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2022.11.30
目次
ウブロの時計は、著名なアスリートや芸能人が愛用しているため広く知られています。
とくに「ビッグ・バン」といった、個性的でハイセンスなものが有名です。
超メジャーブランドほどの知名度はないものの、ウブロの名を知らない時計愛好家はいないでしょう。
高級時計メーカーとして確固たる地位にある、ウブロの特徴と強みについて解説します。
ウブロは1980年、イタリア人のカルロ・クロッコにより創業されました。ブランド名は「舷窓(船体についた丸い採光窓)」に由来します。
デビューは1980年のバーゼルフェアで、当時の主力はクォーツ式時計「クラシック」です。
しかしこの「クラシック」はある程度の成功を収めたものの、業績は伸び悩みました。クォーツ式であったことから、一部の時計愛好家に受け入れられなかったのです。
ですが、2005年以降は機械式時計も採用し、2010年には自社ムーブメント「ウニコ」を発表してから流れが変わります。
この発表より、ウブロのマニュファクチュール体制による時計製造がスタートしたのです。
ウブロは、創業時からケースやストラップを自社製造していました。その時計は部品のひとつひとつが精緻で、独特の意匠を持っています。
こうしたデザイン性の高い外装に加え、自社開発・製造による高機能ムーブメントを搭載したモデルが多いです。
逆にその独自性が最大の特徴と言えるでしょう。
1980年に創業されたウブロは、スイスの時計業界においては新進メーカーとも言える存在です。
そんな歴史が浅いメーカーにも関わらず、高級時計メーカーとしての人気と確固たる地位を築き上げています。
その人気を不動のものにしたのは、既成概念にとらわれない斬新なデザインと巧みなブランド戦略です。
創業当初から続く外装へのこだわりが現代的かつ、個性的な時計の数々を生み出してきた要因になっていました。
とりわけ舷窓をモチーフにしたベゼルは、一目でウブロと分かるアイコン的意匠として知られています。
さらにウブロは「LVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトングループ」の一員でもあります。
その資金力とノウハウを背景にブランド戦略を進められるのは、とても大きな強みです。
こうしたブランド戦略により、「社会的に成功を収めた人物に愛される時計」というイメージが定着するに至ったと言えます。
ウブロの時計を語るうえではずせないのが「ビッグ・バン」です。中でもおすすめなモデルは、「ビッグ・バン ゴールドセラミック(型番301.PB.131.RX)」でしょう。
創業当初に発表されたモデルを踏襲しつつ、現代的でスタイリッシュなデザインに仕上がっています。
また数々の有名人が着用したことで一躍有名になりました。
ウニコを搭載したものが多く、ウブロの技術力の粋を楽しめます。ウブロを代表する旗艦モデルです。
ビッグ・バンは、異素材を融合させたケースとベゼルで知られています。
中でも「ビッグ・バン ゴールドセラミック(型番301.PB.131.RX)」は、レッドゴールドとセラミックを組み合わせた個性的なモデルです。
多層構造を基本とするビッグ・バンですが、こちらはミドルケースにグラスファイバーを使用しています。
サイドからはラバーストラップがケースを貫通しているように見える、とてもユニークなデザインが特徴です。
ウブロだけが開発・製造できる、18金「マジックゴールド」を使用したモデルが「ビッグ・バン ウニコマジックゴールド」です。
マジックゴールドは微妙な色合いに煌めき、傷がつきにくいのが特徴となっています。
特に「型番441.MX.1138.RX」モデルは派手さを抑えた仕上がりのため、日常的に使いやすいラグジュアリーウォッチです。
ウブロのメンズ時計はバリエーションが豊富で、使いたいシーンに最適な時計を見つける楽しみがあります。ご紹介するのは、下記3モデルです。
素材の使い方が独特なウブロだけに、個性的な時計も多いのが特徴です。ケースとストラップの素材やムーブメントに着目して選ぶことをおすすめします。
ビッグ・バンは、セラミックやカーボンを使用した視認性の高い文字盤が特徴となっています。
そこに続いて、2008年に発表されたのがアエロバンです。
内部機構を楽しめるスケルトン仕様が最大の特徴で、遊び心あるデザインが楽しめます。
やや軽量でありながらも、ウブロの真髄「異素材の融合」をしっかりと堪能できるモデルです。
1980年に誕生したウブロ初のモデル、「クラシック」を進化させたのが「クラシック・フュージョン」です。
比較的コンパクトで薄型のケースがスーツにもよく合い、ビジネスシーンにも違和感なく着けられます。
シンプルな3針モデルには100万円以下の価格帯のものもあり、ウブロデビューにも最適でしょう。
デザインのバリエーションが豊かで、選ぶ楽しみが大きいシリーズです。
ラウンド型のケースを基本とするウブロの時計の中では数少ない、トノー型のモデルです。
アール・デコにインスピレーションを得て誕生しました。
時計業界で伝統とされるケース形状に、ウブロらしい造形を施してあるのが特徴です。
デザイン性が高いだけではなく、ウブロの技術を凝縮したムーブメントを搭載したシリーズとなっています。
外装へのこだわりが強いウブロらしく、レディースモデルはゴージャスでデザイン性の高いモデルが充実しています。
ブランド戦略に長けたLVMHグループの傘下ということもあり、ステータス性も高いのが魅力です。
時計の見た目もステータスも妥協しない、大人の女性のニーズを満たすものが揃っていると言えるでしょう。
ビッグ・バンの特徴である舷窓をモチーフにしたベゼルに、ダイヤモンドを配したモデルです。
「ワンクリック」という名がついている通り、ケースの端についたスイッチをひと押しするだけで、ストラップをかんたんに取り外せます。
ウブロは、ワンクリック向けストラップのバリエーションが豊富です。そのため装いに合わせて、ストラップをチェンジして楽しめます。
創業当初の主力モデル「クラシック」の上品な薄型デザインを踏襲しつつ、「融合」をテーマに革新性を加えたのがクラシック・フュージョンです。
中でもこの「クラシック・フュージョン チタニウム ダイヤモンド」は、ベゼルに36粒のダイヤが輝く優美なモデルとなっています。
33mmと小ぶりなサイズで、フェミニンな印象が人気です。それでいてウブロらしい個性を保っているのが魅力と言えるでしょう。
ビッグ・バンの派生モデルである、スピリット オブ ビッグ・バンです。
ウブロならではの多層構造ケースをトノー型にしたことで、伝統と個性の融合を楽しめるモデルに仕上がっています。
ベゼルに埋め込まれたダイヤは、マットホワイトの文字盤とあいまって派手過ぎず軽やかな印象です。
「他の人とかぶりたくない」と考える女性にも適しています。
ウブロの時計には、モデルごとに型番(品番、リファレンスナンバー)がつけられています。
この型番により、シリーズや外装の仕様が識別可能です。
次の型番を例に、ウブロの型番の規則性を読み解いていきましょう。それぞれの列に①~④の記号を振って解説します。
【例】①301.②PM.③1780.④RX:ビッグ・バン ゴールドセラミック
冒頭3桁の数列は、シリーズ・モデル名を示します。
3から始まるナンバーはビッグ・バン(アエロバン含む)です。
ただしビッグ・バンのうち、自社ムーブメント搭載モデルだけは4から始まるナンバーがつけられています。
5から始まるナンバー(5××)はクラシック・フュージョン、「6××」はスピリット オブ ビッグ・バンです。
2つ目のアルファベットは、ケースの素材を示しています。1桁目のアルファベットがケース素材を示すコードです。
「S:ステンレス」
「N:チタニウム」
「C:セラミック」
上記のように規定されていると推測できます。
2桁目のアルファベットはベゼルの素材や色を表すコードです。「X:ケースと同素材」「F:レッドセラミック」のように、どのようなベゼルタイプであるかが分かるようになっています。
3つ目の4桁の数列は文字盤の仕様を示します。
ビッグ・バンの初期モデルには、この部分の数字が3桁のものもあるので注意が必要です。
1桁目で色を、2桁目で文字盤の素材やスモールセコンドなどを表しています。3桁目はインデックスの色と種類です。
4桁目はバリエーションナンバーやマイナーチェンジ回数を表し、バージョンごとにナンバーが増えていく規則と推測されます。
4つ目にある2桁のアルファベットは、ベルトの素材や仕様を表します。
1桁目が表素材、2桁目が裏素材です。「V:カーフ」「R:ラバー」といった具合に、素材ごとにアルファベットが振ってあります。
ここに裏素材を示すアルファベットが組み合わさることで、ベルトの仕様が判別できる仕組みです。
「X」は2桁目のみで使用される記号で、表側と同素材であることを示します。
5.5 装飾の特色や限定モデル
モデルによっては、5番目の数列(英数字列)が存在することがあります。
ここは外装の装飾を表すほか、限定モデルにも見られる規則です。
ダイヤセッティングの外装仕上げは数字のみの表記、限定モデルは英数字列表記となっています。
今回は、ウブロの定番モデルの選び方や型番(品番)の見方などについて解説してきました。
高級腕時計については、まだまだ知っておきたいことがたくさんあります。
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