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2024.02.29
目次
ルミノックスといえば、タフやアウトドアの印象を強く思い浮かべます。
実は歴史もまだ若く、1989年にアメリカで誕生したばかりのメーカーです。腕時計では老舗メーカーが100年近い歴史を持っているので、まだまだ若々しさがありますよね。
そんなルミノックスも独特の存在感を放ち、現在でも多くの方々に受け入れられているブランドです。特徴や強みについても詳しく解説していきましょう。
ルミノックスの特徴は、なんといっても優れた実用性にあります。
アメリカ海軍の特殊部隊やネイビーシールズといった、実用性を重視する機関でも正式時計に採用されるほどです。
なんと米軍仕様書MILスペックMIL-46374Fという、非常に厳しい規格基準もクリアしています。
若いブランドといっても、このような性能が認められたからこそ認知度が高まっていったのでしょう。
実際にはハリウッド映画でも衣装として登場することがあり、注目が集まったのも大きいです。
日常生活で使用するには余りあるスペックですが、抜群の信頼性から多くの人に愛用されています。
ルミノックスの強みは、独自のルミナイトシステムとルミノックス社のこだわりが当てはまります。
ルミナイトシステムとは自己発光型の独自技術で、蓄光型とは違って文字盤が自ら光る仕組みです。
スイスMB-マイクロテック社によって開発されたものとなっており、トリチウムガスが充填されたガスカプセルが昼夜問わず発光を続けます。
発光させるのに必要なボタン操作もありませんし、蓄光と違って光量も十分。さらに光量が半減するまで、およそ10年以上もあります。
※完全に発光が消えるまで25年ほど。
そしてルミノックスのこだわりとして、丈夫さに加えて軽量と防水・耐熱性が優れていることです。
ただ頑丈なだけではなく、あらゆる状況でも安心して時を示し続ける信頼性があります。
では実際にルミノックスを選ぼうと思った際、定番モデルから選びたいときもありますよね。
そこでこの項目では、下記2つの定番モデルとおすすめ型番をまとめました。
ちなみにおすすめの型番は、X-クオリティの「Ref.3001」です。詳しく解説していきましょう。
X-クオリティは、ルミノックスのコンセプト「極限品質（X-QUALITY）」を表現しています。
ブランドの中でも新たなシンボルとして、高い品質を実現しました。
当初は米海軍の特殊部隊、ネイビーシールズからタイムピースの開発要請に応じて誕生したシリーズです。
ルミノックスの特徴とも言える自己発光システム（LLT）を搭載しています。
とくにオススメの型番は、「Ref.3001」です。この型番は原点の後継モデルとなっており、非常に人気が高まっています。
ケース素材にはCarbonox（ルミノックス独自のカーボンコンパウンド）を使い、耐久性の高さと軽さを実現。
風防には強度の高いサファイアクリスタルガラスを使用しています。
ANUシリーズはアメリカの米海軍特殊部隊、「ネイビーシールズ」の承認を受けた証である「ANU」が名称になっています。
※Authorized for Navy Use（海軍による承認）の頭文字。
実はネイビーシールズから要請を受けたのち、およそ20年以上の年月をかけて開発を続けてきた歴史があります。
そのためトップクラスのエリート部隊が承認するほど、非常に信頼性の高いタイムピースなのがわかるでしょう。
そして2014年に入り、ANU4200シリーズが誕生しています。
中でもおすすめの型番は、オールブラックカラーの「Ref.4220.BO」です。
任務では1秒の狂いも許されないため、秒針のみ赤の塗装が施されています。
またブラックのカラーはタフさを強調するほか、ルミノックスライトテクノロジーをさらに強調してくれるでしょう。
ルミノックスの腕時計は、そのイメージからメンズ向けモデルがとても人気です。
中でもおすすめモデルを3つご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。具体的には下記3つのモデルをご紹介します。
それぞれ屈強な男を彷彿とさせるモデルばかりです。詳しく特徴もまとめました。
MASTER CARBON SEAL AUTOMATIC 3860 シリーズは、ネイビーシールズの軍事調達担当との共同開発で誕生したモデルです。
ダイビングウォッチのシリーズとして、SEAシリーズの展開に並んでいます。
3860シリーズは軽量と高い剛性を両立した、Carbonoxをケース素材に採用。
さらにベゼルはブラックIP加工が施されており、洗練された印象を与えてくれます。
※IP加工は金属を真空で気化させ、さらに反応性ガスでセラミック化したものを吹き付ける技術です。
ストラップも手首にフィットするよう、CUT TO FIT STRAPを使用しています。
おすすめの型番は「Ref.3875」です。ブランドカラーでもある赤が基調となっており、レジャーやアウトドアでの視認性が抜群。
CUT TO FIT STRAPは多色展開されているので、組み合わせ次第で重厚感やカジュアル感を変えられます。
ICE-SAR ARCTIC 1200シリーズは、ルミノックスのLANDシリーズ内にあるモデルです。
LANDシリーズは日常使いからアウトドアまで想定しており、どんな場面でもタフに使いこなせるよう設計されています。
もちろん見た目も日常使いでしっかりと時間を示してくれて、問題なく使えるよう設計されているのが特徴です。
中でもICE-SAR ARCTIC 1200シリーズは、名前に入っている「アイスランド・サーチ＆レスキュー隊」と共同開発したものとなっています。
もともと開発されたモデルは「ICE-SAR ARCTIC 1000シリーズ」でした。このモデルをもとに、316L高級メディカル・スティールへグレードアップ。
よりエレガントな仕上がりとして、1200シリーズが登場しています。
おすすめの型番は「Ref.1202」です。ブラックの文字盤に、北半球の地図がスタンピング加工されています。
ベゼルもブラックアルミニウムを採用し、堅牢性と実用性の追求がひと目でわかるほど。
エレガントなデザインが存在感を強調してくれます。
F-117 NIGHTHAWK 6420シリーズは、AIRシリーズと呼ばれるものの1つです。
AIRシリーズは米軍F-117ナイトホークパイロットの要請により、開発を進められたシリーズとなっています。
※U.S.A.Fステルスエースパイロット。
シリーズの中でも、視認性が一番良いシリーズとして知られています。
航空機から着想を得たため、計器類を腕に付けているような魅力が特徴的です。
中でもおすすめのモデルは、「Ref.6422」が当てはまります。
Ref.6422はなんとルミノックスの自己発光システムを、針とベゼルにも採用したモデルです。
歴代でも最高と言われる視認性を実現し、どんな場面でもしっかりと時刻を確認できるのが魅力となっています。
ルミノックスはその実用性とイメージから、メンズ向けモデルしかないと思われがちです。
しかし実際のところ、モデルによっては女性が好んで付けている場合もあります。
ここではレディース向けのおすすめモデルとして、上記3つのモデルをまとめました。
NAVY SEALs DIVE WATCH 7050 COLORMARKシリーズは、ネイビーシールズの屈強さとファッショントレンドを融合したモデルです。
女性だけではなく、腕の細い男性にも人気があります。
カラーの展開はポップなものもあり、気軽にファッションを楽しみつつ丈夫さも味わえるでしょう。
ルミノックスの自己発光イルミネーションも、しっかり搭載されています。夜間の視認性も抜群です。
おすすめの型番は「Ref.7057.WO」となっています。すでに生産終了となっていますが、今でも手に入るモデルです。
インデックスからベゼル、ストラップまでホワイトで統一されています。
しかし針や一部にシルバーが施され、まるで雪に反射する太陽の光を表現。もちろん雪山でも視認性は抜群です。
ATACAMA FIELD CHRONOGRAPH ALARM 1940シリーズは、世界でも過酷な砂漠地帯「アタカマ」が元になっています。
ルミノックスの中でもシンプルなデザインとなっており、実用性の高さも追求されているものです。
名前にもあるようにクロノグラフアラームが搭載され、計時・積計算を管理できます。
このシリーズはステンレスベルトもラインナップされているので、幅広く選べるでしょう。
おすすめの型番は「Ref.1944」です。ステンレススチールのケースに、レザーベルトを採用。
わりと一般的なクロノグラフとして使えますが、しっかりルミノックスらしい丈夫さと自己発光イルミネーションも搭載されています。
LEATHERBACK SEA TURTLE 0300シリーズは、薄型ケースと最小限の自己発光イルミネーションを搭載しています。
名前にあるSEA TURTLEはウミガメをイメージし、まるで甲羅のようなベゼルが特徴的です。
防水性能は100mとなっているため、どんな場面でも活躍するでしょう。
よくペアウォッチとして、LEATHERBACK SEA TURTLE GIANT 0320シリーズの「Ref.0321」が好まれます。
レディースおすすめの型番は「Ref.0301.L」です。39mmと小ぶりサイズなので、高い強度を保ちながら女性でも装着できます。
シンプルかつ操作性の良いモデルのため、ルミノックスを知らない方でも気にいる形状です。
ルミノックスの型番は、おもに4桁の数字でリファレンスナンバーが振られています。
そして番号でおおよそのモデル名もわかるようになっているのも特徴的です。
ただし4桁の数字でどのような形状か把握するのは難しく、おおよそのモデル名がわかる程度になっています。
※おそらく作成順にリファレンスナンバーが割り振られている仕組み。
またルミノックスの型番を調べる方法は公表されておらず、情報もあまりありません。
気になるナンバーがあればインターネットで検索にかけ、公式サイトからモデルを当てていくのが良いでしょう。
今回はルミノックスのモデルの選び方について解説してきました。
高級腕時計についての知識は、まだまだ知っておきたいことがたくさんあります。
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