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オリエント(腕時計)の特徴と強みについて解説します

2023.11.29

オリエントは、国産時計として非常に有名な腕時計ブランドです。とくに機械式腕時計の技術力はとても高く、海外でも認知度の高い評判を得ています。

しかし、実際にどんな特徴と強みがあるのか、少し分かりづらい面もあるでしょう。

そこでこの項目では、オリエントの特徴と強みについて解説していきます。

オリエントの特徴

オリエントは長年、機械式の腕時計を作り続けた歴史があります。

そのため国産時計の中でも技術力とノウハウは非常に高く、SEIKOやシチズンといった代表的なメーカーにも引けを取りません。

※現在はセイコーエプソンと業務統合を行ったため、中身はSEIKOの品質が保たれています。

またなんといってもデザインが海外っぽく、国産時計の中でも人とかぶらない点で人気です。

海外デザインのように見えつつも、国産時計の品質が保たれているのは嬉しいポイントでしょう。

創業者の吉田庄五郎氏は、1901年に「吉田時計店」を創立。後に第二次世界大戦の影響を受け、時計の製造は中止となりました。

しかし、終戦後は再度その技術力を腕時計へと費やし、機械式を極め続けたメーカーとして現在も運営を続けています。

オリエントの強み

オリエントの強みはなんといっても、技術力の高い機械式腕時計をリーズナブルに入手できる点です。

初めて腕時計に興味を持った方で、機械式腕時計を持ってみたいと思う方もいらっしゃるでしょう。

そんな入門用の腕時計としても、オリエントは十分な品質と入手しやすい価格が魅力です。一般的な海外製の腕時計ですと、どうしても故障や修理の点で不安がつきまといます。

その点、オリエントであれば問題なくサポートが行き届いているので安心です。

もちろんロレックスといった高級時計よりは、お買い求めやすいブランドとなっています。

そしてデザインが気に入った方なら、最高の相棒として長く使用できる品質です。実際に電池の供給が難しい外国でも、電池がいらない腕時計として愛されています。

現在ではなんと70カ国以上の国で販売中です。高品質な腕時計をリーズナブルに入手できるのが最大の強みと言えるでしょう。

オリエントの定番なモデルの特徴とオススメな型番(品番)1選

実際にオリエントの腕時計を購入しようと思った際、おすすめのモデルがなんなのか気になる方もいらっしゃるはずです。

おすすめはなんといっても、オリエントの代表作「オリエントスター」が挙げられます。

この項目では「オリエントスター コンテンポラリーコレクション メカニカルムーンフェイズ」について、詳しくまとめました。

また「リバイバル レトロフューチャー カメラ」についてもご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

オリエントスター コンテンポラリーコレクション メカニカルムーンフェイズ

「オリエントスター コンテンポラリーコレクション メカニカルムーンフェイズ」は、特徴的な文字盤を施した機械式腕時計です。

文字盤の6字位置は月をあしらい、9時位置には向こう側に見える地球を模しています。

また9時位置の地球をイメージした部分は、セミスケルトンを採用。ムーブメントが動いている姿を覗けて、テンプの動きが地球の生命観を作り上げています。

デザイン性がここまでこだわって作られていると、もはや芸術作品と呼べるほどでしょう。

 

しかしオリエントの技術が詰まった機械式腕時計です。趣味と実用性を高い次元で融合しています。

中でもおすすめの型番は「RK-AY0005A」です。

 

キャリバーには自社製のF7M63を搭載し、50時間以上のロングライフを実現しています。

美しい白蝶貝の文字板に、青い時計針が高級感を強調するデザインです。

 

リバイバル レトロフューチャー カメラ

「リバイバル レトロフューチャー カメラ」は、レンジファインダーカメラをイメージしたモデルです。

どのモデルも機械的なイメージを彷彿とさせるデザインで、少しレトロな雰囲気も醸し出しているのが特徴的と言えるでしょう。

9時位置のセミスケルトンがカメラのレンズを表し、6時位置の小秒針がシャッターのスピード変更を行うダイヤルを模しています。

カラーリングまでこだわっており、レトロなダイヤルを演出。まさにモチーフに選ぶ着眼点がオリエントならでは。

おすすめの型番は「RN-AR0204G」です。2005年に誕生した初代のモデルを現代風にアレンジし、さらに精巧さを高めました。

デザインは大きく変わっていないものの、細かいディティールが深く仕上がっています。

ケースもブロンズ色メッキを採用し、レトロ感を演出しながら現代っぽさが感じられる奇抜なデザインです。

価格も購入しやすい設定となっており、腕時計好きなら気に入る1本となるでしょう。

【メンズ向け】オリエントの定番モデル3選

実際にオリエントの腕時計が欲しいと思った際、どのモデルが定番なのかわかりにくい部分もあるかもしれません。

そこで定番モデルとおすすめの型番をご紹介しますので、ぜひオリエントの腕時計選びに役立ててください。

ご紹介するモデルは下記3つです。

  • オリエントスター クラシック スケルトン
  • オリエントスター スポーツ ダイバー
  • クォーツ スイマー

それぞれ詳しくご紹介していきます。

オリエントスター クラシック スケルトン

「オリエントスター クラシック スケルトン」の特徴は、なんといっても文字盤がスケルトンになっている部分です。

ひと目で見てムーブメントが見えるデザインにより、精巧に動き続ける神秘的な力強さを感じられます。

オリエントはスケルトンを熱心に作り続けており、なんと初登場から30年以来もの間スケルトンモデルを世に送り出してきました。

さらに最新のモデルには新技術として、シリコンがんぎ車を採用しています。新しい46系ムーブメントにより、精度と長時間駆動を両立。

オリエントスター クラシック スケルトンおすすめの型番は「RK-AZ0003L」です。駆動時間が70時間以上、日差は+15~-5秒となっています。

シルバーを基調とした中に輝く青い針が特徴的で、機械仕掛けがたまらない方は見るだけでも楽しめるでしょう。

オリエントスター スポーツ ダイバー

「オリエントスター スポーツ ダイバー」は、名前にダイバーが付いているとおりダイバーウォッチとなっています。

200m防水性能があり、本格的な潜水も可能です。

こちらは機械式腕時計となっており、電池を必要としません。

スポーツを楽しみつつ、日常使いからビジネス面でも問題ないデザインです。

オンオフでもお気に入りの時計を付け続けたい方なら、ぜひ選択に入る1本と言えるでしょう。

おすすめの型番は「RK-AU0306L」です。この型番は2020年の新作カラーを使用しており、ブルーグラデーションが一味違うデザインとなっています。

ただしカラーがややカジュアル感を出してしまう場合は、同モデルの「RK-AU0309B」を選ぶと良いです。

こちらは文字盤がブラックで統一されており、高級感が強くなります。

クォーツ スイマー

「クォーツ スイマー」は、今回の定番モデルの中でもとくにビジネスウォッチとして定番です。

オーソドックスな文字盤とデザインの採用で、非常に時刻がわかりやすくなっています。

また100m防水で雨にも強く、まさにどんな天候でも正確な時間を読み取るビジネスマンに最適です。

今回紹介する中ではクォーツを採用したモデルですが、精度を正確にしたいならクォーツを使ったほうが良いでしょう。

おすすめの型番は「WW0291UN」です。この型番はスイマーモデルの中でも、文字盤にアラビア数字を採用しています。

普段遣いから仕事まで幅広く使えるため、非常に汎用性が高いモデルです。

ある程度の機能性と見栄え、そして何よりも実用性を追求したい方におすすめの腕時計と言えます。

【レディース向け】オリエントの定番モデル3選

オリエントの腕時計は男性向けだけではなく、女性向けのモデルも非常に人気が高いです。

そこでこの項目では女性向けの定番モデルについて、3つご紹介します。具体的なモデルは下記3つです。

  • オリエントスター クラシック セミスケルトン レディース
  • オリエントスター コンテンポラリーコレクション スタンダード
  • オリエント iO(イオ)

ではそれぞれ特徴も合わせて詳しく紹介していきます。

オリエントスター クラシック セミスケルトン レディース

「オリエントスター クラシック セミスケルトン レディース」は、メンズ向けモデルでも人気の高いセミスケルトンモデルのレディース版です。

文字盤から中のムーブメントが見える、セミスケルトンが特徴的となっています。

なんと機械式ながらも、30.5mmの小型ムーブメントを搭載。レディースでもコンパクトに収まっており、機械式を楽しめるでしょう。

おすすめの型番は「ND0101S」です。シャンパンゴールドの文字盤カラーに、チラリと見えるセミスケルトンが高級感を漂わせます。

国産の機械式時計でも、レディースでスケルトンという組み合わせはなかなかありません。

小さく収まりがちなレディース時計で、セミスケルトンを組み合わせたオリエントのデザイン性が光る1本です。

オリエントスター コンテンポラリーコレクション スタンダード

「オリエントスター コンテンポラリーコレクション スタンダード」は、ビジネスだけではなくプライベートにも合うスタンダードなデザインです。

メンズ向けモデルとレディース向けモデルがあり、どちらもスタンダードの名にふさわしいフォルムとなっています。

しかしオリエントらしいデザインはしっかり表現されていて、他社のエントリーモデルと比べても誇張しない高級感が漂っているモデルです。

比較的手に入りやすい価格設定になっているのもポイント。レディースモデルは文字盤が美しく、ひと目で「なにか違う」と思わせてくれます。

おすすめの型番は「WZ0411NR」です。この型番は全体がステンレスシルバーとなっているものの、文字盤がパールピンク(白蝶貝文字盤)となっています。

パールの輝きを放つ文字盤で高級感があり、時刻を確認するたびに美しいと思わせてくれるでしょう。

機械式腕時計のギミックも裏面のシースルーバックから確認できるので、使い込むごとに愛着が湧いていく腕時計です。

オリエント iO(イオ)

iO(イオ)シリーズは、イタリア語で「私」を意味するブランドとして展開されています。

まさに自身を表現するものとして、好きなものへこだわりを持つ女性へ向けたファッションウォッチです。

ファッション製の高さからバンドカラーや文字盤の色も、さまざまなカラーや材質が選べます。

多くのモデルにLIGHT CHARGEという、光で発電する機能を搭載。太陽だけではなく蛍光灯の光でも充電が可能です。

イオシリーズはオリエントの得意とする機械式を採用しておらず、クォーツ式で精度と扱いやすさを追求しています。

そしておすすめの型番は「RN-WG0007A」です。もっとも爽やかなイメージを持つデザインで、クリーンさを感じられます。

ファッションにおいても十分なデザインですが、サファイヤクリスタルを採用して実用性も申し分ないモデルです。

オリエントの型番(品番)の見方について

オリエントの型番は、現状見分け方のような情報は公表されていません。

ただし最初のアルファベット(RKやRN)2文字以降、次のアルファベットで腕時計の形式を確認できます。

機械式

  • AA:機械式3針日付曜日付き
  • AC・AE:機械式3針(2針小秒針)日付き
  • AF:機械式3針日付パワーリザーブ付き
  • DC・DD・EK・EG:機械式3針パワーリザーブ付き
  • NB・NC・DB:機械式3針
  • DW・EM・ER・NQ・NR・PF・PM:機械式3針日付曜日付き
  • EY・EZ・FA・FM・JC:機械式3針(2針小秒針)ワールドタイム付き
  • ET:機械式3針多軸
  • EL・DV・EJ・DA:機械式3針(パワーリザーブ)
  • DE:機械式3針レトログラード付き
  • FH・FR・FJ・DK・FS-B:機械式2針小秒針パワーリザーブ付き
  • JD:機械式3針パワーリザーブ_曜針日針付き
  • FB・FL:機械式3針(2針小秒針)ワールドタイム_パワーリザーブ_日付つき
  • DH:機械式3針多軸_ワールドタイム_パワーリザーブ付き
  • DS:機械式3針クロノグラフ付き
  • FD:機械式3針パワーリザーブ日付つき
  • EV・ED:機械式3針ワイドカレンダー付き
  • DJ:機械式4針GMT付き
  • DX:機械式2針スケルトン付き

クォーツ式

  • SZ・UG・UN・UQ・VR:クォーツ式3針日付曜日付き
  • UY・UZ:クォーツ式3針多軸
  • WD:クォーツ式3針ソーラー付き
  • WE・WF・WG:クォーツ式3針ソーラー日付つき
  • SD・SE:クォーツ式3針ソーラー電波付き
  • TT:クォーツ式2針クロノグラフ付き
  • TX:クォーツ式2針ソーラー多軸クロノグラフ付き
  • TY:クォーツ式2針ソーラーアラームクロノグラフ日付き
  • BF・LK・LL・QB・QC・QU・QW・RB・RP・SM・TE・TN・UA・UB・UC・US・VK・VS:クォーツ標準タイプ(A-5_A-6_A-7)
  • GB・GC・GD・GE・GF・GG・GH・GJ・GK・GL・GT・GZ:クォーツ標準タイプ(G-1C)
  • A1・A2・A3・A4・A5・A6・A7・A8・A9・B1・B2・B3・B4・B5・B6・B7・B8・C1・QC:クォーツ標準タイプ(MAA15)
  • SX・SW・UT・UX:クォーツ3針多軸
  • TZ・KU・KV:クォーツ3針多軸_クロノグラフ付き
  • TV・TW:クォーツ2針クロノグラフ_ビックデート付き
  • TA・TD:クォーツ2針小秒針_クロノグラフ_アラーム_日付き

上記のアルファベットを理解していれば、おおよその形状がわかります。そして細かい型式については、公式サイトですぐに検索が可能です。

気になる型番がある場合はすぐ検索するのが良いでしょう。

まとめ

今回はオリエント(腕時計)の特徴と強みについて解説してきました。

腕時計ブランドについての知識は、まだまだ知っておきたいことがたくさんあります。

ぜひ、その他の関連記事も読んで参考にされてみてください。