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2024.02.15
目次
腕時計で、ノルケインをご存知の方はあまり多くないかもしれません。なぜなら非常に新しいブランドのため、まだそれほど認知度が高くないからだと言われています。
とはいえ現在とても注目を浴びているブランドとして、腕時計業界を大きく賑わせています。
ということで今回は、そんなノルケインの特徴と強みについて、詳しくまとめました。ノルケインについて知りたい方はぜひ参考にしてください。
ノルケインは2018年、スイス・ビエンヌにて創業開始した新しいブランドです。
大手の傘下というわけでもなく、独立した企業による設立となります。
2018年に創業したばかりですが、2019年には日本でもノルケインの正規取扱店が着実に増えている状況です。
そして設立間もないブランドにも関わらず、すでにブランドを象徴するようなモデルが各シリーズから展開されています。
各シリーズはノルケインのスピリットを現す、「アドベンチャー(挑戦)」「フリーダム(自由)」「インディペンデンス(独立)」の名を冠しています。
いずれも腕時計としての品質は最高級ながら、すべてスイス製の機械式時計のみの製造という強いこだわり。
非常に挑戦的な特徴を持ちつつも、高い品質を目指し続ける姿勢が注目を浴びています。
ノルケインの強みはなんといっても、マニュファクチュール・ムーブメントを2年で開発した点にあります。
2018年に創業し、2020年には自社で一貫して腕時計を生産する体制を築き上げたのです。
そのため腕時計業界の中でも、非常に注目を浴びるブランドとなりました。
このムーブメントは、ケニッシ社と共同開発したムーブメントです。ケニッシ社はチューダーが設立した企業で、ムーブメントのノウハウが蓄積されています。
しかしムーブメントの独自開発は、作ろう!と思ってすぐに作れるものではありません。
創業当初よりプランをすぐスタートさせなければ、2年で独自のムーブメントを搭載するのは不可能だったでしょう。
挑戦的で、その判断は枠組みにとらわれず、独創的。そんなノルケインの強みがあるからこそ、多くの方にとても早いスピードで認知されてきています。
ノルケインは精度の高さと、見た目の美しさからファンが増え続けています。
しかしどのモデルを選べばいいのか、少しわかりにくい部分もあるでしょう。
とくにおすすめなのは、「アドベンチャースポーツ クロノ オート(N1200C21C/B121/B101SC)」です。
ほかのモデルについても詳しく解説しますので、ぜひ選ぶ際の参考にしてください。
アドベンチャースポーツ クロノ オート(N1200C21C/B121/B101SC)は、クロノグラフとして王道のモデルとなっています。
文字盤もよく見るとカーボン調のような、ヘリンボーン柄のような印象が特徴的です。(NORQAINのロゴパターンを施した文字盤)
搭載されている回転ベゼルは、傷がつきにくいセラミック製となっています。全体的にスポーティーな仕上がりです。
クロノグラフの機能に関わるものは赤針が採用されており、ひと目で状況が確認しやすいように配慮されています。
スポーティーな力強さと、精度の高さを高次元で融合した1本です。
堅牢で個性的なケースは所有欲を満たすのと、所持者のアドベンチャー(挑戦)を支えてくれるでしょう。
インディペンデンス20リミテッドエディション(NN3000S03A/E301/102SI)は、2020年の限定モデルです。
ノルケインはインディペンデンスを象徴するモデルとして、毎年限定となる特別モデルを展開しています。
つまり2019なら19リミテッドエディション、2021年なら21リミテッドエディションとなるルールです。
中でも20リミテッドエディションは、オールドスチールフィニッシュ仕上げが非常に人気を集めました。
採用されているカラーはフォレストグリーンです。ちなみに21リミテッドエディションもこの仕上げを採用し、ミッドナイトブルーを使っています。
当モデルよりマニュファクチュール・ムーブメント、NN20/1の搭載が始まりました。ノルケインとしても非常に価値のある1本と言えるでしょう。
世界限定で200本となっています。
実際にメンズ向けの定番モデルを選ぼうと思った際、どのモデルを選べばいいか悩むかもしれません。
この項目では、定番モデルとして下記の3つをご紹介します。
それぞれ特徴も合わせてまとめましたので、気になるモデルをチェックしてみてくださいね。
アドベンチャーネベレストは頂上を目指し、挑戦を続けるノルケインの姿勢を表したシリーズです。
とくにアドベンチャーネベレスト 40グレーシャーは、文字盤が特徴的となっています。
赤い針がエベレスト登頂のフラッグを表し、登頂時に危険な場所とされるクンブ氷瀑のクレバスを表す文字盤のパターン。
文字盤が全体で挑戦し続ける過程を表しており、「頂上にたどり着いたものが到達する感動」を映し出しているかのようです。
文字盤の特徴以外は全体的にシルバートーンで統一されていて、ブラッシュ仕上げとサテン仕上げを融合させています。
マーカーや針にスーパールミノバよりも明るい、X1スーパールミノバを塗布。冒険をするなら、この腕時計があれば心強い味方となるでしょう。
フリーダム60 39MM「NN2001SA/T201/203S」は、シンプルさと美しさを兼ね備えた1本です。
ケース径が39mmとなっており、コンパクトかつ薄型のムーブメントを搭載しています。
そのスタイリッシュさだけではなく、70時間のパワーリザーブも実現。まさに実用性と美しい外観の両立を行えています。
このモデルがフリーダムの名を冠しているのは、60年代の自由な雰囲気を表現しているからです。
古典的な表情を醸し出すドーム型の風防を採用し、アンティーク感を演出。しかし採用しているのは加工が難しいとされる、サファイヤクリスタルの風防です。
ケースサイドも異なる仕上げを取り入れ、まさにフリーダム60の名にふさわしい1本と言えます。
インディペンデンス 21 リミテッドエディション「NN3000S03A/A301/102SI」は、毎年ノルケインが発表している限定モデルです。
中でも21 リミテッドエディション「NN3000S03A/A301/102SI」は最新の新作で、前作でも好評だったオールドスチールフィニッシュ仕上げを採用。
今作はミッドナイトブルーで、美しくも深い色合いを作り出しています。
このモデルは1つ1つ、手作業で仕上げられているのが特徴です。世界限定200本のため、やや定番モデルとしては当てはまらないかもしれません。
しかし毎年インディペンデンスは名を連ねているので、定番モデルとしていずれかのエディションを狙うと良いでしょう。
とくにインディペンデンスに込められた意味は、「独立」です。独自の道を歩み続ける方にこそ、このモデルは最適と言えます。
メンズ向けモデルがクローズアップされがちなノルケインですが、実はレディース向けも充実しています。
シリーズは同じく3種類から選べ、それぞれの名を冠した特徴が印象的です。今回ご紹介するのは、下記3つのモデルとなっています。
ではそれぞれ特徴も合わせて、詳しくご紹介していきます。
アドベンチャー スポーツ レディ オート「N1800SP81A/M18D」は、スポーティーなデザインをそのままに女性らしさを加えたモデルです。
随所にスポーツモデルらしい工夫がされているものの、文字盤がホワイトマザーオブパールでとても美しく作られています。
この素材は天然物なので、1品ずつ違う風合いを作り出しているのも特徴的です。
また3時位置を除き、残りの時間分にダイヤモンドを埋め込んでいます。ここでも高級感が演出され、飽きの来ないデザインを実現しました。
シンプルかつ美しい1本です。同じくアドベンチャースポーツで、ペアとして購入される方もいらっしゃいます。
シルバーのブレスレットはもちろんのこと、革ベルトやラバーとの相性も抜群です。
フリーダム60 GMT「NN2100SG/O211」は、フラッグシップに当たるモデルです。
乳白色のオパリンダイヤルとなっています。中心のGMTリングは上部がミッドナイトブルーで、下部はボルドーレッドのハーフリング仕様です。
さらに針とインデックスには、夜間視認性の良いスーパールミノバも採用。(オールドラジウムカラー)
ドーム型の両面無反射コーティング済サファイアガラスが使われており、新しくも古典な風合いが新しい時代を感じさせます。
ストラップのラグ近くには、職人が手作業で施したNORQAINステッチが見えるでしょう。
全体的になめらかな曲線で仕上げられているため、気品も感じられます。
フリーダム 60 レディ オート「N2800S82A/W281/28TO.14S」は、ケースが最小の34mmです。
女性らしさもありながら、スペックは男性向けモデルと変わりません。(キャリバーにETA2824を採用。男性向け3針と同一)
しっかりとケースの裏面から自動巻きのローターも確認でき、ケース横のNORQAINステッチも確認できます。
装着してみると上品な中に高級感があり、ライトブラウンのベルトがかわいらしさも演出してくれるでしょう。
ベルトはほかにも5色の展開があるため、自分で気に入ったカラーを選べます。
今回はノルケインの定番モデルや選び方などを中心に解説してきました。
この他にも高級腕時計については、まだまだ知っておきたいことがたくさんあります。
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