜひ参考にしてみてください!

超音波洗浄機とは、簡単にいうと超音波による振動を利用して、金属やアクセサリーなどの汚れを落とす家電のことです。
具体的には水もしくは専用の洗浄液の中に、洗いたいアイテムを浸しておきます。
そして水もしくは洗浄液に超音波による振動を起こすことで、洗浄槽の中に無数の気泡が発生するんです。
その気泡が弾ける衝撃によって、アイテムについた汚れを分解したり剥がしたりして落とす仕組みとなっています。
この仕組みは「キャビテーション」と呼ばれており、以前は工場の部品や精密機器の洗浄に使われる業務用が主流となっていました。
それが近年では小型化され、眼鏡やアクセサリーなどの小物類を洗える家庭用のものも広く販売されています。
超音波洗浄機を使えば、人の手やブラシでは届きにくい細かい隙間の汚れまで、短時間でキレイに落とせるのが大きな魅力です。

結論からお伝えすると、超音波洗浄機はすべての宝石に使えるわけではありません。
宝石の種類によっては、かえってキズをつけたり、状態を悪化させたりすることもあるので、くれぐれも注意が必要です。
というのも超音波洗浄機は超音波が起こす振動や、生じた気泡が弾ける衝撃で汚れを落とす仕組みだからです。
このような衝撃に耐えられない宝石の場合は、超音波洗浄機の使用を避けなければなりません。
なお宝石の強度というと「モース硬度」が思い浮かぶかもしれませんが、これはあくまで硬さを示す値です。
たとえ表面が硬い宝石であっても、衝撃によって割れやすい性質をもつ場合もあるので要注意。
「超音波洗浄機の使用がNGな宝石」については、のちほど詳しくお伝えしていくので、そちらもぜひチェックしてみてください!

超音波洗浄機で洗える宝石は、硬度が高く、振動の衝撃にも比較的強い性質を持つものです。
一般的には以下のような宝石が挙げられます。
ただしこのような硬い宝石であっても、インクルージョン(内包物)や亀裂のあるものは、衝撃で割れる可能性があるので注意が必要です。
また表面にコーティング加工がされているものなども、加工が剥がれてしまう場合があります。
詳しくは「超音波洗浄機に入れてはダメな宝石」の項でお伝えしているので、こちらも必ずチェックしておきましょう。
超音波洗浄機を使用する際はくれぐれも慎重に、心配な場合はなるべく使わないようにすることをオススメします。

超音波洗浄機に入れてはダメな宝石の特徴は、主に以下の6つです。
このような特徴をもつ宝石は、超音波洗浄機の振動によって傷ついたり割れたりするリスクが高いため、使用を控えたほうが安心です。
それぞれの特徴について、以下から詳しくお伝えしていきます!
宝石の内側にインクルージョン(内包物)や亀裂が見られる場合は、超音波洗浄機の使用を控えるほうがいいでしょう。
なぜなら亀裂やインクルージョンに超音波による振動が伝わることで、ひびが広がったり割れたりする恐れがあるからです。
たとえダイヤモンドのような硬度の高い宝石であっても、亀裂があるために割れてしまうこともあるので、くれぐれも注意してください。
また宝石の亀裂に油や樹脂、ガラスなどの物質を充填し、目立たなくする処理が施された宝石にも注意が必要です。
こうした宝石は、洗浄機の超音波振動によって補修した箇所から再度ひびが入ってしまうおそれがあります。
実際、以下のようにGIA(米国宝石学会)でも、注意喚起がされています。
超音波洗浄器は次の場合は洗浄に使用しないでください。
・表面にまで達している亀裂が油、樹脂、ガラスのような物質で充填されている宝石の原石
引用元:GIA・宝飾品のお手入れのコツ
なお購入時には良好な状態であっても、時間の経過によってひびや亀裂が生じている場合もあるため、洗浄前に状態をよく確認しましょう。
表面にコーティング加工が施された宝石も、超音波洗浄機には適していません。
以下のようにGIA(米国宝石学会)でも、プラスチックやワックスなどで表面をコーティングされた宝石について触れられています。
超音波洗浄器は次の場合は洗浄に使用しないでください。
・プラスチックやワックスなどの非永続的な物質でコーティングされた宝石
引用元:GIA・宝飾品のお手入れのコツ
このような宝石は超音波洗浄機の振動や熱によって、表面に施されたコーティングが剥がれてしまう場合があります。
また金属部分にメッキ加工が施されているアクセサリーなどについても、同様に注意しなければなりません。
ここでメッキ加工とは金属の薄い膜を表面に施す処理のことです。
こうしたメッキ加工のアクセサリーを超音波洗浄機にかけると、メッキがはがれてしまうケースがあるので要注意。
メッキ加工は見た目だけでは通常の金属素材と区別しづらい場合もあるので、よく確認しておきましょう。
超音波洗浄機の使用に向いていない宝石として、劈開(へきかい)の性質を持つものも挙げられます。
劈開とは簡単に言うと、「決まった方向に割れやすい性質」のことです。
宝石の硬さによらず、特定の方向から強い衝撃が加わると割れてしまうことがあるため、振動を伴う洗浄機との相性は良くありません。
たとえば劈開がある宝石の代表例としては、以下のようなものがあります。
このような宝石は超音波洗浄機には不向きなので、くれぐれも使用しないように注意しましょう。
ちなみにダイヤモンドにも強い劈開の性質があるので、少しでもひび割れがある場合には、超音波洗浄機の使用は控えるべきです。
ほかの宝石についても「宝石名 劈開」などで検索するとチェックできるので、超音波洗浄機を使用する前に必ず確認しておきましょう。
有機質または多孔質の宝石についても、超音波洗浄機での洗浄は避けたほうがいいでしょう。
これらの宝石は水に弱く、超音波洗浄機を使うことで表面のテリやツヤ、色合いなどを失ってしまう可能性があるからです。
具体的にはパールやサンゴ、象牙(アイボリー)、琥珀などが有機質の宝石に当たります。
とくにパールやサンゴは一度濡れてしまうと、乾燥しやすくなり、ひび割れや変色を起こすこともあるんです。
また多孔質の宝石として代表的なオパールなどは、水に濡れることで、遊色効果(虹色の輝き)を失ってしまうこともあります。
さらにこれらの有機質・多孔質の宝石は、一般に硬度の低いものが多いです。
超音波洗浄機の振動によって割れる・ひびが入るなど、破損してしまうリスクもあるので、使用を避けることをオススメします。
熱や温度変化に影響を受けやすい宝石も、超音波洗浄機の使用は避けたほうが安心です。
超音波洗浄機は振動によって熱が発生するため、使用するに従って洗浄水の温度が上がる傾向があります。
そのため熱や温度変化に弱い宝石に超音波洗浄機を使うと、かえって劣化や変色を引き起こしてしまうリスクがあるんです。
実際、以下のように、GIA(米国宝石学会)でも、熱や温度変化に弱い宝石は超音波洗浄機を使わないよう注意されています。
超音波洗浄器は次の場合は洗浄に使用しないでください。
・処理されているか否かにかかわらず、熱や温度変化の影響を受けやすい宝石。 このような宝石にはタンザナイト、フェルスパー(サンストーンやムーンストーン)、フルオライト、アイオライト、クンツァイト、ラピスラズリ、マラカイト、オパール、トパーズ、トルコ石、ジルコンなどがある。
引用元:GIA・宝飾品のお手入れのコツ
なお熱や温度変化に弱い宝石の具体例としては、上記のようにタンザナイトやオパール、トパーズなどが挙げられます。
このような宝石にはくれぐれも超音波洗浄機を使用しないように注意しましょう。
宝石の留め具がゆるくなっているジュエリー類については、超音波洗浄機を使う際に十分な注意が必要です。
このようなジュエリー類は超音波洗浄機を使うことで、留め具から宝石が外れてしまうリスクがあります。
もし留め具から宝石が外れてしまうと、修理の手間や費用がかかったり、紛失の危険が高まったりするので要注意。
そのような事態を避けるには、超音波洗浄機を使用する前に、宝石の留め具のゆるみや劣化が見られないかを十分に確認しておきましょう。
なお留め具が外れる心配がある場合は、自分でできる範囲で手入れをするか、専門店にクリーニングを依頼するのも方法です。

ここでは超音波洗浄機が使えない宝石について、家庭でできる簡単なお手入れ方法をご紹介していきます。
まず日頃のお手入れとして一番簡単なことは、使用のたびに柔らかく乾いた布で優しく表面を拭いておくことです。
このようなこまめなケアをするだけでも、表面に汚れが蓄積するのをかなり防ぎやすくなります。
次に汚れが気になるときはボウルにぬるま湯を入れ、中性洗剤を溶かし、宝石を少しの間浸けておきましょう。
また柔らかいブラシで宝石の表面を、優しくなでるように磨いてみるのも方法です。
最後はぬるま湯でしっかりと宝石の表面をすすいで、柔らかい布で水分を丁寧に拭き取れば完了となります。
なお宝石をシンクで直にすすぐと、そのまま流してしまう危険があるため、コップなどに水やぬるま湯をためてすすいだほうがいいです。
それから宝石やジュエリーの種類によっては、水分に弱かったり、洗剤の使用がNGだったりする場合もあります。
さらに真珠のような柔らかい宝石の場合は、強くこすると傷つけてしまうこともあるので、くれぐれも注意してください。
自分で宝石のお手入れをする際は、必要に応じて購入店などに確認し、無理のない範囲で行うようにしましょう。

宝石類を長持ちさせるためには、日頃の保管方法にも気を配ることが大切です。
まず宝石類は基本的にまとめずに、個別にわけて保管することが長持ちさせるコツとなります。
たとえダイヤモンドのような硬い石であっても、まとめて保管しておくと、何かの拍子にぶつかり合って割れてしまうリスクもあるんです。
またインクルージョンや亀裂のある宝石も、少しの衝撃で割れてしまうこともあります。
そのため宝石類を保管する際は、できるだけ購入時の箱や袋などにきちんとしまい、一つ一つ分けて保管するのがオススメです。
それから直射日光の当たる場所や、高温・多湿になる環境を避けて保管することも大切になります。
宝石の中には紫外線によって劣化が進んでしまうものや、熱や水分の影響で変色してしまうものもあるんです。
なので宝石の保管場所には風通しがよく、日光が当たらないところを選ぶといいでしょう。
なおパールやオパールなど、ある程度の水分を必要とする宝石もあります。
このような宝石の場合は極端に乾燥した場所に置いておくと、かえって劣化を進めてしまうこともあるので注意が必要です。
以上のような基本的な保管方法をおさえた上で、各宝石の性質にあった適切な保管場所を選んでいきましょう!
今回は「超音波洗浄機は宝石に使ってはダメなのか」というテーマを中心に、詳しくお伝えしました。
具体的には以下のような特徴をもつ宝石については、超音波洗浄機の使用を控えることをオススメします。
このような特徴をもつ宝石は超音波洗浄機の振動によって、傷ついたり割れたりするリスクが高いです。
そのため無理に超音波洗浄機を使うよりも、自分でできる範囲のお手入れに留めておくのが、長持ちさせるコツとなります。
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