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「エメラルドって産地によって何が違うの?どんな特徴がある?プロがどうやって見分けるのかも知りたい!」
産地によって大きく価値が変わる宝石「エメラルド」。
ですが産地が変わると何が変わるのか、具体的な違いや見分け方はよく分からないですよね。
など、エメラルドの産地や特徴、見分け方などについていろいろと気になるところでしょう。
そこで今回は「エメラルドの産地による違い」というテーマを中心にお伝えしていきます。
あわせて「エメラルドの産地ごとの特徴」や「プロの見分け方」についても触れていくので、ぜひ参考にしてみてください!

エメラルドは産地によって、カラーや透明度、インクルージョン(内包物)などに違った傾向があります。
これらの違いがあることで、産地によってエメラルドの資産価値も大きく変わってくるんです。
たとえばコロンビア産のエメラルドは緑がとても鮮やかで、最高峰の品質とされ、市場価値も高くなりやすいです。
一方ザンビア産のエメラルドは、透明感が高く、濃い青みがかった緑色が特徴となっています。
このようなことからエメラルドを選ぶ際は、産地を確認することも大切です。
エメラルドの産地ごとの具体的な違いは、次の項から詳しくお伝えしていくので、ぜひ参考にしてみてださい!

エメラルドの産地の中でも、代表的な6ヶ所の特徴は以下のとおりです。
このようにエメラルドは産地ごとに大まかな違いや傾向があり、市場価値にも影響を与えます。
上記の特徴を知っておくことで、エメラルドの価値を見極めやすくなるので、確認してみてください。
それぞれの特徴について、以下から詳しく見ていきましょう!
コロンビア産のエメラルドは、数ある産地の中でも最高品質と評価されています。
特徴としては成分にクロムが多く含まれ、鉄の含有が少ないことから、鮮やかな緑色に見える傾向があることです。
またコロンビアにはいくつものエメラルド鉱山が存在しますが、鉱山ごとにも大まかな特徴があります。
たとえば世界最高峰のエメラルド鉱山である『ムゾー鉱山』のエメラルドは、濃い緑色の美しい色合いが特徴です。
さらにムゾー鉱山からは六角形の星形の光を放つ「トラピッチェエメラルド」が産出されたことがあり、世界中で話題となりました。
一方『チボール鉱山』のエメラルド青みがかった緑色と、インクルージョン(内包物)の少ない透明度の高さが魅力となっています。
なおコロンビア産のエメラルドの多くには、固体・気体・液体の3種類が混在した「三相インクルージョン」があるのも大きな特徴です。
アフリカ地方のザンビアは、コロンビアに次ぐ重要なエメラルドの産地として知られています。
ここで産出されるエメラルドはペグマタイトとタルク・マグネタイト片岩を母岩としており、緑色が濃く、透明度が高いことが特徴です。
またコロンビア産と比べると青みが強い点も、ザンビア産の大きな特徴となっています。
さらにザンビア産のエメラルドは丸みを帯びているものが多いことから、楕円形のオーバルカットが施される傾向があるんです。
なおザンビアの『カゲム鉱山』は世界最大のエメラルド鉱山としても知られており、産出量は世界の約20%となっています。
ブラジル産のエメラルドは、濃い緑から鮮やかな緑、青みがかった色味などの多彩な色合いを持つのが特徴です。
たとえばゴイアス州にあるサンタ・テレジーニャ・デ・ゴイアス地域のエメラルドは、粒が小さく、透明度が高い傾向があります。
またミナスジェイラス州のモンテベロ鉱山やベルモント鉱山では、大粒の高品質のエメラルドが産出されています。
さらに同州のイタビラ鉱山からは、暗めの色合いをもつ、品質の良いエメラルドも採掘されているんです。
なおバイーア州のカルナイーバ鉱山からは青みがあり、透明度が低いエメラルドが発見されましたが、近年は産出量が減少しています。
以上のようにブラジルでは鉱山ごとに、さまざまな特徴のあるエメラルドが産出されているんですね。
ロシア産エメラルドは大きなベリリウム鉱床から産出され、深い緑色の輝き、透明度の高さから高い評価を受けています。
中でも宝石の表面に平らな面を多数を施す「ファセットカット」に適したものは、産出される原石の0.5%もありません。
このことからエメラルド通にとって、ロシア産のファセットカットのエメラルドは、極めて高い人気を誇っています。
なおロシアでエメラルド鉱山が発見されたキッカケは、農民が川のほとりでエメラルドを発見したことと伝えられています。
しかし16世紀の末頃にはロシアですでにエメラルドが産出されていたという言い伝えも残っているんです。
いずれにしてもロシア産のエメラルドは、その美しい輝きと希少性から、現在でも高い評価を受け続けています。
パキスタン産のエメラルドは、粒が小さく、美しい緑色をもつのが特徴です。
ただし小粒のエメラルドであることから、宝石として加工できる品質のものが産出されることは、ごく限られています。
なおパキスタンの代表的な鉱山は、スワート渓谷にある『ミンゴラ鉱山』と『グジャール・キリ鉱山』です。
中でもミンゴラ産のエメラルドは、古代ローマのイヤリングに使われていたことが分かっており、その歴史の深さを感じさせます。
また気象条件が厳しいことから、採掘環境が非常に過酷で、冬季は採掘が停止されています。
加えて手作業での採掘になることから、産出量が限られているのもパキスタン産の特徴です。
エチオピア産のエメラルドの特徴は透明度が高く、光沢があり、サイズが大きいことです。
加えてエメラルド内部の不純物を目立たなくする含浸処理が不要なほど、品質の高いものが多いことから、世界中で注目を集めています。
このようなエチオピア産のエメラルドはまだ歴史が浅く、初めて発見されたのは2016年のことです。
しかしながらエチオピア産のエメラルドはザンビア産やブラジル産と比べても、上質な色合いや透明度をもち、高い評価を受けています。
コロンビア産ほどの濃い緑色ではないながら、その高い品質は今後の市場に大きな影響を与える可能性大です。
こうしたことからエチオピア産は、今後エメラルドの国際市場で需要拡大が見込まれる、新興産地として話題となっています。

すでにお伝えしたようにエメラルドは産地によって、それぞれに大まかな特徴があります。
そのため専門知識や豊富な経験のあるプロは、エメラルドの色やインクルージョンなどから、ある程度産地を見極めることも可能です。
たとえば以下のような特徴はエメラルドの産地を見分ける目安となります。
ただし、これらいずれも産地ごとに見られる大まかな特徴に過ぎません。
このような特徴があるからといって必ずしも産地を特定できるわけではなく、専門家といえども判定が困難なこともあります。
鑑別機関では専門の機材を使った判定が行われることもあり、宝石の判別は容易ではないことも知っておきましょう。
なおこのような状況から信頼性のある鑑別書付きのエメラルドは、価値が高まる傾向があります。

エメラルドの資産価値は産地によって大きく変わりますが、ほかにも価値に影響を与える要素があります。
そこでここではエメラルドの 資産価値が決まる「産地+α」のチェックリストとして、以下の3つを見ていきましょう。
産地だけでなく、このような視点も加えることで価値の高いエメラルドを見極めやすくなるので、ぜひ参考にしてみてください。
それぞれについて、以下から詳しくお話していきます!
ノンオイル(無処理)のエメラルドは、価格を跳ね上げる大きな価値があります。
なぜなら、ほとんどのエメラルドにはキズやひび割れを目立たなくするために、オイルや樹脂を染み込ませる加工処理が行われているから。
もちろんこれは宝石業界で行われる一般的な手法であって、オイル加工がされているからといって品質が大きく下がるわけではありません。
しかしオイル処理が一切不要なほど美しいエメラルドは極めて稀なため、市場での希少価値は大きく跳ね上がります。
とくに近年はエチオピア産エメラルドがオイル処理を必要としないものが多いということで、世界中から注目を集めているんです。
もしノンオイル(無処理)のエメラルドがあったら、極めて価値が高いものであることをよく覚えておきましょう。
色の濃淡と彩度のバランスに優れた美しいエメラルドは、高い価格が付きやすいです。
実際エメラルドの価格を最終的に決定するのは、以下のような基準で判定される見た目の美しさとなります。
とくにエメラルドの場合は色味が濃く、透明度が高いものほど評価される傾向があります。
たとえ産地の分からないエメラルドであっても、カラーや透明度の優れたものには高い価値が付きやすいので、よく知っておきましょう。
産地証明付き鑑別書があれば、エメラルドの価値をアップする要因になり得ます。
とくに評価の高いコロンビア産などの産地証明があれば、査定額に大きく影響を与える可能性もあります。
ただし鑑別書は信頼のできる鑑別機関が発行したものでなければ、十分な証明とはならないので要注意。
信頼のできる鑑別機関とは、具体的には以下のようなところです。
ほかにも国内ではAGL(宝石鑑別団体協議会)に所属している鑑別機関は、信頼性が高いとされています。
上記の内容を参考に、鑑別書を確認する際は発行機関も確認してみてください!
今回は「エメラルドの産地による違い」というテーマを中心に、詳しくお伝えしました。
エメラルドの産地の中でも、代表的な6ヶ所の特徴は以下のとおりです。
このようにエメラルドは産地ごとに大まかな違いや傾向があり、市場価値にも影響を与えます。
上記の特徴を知っておくことで、エメラルドの価値を見極めやすくなるので、ぜひ参考にしてみてください!
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