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ボーム&メルシエの定番モデルや特徴について解説します

2024.03.16

ボーム&メルシエは、1830年にルイ・ヴィクトールとセレスタン・ボーム兄弟が創業した、老舗の高級時計ブランドです。

数々の時計コンクールで賞を受賞しており、確かな技術力と美しいデザインで数多くのファンの心を掴んでいます。クリフトンやケープランド、ハンプトンなどの代表モデルは、世界で人気を集めています。

この記事では、ボーム&メルシエの特徴と強み、そして定番モデルをメンズとレディースに分けて紹介します。オススメの型番も紹介しますのでボーム&メルシエの時計がほしいという方は、参考にしてみてください。

ボーム&メルシエの特徴と強みについて

ボーム&メルシエの特徴は、高級感があふれるデザインです。

過去のモデルにインスピレーションを受けて製作される時計は、美しく気品のあるデザインが多いです。

さらに普遍的なデザインを持った過去のモデルをモダンにアレンジし、現代的な魅力を加えるため、さらに進化したデザインで幅広い世代の心を掴んでいます。

創業時は、女性解放運動が盛んな時代の潮流にいち早く目を向け、レディースウォッチを発表します。当時はメンズウォッチを単に小さくした時計が多い中、激動の時代を生きる女性の願望を時計デザインに反映することで、一気に女性からの人気を獲得しました。

さらにその後も1970年にはギャラクシーやスターダストなどの斬新なデザインのモデルを発表。1972年にはスチール製スポーツウォッチの先駆けとなる「リビエラ」を発表するなど、時計業界の中でも常にデザインの一歩先を進んでいます。

ボーム&メルシエの強みは、高度な技術を活かした時計作りを行っていることです。

「妥協を許すことなく、最高品質の時計だけを作る」を信念に掲げ、創業時から「ジュネーブ刻印」を授与されるなど、高品質な時計製造の技術を早くから認められていました。

19世紀末には、世界各地で開かれた国際展示会で7つの金メダルと10のグランプリ賞を受賞しています。とくにクロノグラフの精度を高く評価され、1892年の大会でトゥールビヨン機構を持つクロノメーターでの入賞を果たしました。

1970年発表の「ギャラクシー」「スターダスト」のモデルは、バーデン・バーデン国際ウォッチ装飾コンクールのゴールデンローズ賞などの賞を受賞しています。

このように世界中のさまざまな時計コンクールにおいて、ボーム&メルシエの技術力の高さは認められています。

ボーム&メルシエの定番モデルの特徴とオススメな型番(品番)1選

ボーム&メルシエの定番モデルの特徴とオススメの型番(品番)を紹介します。

クリフトン ボーマティック デイデイト/ムーンフェイズの特徴とオススメな型番(品番)

ボーム&メルシエの定番モデルの1つ目は、クリフトン ボーマティック デイデイト/ムーンフェイズです。

クリフトンボーマティックの特徴は、実用時計に求められるさまざまな要素を備えている点で、ボーム&メルシエ初の自社製ムーブメントを搭載しています。

オススメの型番(品番)は「M0A10548」です。日付と曜日が確認できるデイデイト機能、ムーンフェイズと抜群の機能と実用性を備えています。

ムーンフェイズ表示は、スモーク加工が施されているため、雲の向こうから月がのぞいているような雰囲気に仕上がっています。

さらにパワーリザーブは120時間と圧倒的な長さを実現しています。

ロレックスの最新ムーブメントのパワーリザーブが約70時間という点からも、その長さは圧倒的と言えるでしょう。

多機能でありながら、ダイアルはすっきりとした印象で視認性に優れているのもボーム&メルシエだからこそ為せる技です。

ハンプトンスモールセコンズ/デイトラージの特徴とオススメな型番(品番)

ボーム&メルシエの定番モデルの2つ目は、ハンプトンです。ブランドの中で、唯一の長方形(レクタンギュラー)ケースを採用しているモデルで、1920年代の建築物に見られるアールデコを基調としたデザインが特徴です。

オススメの型番(品番)は、「M0A10528」です。2020年の最新モデルで、インデックスの12時位置のみアラビア数字と6時位置に配したスモールで今度とデイト表示で、スッキリとしたデザインに仕上がっています。

ラグ部分は直角を避け、なめらかな曲面になっているため、つけ心地も良い点も魅力です。

【メンズ向け】ボーム&メルシエの定番モデル3選

ボーム&メルシエのメンズの定番モデルを3つ紹介します。

1つ目の定番モデルは、「クラシマ」です。1996年に登場したモデルで、クラシックとモダンをバランス良く組み合わせ、どんな場面でも着用しやすいデザインに仕上がっています。

シンプルなダイアルにローマインデックスが適度にあしらわれており、視認性と上品なデザインをマッチさせています。

ブランドの原点となるクラシックで知的なデザインは、スーツやドレススタイルの際に活躍してくれます。

2つ目の定番モデルは、「リビエラ」です。1973年に初登場し、12角のベゼルを特徴としながらさまざまなデザインが発表されていました。

2021年の最新作では、12角のベゼルとケース、ケースサイドとブレスレットのつながりなど、70年代のスポーツウォッチを彷彿とさせるデザインです。

4つのベゼルを留めるビスと6時と12時位置のみのローマインデックスなど、ボーム&メルシエらしい仕上がりになっています。

3つ目の定番モデルは、「クリフトン」です。「クラシマ」と並ぶ人気のラインですが、クリフトンはより都会的でモダンなデザインコードを優先しています。

クラシマがドレッシーな印象を全面に押し出しているのに対し、クリフトンはよりカジュアルな要素を取り入れているため、日常使いがしやすい特徴があります。

【レディース向け】ボーム&メルシエの定番モデル3選

ボーム&メルシエのレディース定番モデルを3つ紹介します。

1つ目は、「プロメス」です。フランス語で「約束」を意味するボーム&メルシエのレディースウォッチです。

オーバルベゼルと、ダイアルにドレープモチーフのギョーシエ加工が施されているのが特徴です。ベゼルやダイアルにダイヤモンドが施されている時計もあり、ラウンド型のケースと相まって腕元を華やかにしてくれます。

2つ目は、「リネア」です。一番の特徴は、ストラップを簡単に付け替えることができる点で、新品の時計には替えのストラップが付属しています。

時計によってダイヤやシェルを使用したものもあり、さり気なく女性らしい腕元を演出してくれます。日本限定モデルでは、桜をイメージしたピンクのマザーオブパールのダイアルと、レザーストラップが付属しています。

3つ目は「ハンプトン」です。1920年代に流行したアールデコから着想を得た、長方形(レクタンギュラー)ケースが特徴。シンプルながらも、エレガンスなデザインで大人の女性もスタイルに取り入れやすいデザインです。

最新のモデルでは、簡単にベルトを付け替えられるインターチェンジャブル仕様になっており、気分や服装に合わせてベルトを変えられます。

ボーム&メルシエの型番(品番)の見方について

型番(品番)とは、ブランドで時計のモデルや種類を見分けるために付けられている番号です。

リファレンスナンバーと呼ばれることもあり、その多くはアルファベットと数字で構成されています。

ボーム&メルシエの型番(品番)は「MOA」から始まる番号で、「M0A10522」といったように表記されています。ブランドによっては、ケース裏に型番(品番)が刻印されていることもありますが、ボーム&メルシエには刻印がありません。

ケース裏にある数字は時計の個体を識別するシリアルナンバーである可能性が高いです。

また、型番(品番)の付け方に法則はないため、ボーム&メルシエでほしいと思う時計は、型番をメモしておくことをオススメします。型番(品番)がわかれば、ショップや公式サイトで探しやすくなります。

まとめ

今回はボーム&メルシエの腕時計について、特徴や強みなどを中心に解説してきました。

この他に高級腕時計については、まだまだ知っておきたい知識がたくさんあります。ぜひ、その他の関連記事も読んで参考にされて見てください。