知恵袋ブログ
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ハイブランドバッグのなかには、リセールバリューが高く「資産」の一つとして取り扱われるアイテムがあります。
とはいえ、どのバッグに資産価値があるかわからない人も多いのではないでしょうか。
これらを把握して、賢く買い物をしたいですよね。
そこで今回は、資産価値のあるハイブランドバッグについてお伝えしていきます。
資産価値が決まる要素や、具体的なバッグの種類も取り上げるので、ぜひ参考にしてみてください!
ハイブランドバッグの価値は、次の5つの要素で決まります。
一つずつ詳しく詳しく解説していくので、さっそく見ていきましょう。
ルイ・ヴィトンやエルメス、シャネルのような長い歴史を持つブランドは、アイテムの価値が高くなりやすいです。
いずれも創業から100年以上経過しており、紆余曲折ありながらもブランドを成長させてきたんですね。
これだけ長い間、ブランドを存続できるのは商品の質やものづくりへのこだわりを維持し続けてきたからだといえます。
知名度・人気・信頼度などが高いため多くの人から評価されています。
いわゆるネームバリューが強いので、値崩れしにくいんですね。
ほかにも、貴族から愛されていたブランドは、伝統と格式が評価されるので中古市場でも人気を集める傾向があります。
同じブランドでも、モデルによって価値が異なります。
あくまで参考になりますが、次の表にエルメスの代表的なモデルの参考買取価格をまとめました。
モデル名 | 参考買取価格 |
バーキン25 | 約3,000,000円 |
ケリー28 | 約2,500,000円 |
ボリード31 | 約1,000,000円 |
※2025年3月現在
上記はエコプラスでの参考価格になりますが、買取相場は月単位で変わるため、この限りではありません。
素材や色、刻印、買取時期によって異なることをご承知おきください。
なお人気が高い、もしくは定番モデルは価値が下がりにくいため、買取価格も安定しやすいです。
たとえば、ルイ・ヴィトンを代表する「モノグラム」は、ブランドを代表するデザインとして多くの人から認知されています。
1981年に誕生してから今でも人気が衰えず、高価買取の対象になることが多いといえるでしょう。
また、限定生産や特定のデザイナーのコレクションなども高価買取の対象になることがあります。
たとえばバレンタイン限定で販売されたシャネルのマトラッセは、希少性の高さもあり高価買取が期待できるバッグです。
バッグの価値は商品の状態によってランク分けされ、きれいなものは高値で取引されます。
エコプラスでも商品の状態を5つにランク分けしているので、以下参考にしてみてください。
N:新品・未使用
S:長期保管、展示品など未使用に近い商品
A:わずかなキズや汚れがあるが中古品として状態が良い商品、美品
B:小キズや小さな汚れ、わずかな匂いなど使用時には問題ない使用感のある商品。
C:目立つキズや汚れがあり、かなり使用感のある商品
買取店によってランクの分け方は多少異なるものの、上記のように分類されることがほとんどです。
基本的に需要が高く、比較的新しいバッグが高値で取引されることが多いですが、ヴィンテージバッグは例外です。
というのも年代物のヴィンテージバッグは、復刻モデルが製造されない限り市場にある数に限りがあって希少性が高いから。
たとえばヴィンテージシャネルとして人気の高い「マドモアゼル」は、2019年頃から中古販売価格が上昇しています。
2019年頃は10万円代で購入できましたが、2024年には50万円代にまで高騰しました。
中古販売価格が高騰したのは、SNSを中心にヴィンテージファッションが盛り上がったのがきっかけです。
ただしヴィンテージバッグの価値が上昇するか見極めるのが難しいため、投資目的で購入する際は慎重に判断したほうがいいでしょう。
販売しているバッグの数が少ないほど手に入りづらくなるため、買取価格が高くなる傾向です。
たとえばエルメスの「バーキン」や「ケリー」は、戦略的に販売数を抑えることで希少性を高めています。
生産数が限られているので、予約待ちが数年におよぶこともあるほど。
需要に対して供給が少ないので、中古市場で高値が付けられることが多いんです。
なお販売数が少ないのは、一つひとつの製品を職人の手作りで製作していることも理由として挙げられます。
単に販売数を抑えるだけでなく、質の高い素材と高度な技術が合わさることで、必然的に生産できる数が限られるんです。
資産価値のある代表的なバッグは、次の5つです。
どのような点が資産価値が高いポイントなのかもあわせてご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
1984年の発売以降、エルメスの「バーキン」は入手困難なバッグだといわれています。
定価が年々上昇しているだけではなく、そもそも正規店で購入する権利を得るのも難しいんです。
というのもエルメスは購入制限を設けており、顧客は年間に購入できるバッグの数が制限されているから。
このような制約が、バーキンの希少性をさらに高めているんですね。
中古市場でも取り扱われていて、定価よりも高いことも多いため、「身につける資産」といわれています。
バーキンのなかでもとりわけ高値で取引されているのが、バーキン25・30といった小さなサイズのモデルです。
バーキン同様に高い人気を誇る「ケリー」も、入手困難で資産価値のあるバッグです。
20年前と比べると定価が約3倍、市場価格が約7.5倍に高騰しており、ケリーの資産価値が上昇していることを表しています。
バーキン同様、職人が一つひとつ丁寧に手作業で製作していることから、市場に出回る数も需要に対してごくわずかです。
そして小さいサイズの人気が高く、ケリー25・28などが高値で取引されています。
販売から10年経過して多少使用感があるものでも、定価を下回らずに買い取ってもらえる可能性も。
また、ケリーバッグには「トゴ」や「ボックスカーフ」などの最高級の革が使用されており、耐久性と美しさを兼ね備えています。
これらの素材は時間が経つにつれて風合いが増し、長く愛用できる点が魅力なんですね。
そのため20年前に購入したものでも、状態が良ければ当時の購入価格以上の価値になることがあります。
ルイ・ヴィトンのなかでも高価で、発売してから不動の人気を誇るのが「カプシーヌ」。
流行り廃りに影響されず、フォーマルからカジュアルまで幅広いシーンで使用できるデザインが魅力です。
この多様性がさまざまな顧客層に支持される要因となり、需要を高めています。
とはいえ、ルイ・ヴィトンも熟練の職人によって手作りされているため、商品の数はかなり少ないです。
とくに、クロコダイルなどのエキゾチックレザーを使用したモデルは希少性が高く、資産価値がさらに上がります。
シャネルのなかでも象徴的なアイテムとして位置づけられているのが「マトラッセチェーンショルダーバッグ」。
とくにココ・シャネルのデザイン哲学が反映されたこのバッグは、時代を超えて愛され続けています。
マトラッセは、限定品やヴィンテージモデルが高い希少性を持ち、これが資産価値を高める要因となっているんですね。
市場に出回る数が限られているため、需要が供給を上回る状況が続いています。
なお、状態の良いヴィンテージ品は高額で取引されることが多いです。
「レディ ディオール」はダイアナ妃が愛用したことで有名なバッグであり、その歴史的背景が資産価値を高めています。
1995年にダイアナ妃がこのバッグを持っていた姿が多くのメディアに取り上げられたことから、バッグは「レディ ディオール」と名付けられ、特別な存在となりました。
価値が高いのは、実用性が高いミディアムやミニサイズ。
とくにラムスキンやキャビアスキンなどの素材は耐久性が高く、長期間使用しても型崩れしにくい特性も長く愛用できるポイントです。
これにより、バッグの美しさと機能性が保たれることも資産価値の高さに影響しています。
なお、レディ ディオールも市場に出回る数が限られているため、需要が供給を上回る状況が続いており、価格の安定性が保たれています。
ハイブランドバッグを投資対象として買うときには、次の3つのポイントに注意しましょう。
それぞれのポイントについて、詳しく解説していきます。
ハイブランドバッグを投資対象として買う際は、素材にこだわりましょう。
というのも、バッグの耐久性や価値保持に直結するからです。
高品質な素材は、バッグの見た目や使用感だけでなく長期的な価値にも影響を与えます。
たとえば、厳選されたレザーや高品質なキャンバスを採用したバッグは耐久性が高く、使用による摩耗や傷が少ないため良好な状態を保ちやすいです。
また、希少性のある素材や特別な製法で作られたバッグは、コレクターや投資家から高い評価を受ける傾向にあります。
これにより、購入時の価格が将来的に上昇する可能性が高まるんですね。
以上の理由から、ハイブランドバッグを投資対象として買う際には、素材にこだわることが非常に重要です。
できるだけシンプルな色とデザインを選ぶことも、ハイブランドバッグを投資対象として買う際のポイントになります。
まずシンプルな色やデザインは流行に左右されにくく、長期間にわたり人気が続く傾向です。
とくに黒、ベージュ、ネイビーなどのベーシックなカラーはどんなスタイルにも合わせやすく、幅広いシーンで使用できるため、需要が高いんですね。
これにより、将来的に売却する際にも高い価格で取引される可能性が高まります。
次に、ブランドのアイコニックなモデルや定番のデザインは時代を超えて愛されるため、投資としての安定性が増します。
たとえば、エルメスのバーキンやシャネルのマトラッセなどは、シンプルでありながら高級感を持ち、常に高いリセールバリューを誇るんです。
さらに、シンプルなデザインは経年劣化の影響を受けにくいという利点も。
複雑な装飾や派手な色合いのバッグは、使用や保管の過程で傷や汚れが目立ちやすく、価値が下がるリスクがありますが、シンプルなものはその点で優れています。
以上、ハイブランドバッグを投資対象として選ぶ際はできるだけシンプルな色とデザインを選ぶことで、将来的にも安定した価格での取引が期待できるでしょう。
リセールバリューと資産価値を維持するため、ハイブランドバッグを投資対象として買う際は状態が良いものを選び、購入後は傷や汚れが付かないようにしましょう。
まず、バッグの状態はその価値に直結します。
新品は傷や汚れの心配はありませんが、中古品を買う際はとくにバッグの状態を確認するようにしてください。
また、購入後のケアも重要です。
バッグの適切なメンテナンスを行うことで、良い状態を保てます。
たとえば定期的にクリーニングを行ったり、アイテムに適した方法で保管したりすることで、長期間にわたってバッグの価値を維持できるんです。
そうすることで、必要なときに高値で売却することが可能になります。
さらに状態の良いバッグは市場での需要が高く、とくにヴィンテージや限定モデルは良好な状態であるほど高い評価を受ける傾向が。
したがって、ハイブランドバッグを投資対象として考える際には、状態の良さとその後のケアが非常に重要な要素となります。
なお、ブランドバッグの保管方法について以下の記事で詳しく解説していますので、あわせて読んでみてください。
ハイブランドのバッグのなかには高い資産価値を持つものがありますが、その価値は流動的であると覚えておきましょう。
今回ご紹介したエルメスやシャネル、ルイ・ヴィトンなどのバッグは、歴史が深くアイテムの品質も最高級のものばかりで資産価値が高いことに間違いありません。
しかしバッグの価値は市場の需要と供給やトレンドの変化、さらには経済状況によって大きく影響を受けます。
また、ブランドの戦略や市場の動向も影響を及ぼすんですね。
たとえば、ブランドが新しいモデルを発表したり製造数を増やしたりすることで、既存モデルの希少性が薄れることも。
これにより、以前は高値で取引されていたバッグが価値を失うこともあります。
資産価値が高いと言われるバッグが必ずしも定価より高い、または定価近くの金額で売れるなど、価値が保証されているわけではないことをご承知おきください。
先月は定価より高く売れたけれど、今月は同じように売れないのはよくあることです。
このように、資産価値のあるハイブランドバッグといってもその価値は常に変動するため、購入や投資を考える際には慎重な判断が求められます。
市場の動向を把握し、適切なタイミングでの売買が重要です。
今回は、資産価値のあるハイブランドバッグについてお伝えしてきました。
ハイブランドバッグの資産価値はモデルや状態、さらには市場の動向などによって変動するものです。
それを踏まえたうえで、もしハイブランドバッグを投資目的で購入したい人は、今回ご紹介した5つのアイテムもぜひ視野に入れながら検討してみてください。
なおエコプラスでも、資産価値のあるハイブランドバッグを取り扱っています。
すでにお伝えしたとおり、価格についてはその時々によって変わるため、購入や売却を考えている人は一度店舗にお問い合わせください。
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