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2022.08.30
目次
オリスは、1904年にスイスのヘルシュタインで誕生した時計ブランドです。元々は1925年に、ポケットウォッチへ使用するブレスレットを開発しました。
しかしこの独自ブレスレットの開発は、腕時計市場へ参入するきっかけとなります。そして今日まで、独創的かつ革新的な腕時計を世に送り出し続けてきました。
今回は、そんな歴史ある高級腕時計「オリス」について、ブランドの特徴からオススメの選び方まで解説していきます。
オリスの特徴は、独自性を貫く技術力ならびに開発力です。
1938年に世界で初めてポインターデイト機能を開発し、パイロットウォッチ「ビッグクラウン」に搭載しました。
※なおポインターデイトとは、ダイヤルの外周に記した日付を針で示す機能です。
1965年に最先端技術だった逆回転防止ベゼルを採用し、ダイバーズウォッチに搭載。さらに1997年、側面のプラスマイナスボタンで時間調整ができる「ワールドタイマー」を発売しました。
現代でも革新的な技術で独自の道を歩みながら、独創的な腕時計を作り続けています。
「真のスイス製機械式腕時計」を企業理念の一つに掲げながらも、日常生活で普遍的に使用できる腕時計を提供しています。
法律により品質が保証されたスイスメイドの腕時計にも関わらず、比較的安い価格で手に入れられる点がオリスの強みです。
価格面で他の高級腕時計と一線を画していると言えるでしょう。
オリスは長きにわたり、「実用的に意味あるものを作る」という信条に沿って腕時計を製造してきました。
今日においても、美しくかつ革新的な機能と高性能を有するモデルが生み出されています。
そんなオリスの定番モデルをまとめてみました。ぜひ参考にしてください。
アートリエは、オリスの歴史と革新的技術が融合したクラシックなモデルです。
薄型のケースとなだらかなラグがフォーマルなシーンにぴったり合います。
「アートリエ キャリバー113」は、自社開発のキャリバー Oris113 を搭載した定番モデルです。
【オススメな型番: 01 113 7738 4031-Set 8 23 79PS】
金色に輝くインデックスと針がおしゃれな一品。(インデックスとは文字盤上の数字やメモリのことです)
またステンレス スティール メタルブレスレットとの組み合わせが、よりエレガントさを引き立てています。
ビッグクラウンは、1938年にプロパイロット用の腕時計として誕生しました。以来オリスを代表するモデルの一つとして知られています。
「プロパイロット アルティメーター」は、世界初の機械式高度計を搭載しました。
飛行機のコクピットに匹敵する機械性と、審美性を兼ね備えたモデルです。
【オススメな型番:01 733 7705 4134-Set 5 23 15FC フィートスケールタイプ】
この型番は、下記のような特徴を備えています。
上記を考えると、まさにプロ仕様のモデルといえるでしょう。オリーブサテンストラップとの組み合わせにより、計器を持ち運べる喜びが味わえます。
オリスは1965年に、社歴上初となるダイバーズウォッチをリリースしました。そして最新技術を搭載して復刻されたモデルが「ダイバーズ65」です。
独特な秒針の形状や水玉を配置したインデックスと、どこか懐かしさを感じさせるレトロ感に溢れています。
また蓄光塗料の使用、10気圧防水と実用性も兼ね備えたモデルです。
【オススメな型番:01 771 7744 4354-07 5 21 45 ダイバーズ65 クロノグラフ】
このモデルは、ダイバーズ65のクロノグラフモデルです。
黒地のダイヤル左右に配置されたサブダイヤルにより、デザイン面で他のダイバーズ65とは異なる風格を醸し出しています。
ブラウンレザーストラップと組み合わせるとよいでしょう。
オリスはモデルのバリエーションはあまり多くはありません。
しかしながらモデル一つひとつが機能面、あるいはデザイン面でしっかりと作り込まれています。定番モデルは以下のとおりです。
ではそれぞれ詳しく解説していきます。
「ビッグクラウン プロパイロット ビッグデイデイト」の特徴は、下記の2つです。
このモデルは、ぱっと見だとシンプルなデザインと感じる方が多いです。
44mmと比較的大きめのケースを縁取る細かな溝が付いたコインエッジベゼルにより、独特の風合いを生み出しています。
また側面に飛び出した大型のリューズが個性的で、シンプルだけど少し変わったデザインを求めている方にオススメです。
またデザイン的な特徴としては、視認性向上を狙った濃い目のダイヤルにくっきりと浮かび上がる白色のインデックスと針が挙げられます。
内部に自社開発のスイス製機械式ムーブメント、「自動巻 ビッグデイデイト」を搭載していますので、信頼性も高いです。
「アクイスデイト キャリバー400」の特徴は、次の2つが挙げられます。
アクイスデイト キャリバー400の特徴は、深みを感じさせながらも、明るく輝くブルーのダイヤルが見る者を虜にするデザイン性の高さがひとつ。
ベゼルもより深いブルーの塗色を使用しているのも特徴的で、ダイヤルとベゼルの異なるブルーが重なり合うことで、宝石のような輝きを生み出しています。
自社開発のオリスキャリバー400は、高度の耐磁性能と5日間パワーリザーブが特長です。
またブレスレットも容易に交換ができるように工夫が施されているのも特徴の一つです。
「アートリエ キャリバー112」は、下記2つの特徴を持っています。
アートリエ キャリバー112は7時30分位置にスモールセコンド、12時位置にサブダイヤルを配置している少し変わったデザインが特徴的です。
また、3時位置はパワーリザーブインジケーターを設置している設計となっています。
サブダイヤルとインジケーターが自己主張するのではなく、スッキリとデザインに収まっている点が高く評価されています。
また、「アートリエ キャリバー112」は自社開発のキャリバー112を搭載しています。キャリバー112は、GMT機能(第二時間帯を表示する機能)とデイナイトインジケーター付きのムーブメントです。
さらに10日間パワーリザーブを実現しました。
加えて特許を取得したノンリニア・パワーリザーブ・インジケーターは、駆動時間の残りを刻々と知らせてくれます。
オリスは圧倒的に男性用モデルが多いと思われているようです。とはいえレディース向けのモデルもいくつか製造されています。
おしゃれアイテムとして身に付けられる定番モデルを見てみましょう。
「ビッグクラウン ポインターデイト」の特徴は、大きく分けて下記の2つです。
・レトロなデザイン
一目でオリスのポインターデイトとわかるレトロなデザインです。そしてケースを引き締めるコインエッジベゼルが魅力を引き出しています。
ダイヤル色は濃い青、若草色、黒という展開です。お好みで選ぶとよいでしょう。
どのダイヤル色も、レーザーストラップとの相性は抜群です。
・実用性も充実
ケースサイズはレディース用に、36mmへダウンサイズされています。しかしビッグクラウンの機能はそのまま受け継がれているのが特徴です。
上記が特徴的となっています。まさにビッグクラウンそのものです。
「アクイス デイト」は2つの特徴からおすすめです。
・あらゆる場面に対応
アクイスシリーズは、ダイバーズウォッチにおける一つのブランドとして地位を確立しました。
しかしながらダイバーのみならず、街中やビジネスシーンでもぴったりハマるアイテムです。
スポーティとエレガンスの融合が「アクイス デイト」の魅力でしょう。
・高い信頼性
自社開発のキャリバーが精度と信頼性を保証しています。ファインタイムチューニングおよび、ストップセコンド針により正確性を確保しました。
インデックスと針に蓄光塗料「スーパールミノバ」加工を施し、視認性を向上させています。
「アートリエ グランデュンヌ デイト」は下記2点の特徴があります。
・カジュアルなおしゃれ
オリスで初めて大型のムーンフェイズ窓を備えたモデルです。
ムーンフェイズはミッドナイトブルーに背景を塗色しています。繊細に描かれた月と散りばめられた星を描いているのが特徴です。
高級腕時計ながらも、可愛らしさとカジュアル感を醸し出す一品でしょう。
・シリーズの美しさを維持
円錐形のケースや繊細なシルエットは、アートリエシリーズとしての特徴的な美しさを維持しています。
またインデックスに配置された11個のダイヤモンドにより、光を反射し小さな星のように輝く演出も素敵です。
さらにベゼルへ72個のブリリアントカット・ダイヤモンドをあしらったバージョンもあり、大変おすすめのモデルとなっています。
オリスに見られる型番の見方は、公式HPにて公開されています。参考までに型番のルールを簡単に見ていきましょう。
ダイバーズ65 クロノグラフ「01 771 7744 4354-07 5 21 45」を例に挙げましょう。
型番は大きく分けて、下記の項目を組み合わせて構成されています。
そのため01の表記以降から、型番を分類していると見て良いでしょう。省略されている場合は、01の表記が無いものと見てOKです。
基本形は11桁で表示する法則です。最後尾に枝番(-07)あるいはアルファベットがつくこともあります。
基本形は5桁の数字で表示されています。最後尾にアルファベット(バックル素材・形式)が表示されることも。
販売店によっては、ストラップ・ブレスレットの形式が省略される場合があります。
また代わりに、下記のような表示となることもあります。
上記の法則が適用される場合もあるため、注意が必要です。
今回はオリスの特徴やモデルの選び方などについて解説してきました。
高級腕時計については、まだまだ知っておきたいことがたくさんあります。
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