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「サンゴと珊瑚の違いって何なの?価値の高い宝石珊瑚の種類や特徴についても詳しく知りたい!」
赤色の美しい輝きで世界中から人気を集める宝石「珊瑚」。
しかし海の中に広がるサンゴ礁と、宝石の珊瑚の違いについては、よく知らないという人もいますよね。
など、サンゴと珊瑚の違いや宝石珊瑚の種類や特徴・価値について、いろいろと気になるところでしょう。
そこで今回は「サンゴと珊瑚の違い」というテーマを中心に、詳しくお伝えしていきます。
あわせて「宝石珊瑚の種類・特徴」や「価値の高い宝石珊瑚」についても触れていくので、ぜひ参考にしてみてください!

サンゴ(珊瑚)とは海の生物の一種で、正確には「珊瑚虫(さんごちゅう)」と呼ばれています。
「虫」と言っても一般にイメージする虫とは違い、クラゲやイソギンチャクなどの「刺胞動物」に分類されるんです。
巾着状の体を持ち、「ポリプ」と呼ばれる触手と、「刺胞」と呼ばれる毒針を持つのが特徴となっています。
また細かく分類するのがむずかしいほど、色や形が非常に多種多様であることも特徴です。
実際、サンゴは生息する地域や太陽光の強さ、水の深さ・温度・流れなどによっても色や形が大きく変わってきます。
ちなみに私たちがサンゴと言われてイメージする海の中を彩る「サンゴ礁」と、宝石の珊瑚は明確に種類が違います。
詳しくは次の項でお伝えするので、続けてチェックしてみてください!

サンゴ(珊瑚)には大きくわけて以下の2つが存在します。
このうち一般的には造礁珊瑚(サンゴ礁)を「サンゴ」、宝石珊瑚(ジュエリー)を「珊瑚」と呼ぶことで、2つは区別されています。
2つの違いをまとめると、以下のようになっています。
| 項目 | 造礁珊瑚(サンゴ礁) | 宝石珊瑚(ジュエリー) |
| 珊瑚の種類 | 六放珊瑚 | 八放珊瑚 |
| 触手の数 | 6本またはその倍数 | 8本 |
| 栄養源 | 体内に共生する褐虫藻による光合成 | 数百ミクロンほどの微小な浮遊物 |
| 生息域 | 暖かくて浅い海 | 深くて冷たい海の底 |
| 成長のスピード | 非常に速い | ゆっくり |
| 硬さ | 非常に脆い | モース硬度3.5(人間の歯と同じ) |
| 輝き | 海の中を彩る | 磨くと美しい光沢を放つ |
| 人との関わり | 美しいサンゴ礁を形成する | 宝飾品として利用される |
それぞれの詳しい説明については、次の項からお伝えしていきます!
サンゴとは造礁珊瑚のことを言います。
造礁珊瑚の分かりやすい特徴は、触手が6本またはその倍数に分かれていることで、「六放珊瑚」とも呼ばれています。
私たちがサンゴと言われてイメージする「サンゴ礁」を形成するのも、この造礁珊瑚です。
造礁珊瑚は体内に褐虫藻という植物を共生させており、太陽の光を利用した光合成によって栄養を得ています。
そのため太陽の光がよく当たる、熱帯や亜熱帯といった地域の浅くて暖かい海を中心に生息しているんです。
成長のスピードは非常に速く、1年間で10センチほど大きくなることもあります。
このようなことから造礁珊瑚が生息する地域では、大きなサンゴ礁が見られる傾向があるのも特徴です。
なお造礁珊瑚は骨格に「孔」と呼ばれる小さな穴がたくさん空いていることから、とても脆く、宝飾品などへの加工には適していません。
珊瑚とは宝石珊瑚のことを言います。
宝石珊瑚の一番分かりやすい特徴は触手が8本に分かれていることで、「八放珊瑚」とも呼ばれているんです。
浅い海に生息していた造礁珊瑚と違って、宝石珊瑚の多くは太陽光の届かない深海に生息しています。
また光合成による栄養補給ではなく、数百ミクロンほどの微小な浮遊物を触手で捕まえて食べならが生きているのも特徴です。
さらに成長速度の早い造礁珊瑚と違って、宝石珊瑚はゆっくりと長い時間をかけて成長していきます。
そのため宝石珊瑚の分布はまだらで、成長の止まったものは微生物によって分解されて消滅してしまうこともあるんです。
このようなことから宝石珊瑚は造礁珊瑚に比べると、一般に希少価値が高いです。
なお宝石珊瑚の骨格は人間の歯と同じモース硬度3.5の硬さを持つため、加工がしやすく、宝飾品としての使用に適しています。
磨くことで美しい光沢を放つ特徴もあることから、真珠と同様に美しい海の宝石として、太古の昔から人々に愛されてきました。

ここでは以下にある代表的な4つの宝石珊瑚の特徴について、詳しくお伝えしていきます。
このようにひとくちに宝石珊瑚といっても、色や産地、希少性などが大きく変わってくるので、よく知っておきましょう。
それぞれについて、以下から詳しく見ていきます!
血赤珊瑚とは赤珊瑚の中でもとくに色が濃くて、グレードが高いものに与えられる呼び名です。
赤色が濃いだけでなく、傷や色ムラがない、もしくは目視できないなどの状態のよさが求められるため、希少価値も高くなっています。
産地は以下のような日本の島などが中心となっています。
中でも高知県の土佐沖から採れる血赤珊瑚は「オックスブラッド(雄牛の血)」と呼ばれ、世界最高峰の評価を受けています。
なお日本産の血赤珊瑚には「フ」と呼ばれる白い筋が見られ、海外産と区別する大きな特徴となっているんです。
赤珊瑚(レッドコーラル)とは赤色の珊瑚のことで、日本の近海や地中海が主な産地となっています。
中でも日本の近海で採れる赤珊瑚は、赤色が濃く、見た目も美しいことから世界的に高い評価を受けているんです。
一方、地中海産の赤珊瑚は「紅珊瑚」と呼ばれることもあり、日本産に比べるとやや明るめの色合いを持っています。
また地中海産の珊瑚は日本産に比べて柔らかいことから、内部に傷や穴ができやすいという特徴もあるんです。
日本産に比べると希少性も低いことから、全体的な価値はやや劣る傾向があります。
なお日本産の赤珊瑚には、地中海産にはない「フ」と呼ばれる白い筋が見られることから、区別の目安となっているんです。
桃珊瑚(ピンクコーラル)には赤みがかった色のものから、白に近いピンクのものまで、幅広いカラーがあります。
産地は主に血赤珊瑚と同じ、日本の近海の以下のような地域です。
このような地域の水深200〜500mくらいの深い海の底から採取されるんです。
また赤珊瑚などに比べると、原木が大きく育ちやすいことから、市場価値は劣る傾向にあります。
ただし桃珊瑚の中でも淡いピンク色で、ムラのないものは極めて希少価値が高いです。
日本では「本ボケ」、海外では「エンジェルスキン」と呼ばれ、現在ではほとんど採取されないことから「幻の珊瑚」とも言われています。
白珊瑚(ホワイトコーラル)は純白から乳白色、セピア色、薄い桃色などの白をベースにした珊瑚のことです。
採取される地域は広く、日本の沿岸から東シナ海・南シナ海、フィリピン・ベトナム周辺の海域にまで及びます。
さらに、ミッドウェイ海域と呼ばれる中部太平洋などにも分布しているんです。
一般に白珊瑚は市場価値が低い傾向がありますが、「純白の珊瑚」や「象牙色の珊瑚」は希少性が高いため、価値も跳ね上がります。
一方でアクセサリーなどに加工された白珊瑚については、買取相場が低くなりやすいです。
ちなみに白珊瑚の原木は柿のような色をしており、加工前の状態は桃珊瑚とよく似ています。
素人では見分けがつかないことも多いので、迷う場合は専門家に見てもらいましょう。

ここでは価値の高い宝石珊瑚の主な特徴である、以下の6つの点についてご紹介していきます。
このような宝石珊瑚の評価を高める特徴を知っておくことで、より価値の高い珊瑚を見極めやすくなるので、ぜひ確認してみてください。
それぞれのポイントについて、以下から詳しく見ていきましょう!
赤色の珊瑚はほかの珊瑚に比べて、一般的に価値が高い傾向があります。
とくに血赤珊瑚のような赤色が濃くて、色ムラがないものは、希少価値が高いため価格も跳ね上がる傾向にあります。
また赤色珊瑚には大きくわけて日本産と地中海産のものがありますが、一般的に日本産のほうが価値が高くなりやすいです。
なお赤以外の色でも、希少性が高く、評価されやすい珊瑚もあります。
たとえば桃珊瑚の中でも淡いピンク色で、ムラのないものは「本ボケ」「エンジェルスキン」などと呼ばれ、極めて希少価値が高いです。
ほかにも白珊瑚であれば、「純白の珊瑚」や「象牙色の珊瑚」は希少性が高いため、価値も跳ね上がります。
このような色による珊瑚の価値の大まかな傾向について、よく知っておきましょう。
色ムラが少ない珊瑚も価値が高い傾向があります。
とくにジュエリーやアクセサリーの世界では、基本的には色ムラのないものが好まれるんです。
目立たない程度の自然なムラであれば、個性として評価されることもありますが、目立つ色ムラは減額の要因になり得ます。
実際に赤珊瑚や桃珊瑚なども、色ムラがないほうが価格が上がる傾向にあるんです。
なお色の見え方は角度によって変わるため、評価の際はあらゆる角度からの見え方をチェックされます。
また保管の際は直射日光や急激な温度変化などを避けることで、色ムラの進行を抑えやすくなるので、知っておきましょう。
サイズが大きいものや、形がいい珊瑚も評価が高い傾向があります。
実際のところ成長のスピードが非常に遅い宝石珊瑚は、直径がたった1mm増すだけでも希少性が大きく高まるんです。
なかでも直径12mmを超える丸珠などは、市場に出回る数がごくわずかのため、希少価値は非常に高くなります。
また形については、均一感があって美しいほど評価も高まりやすいです。
具体的には丸珠なら真円に近いほど評価が高く、カボションカットなら全体的なバランスや歪みのなさが高評価につながります。
このように宝石珊瑚は大きさや形が価値を左右しやすいことも、よく覚えておきましょう。
ヒビ・亀裂がないことも、宝石珊瑚の価値を高める要因となります。
実際のところ天然素材である珊瑚には、表面や内部に大小さまざまな傷や穴などができやすいです。
肉眼でも分かるような傷やひび、穴などがあると、見た目を大きく損なうため、珊瑚の価値も下がってしまいます。
表面の浅い傷であれば研磨で取り除けることもありますが、深い亀裂などがある場合は、大きく減額されることもあるので注意が必要です。
また日頃から傷やヒビをつけないよう、丁寧に扱うことも大切になってきます。
とくにアクセサリーなどの場合、留め具周辺の傷やヒビはアイテムの破損にもつながるので、くれぐれも注意しましょう。
宝石珊瑚の価値を決める要素として、フ(白濁)・内包物がないことも挙げられます。
とくに日本で採れる珊瑚には、「フ」と呼ばれる骨を思わせるような白い筋が見られることがあるんです。
この白い筋は珊瑚の見た目や輝きを損なうことがあるため、フのないものは評価が高くなる傾向があります。
ものによってはプレミア価値がつくこともあるので、もし「フ」のない日本産の珊瑚を見つけたら、慎重に取り扱いましょう。
また珊瑚の中には内包物(インクルージョン)と呼ばれる、小さな混入物が見られることもあります。
自然界で形成された証ともなりますが、目立つ内包物は珊瑚の見た目を損なうため、評価を下げる要因になるんです。
とくに見た目が評価に直結しやすい赤珊瑚などは、内包物の有無で価格が大きく変わることもあるので、よく知っておきましょう。
加工の精度が高いことも、宝石珊瑚の価値に影響を与えます。
宝石珊瑚の加工は職人によって、原木の選定からカット、研磨、彫刻などが丁寧に行われていきます。
そのため、デザインやカットの技術が珊瑚の宝石としての最終的な価値を大きく左右するんです。
当然ながら加工の技術が高いものほど、完成度も上がるため、宝石としての価値も高くなりやすいです。
とくにジュエリーやアクセサリーなどは、見た目の美しさはもちろん、耐久性なども評価されます。
このように宝石珊瑚の価値は、加工する職人の腕にも大きく影響を受けることを、よく覚えておきましょう。
「サンゴと珊瑚の違い」というテーマを中心に、詳しくお伝えしました。
サンゴ(珊瑚)には大きくわけて以下の2つが存在します。
このうち一般的には造礁珊瑚(サンゴ礁)を「サンゴ」、宝石珊瑚(ジュエリー)を「珊瑚」と呼ぶことで、2つは区別されています。
また「宝石珊瑚の種類・特徴」や「価値の高い宝石珊瑚」についても触れました。
宝石珊瑚はカラーや色ムラなどの見た目はもちろん、加工の技術などにも価値が大きく左右されます。
評価されやすいポイントを知っておけば、宝石珊瑚の価値を見極めやすくなるので、今回お伝えしたことをぜひ参考にしてみてください!
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