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メーカーとブランドの違い、皆さんはご存知ですか?

2021.11.18

皆さんは「メーカーとブランドの違い」についてご存知でしょうか。

何となく違うことは分かるかと思いますが、いざ「説明してみて」と言われると少し困ってしまう違いだと思います。

ということで今回は、メーカーとブランドの違いについてご紹介していきたいと思います。

メーカーとは

メーカーについて調べてみると国語辞典ではこのように書かれています。

  • ①作る人。多く他の語に付いて複合語をつくる。
  • ②製造業者。製造元。特に、名の通った製造会社。

例を挙げると、たとえば腕時計業界におけるメーカーの場合なら、「製造元の企業や会社」のことを指します。

例えると「ロレックス」や「オメガ」、「セイコー」といった名のある企業のことをメーカーと呼ぶようです。

 

「ロレックス サブマリーナ」のメーカーは「ロレックス」

「オメガ シーマスター」のメーカーは「オメガ」で、

「セイコー アストロン」のメーカーは「セイコー」となる訳です。

 

海外の高級時計を日本で販売している会社の中には、販売を他社に代行してもらっていることもあります。

そういった場合はメーカーは本国にしか無いことも多く、日本国内でのアフターサービスが一切出来ないこともあり、修理の際に本国送りとなるため、数か月返ってこないこともあるようです。

では、ブランドについてみていきましょう。

ブランドとは

 

本来ブランドとは、同じカゴテリー内に属するその他商品を比較するために作られた概念のことをさすようです。

「他社の家畜と区別するため、所有している家畜に焼印を施しこと」が始まりだと言われています。

腕時計おいてブランドとは、自社の中で区別するための商品群や銘柄のことを指します。

例えるなら、

「ロレックス サブマリーナ」では「サブマリーナ」シリーズ。

「ウブロ ビッグバン」のブランドは、「ビッグバン」シリーズで、

「シャネル J12」のブランドは「J12」が当てはまります。

 

ウブロのビッグバンシリーズやシャネルのJ12は、ブランドの中に、更に多くのモデルが存在しますが、メーカーによっては1ブランドに一つのモデルしか存在しないこともあります。

一般的にブランド品というと、ルイヴィトンやロレックスの製品を指すことが多いですが、厳密には製品のラインナップを指すことが本来の言葉の意味のようです。

メーカーとブランドの決定的な違いについて

 

メーカーとブランドの一番の違いは、製造元の会社のことを指すのか、それとも製品のことを指すのかだと感じます。

ファッションに関心を寄せられている方なら、ブランド名を聞くだけでメーカーがパッと頭に浮かぶことがよくあると思います。

ですが、そのジャンルに詳しくない場合だと、ブランド名よりもメーカー名の方が広く知られていることが多いです。

車で例えるなら、「アクア」がブランド名に該当し、「トヨタ」がメーカー名に該当します。

一言でその違いについて説明するなら、

メーカー:会社名
ブランド:商品名

と考えるのが一番分かりやすいのではないでしょうか。

 

品番と型番と製造番号の違いについて

 

最後にこれも違いが分かりづらい言葉のひとつである「品番」「型番」「製造番号」の違いについて、ご紹介していきたいと思います。

品番とは

品番とは、年式等を判別するために設定されている場合が多いです。ロレックスで例えると、シリアルナンバーの一番上のアルファベットが品番に該当します。

品番によって大体の製造年数などを調べることができるので、中古ロレックスの価格は品番によって設定されていることが一般的です。

たとえばP品番であれば、2000年に製造されたものだと分かり、Z品番であれば、2006年に製造されたものだと分かります。

ロレックスのデイトジャストなど、マイナーチェンジであまり外観が変化していないモデルなどは、品番を確認すると型番も逆算出来る場合もあります。

ですが、この品番は設定されていない商品もよくありますので、その点は注意したいところです。

型番とは

型番は腕時計の場合は、モデルを正しく判別するために付けられることが多いです。たとえば、ロレックスなら「116610LN」などの数字とアルファベットのものが型番に該当します。

読み方は、最初の「11」の部分で何代目のモデルかを示し、「661」でモデル名を、「0」の部分で材質(ステンレスなら0、金無垢なら8など)を表しています。LNは文字盤の色で黒、LBならブルーなどが分かるようになっています。

腕時計の場合にはなりますが、型番は時計本体に記載されていないことが多く、通常はギャランティカードに記載されています。

時計に詳しい人であれば、大体の型番を推測することはできますが、ギャランティカードが無ければ、型番を調べるのに時間がかかります。

もし、ネットで欲しい腕時計を見つけたら、ぜひ、型番を控えておきましょう。あとで探すのが楽になりますよ。

製造番号とは

製造番号はシリアルナンバーと言われます。
腕時計一本一本に製造番号が振り分けられ、製造番号で製品ごとの管理をされている事が多いです。
メーカーによっては製造番号をメーカー側で管理して、アフターサービスが受けられるかどうかを判断する事もあります。
安価な時計には設定されていない事もありますが、高級腕時計であればまず間違いなく製造番号は設定されています。
ロレックスであればギャランティカードや、製品に製造番号が記載がされています。
年代によって製品への記載が異なっています。
ブレスレットを外したラグの間に記載がされていたり、ベゼルの内側に記載されていたりします。

品番と型番と製造番号の決定的な違いについて

 

型番は製品のブランドやモデルを判別するために作られ、どのメーカーにも設定されています。

外見の違いが無いが中の機械が異なるモデルに関しては、型番が無ければ製品の判別が難しくなるためです。

製造番号はシリアルナンバーと呼ばれる、腕時計一本一本に設定されているものです。安価な時計には無い場合もありますが、高級腕時計にはまず間違いなく設定されています。

製造番号が背面などに記載されているものもあれば、ブレスレットを外したり、見えにくい所に記載されているモデルも多いです。

また品番に関しては設定されていない事も多いですが、年式などを管理するために設定されていることがあります。製造年数が長いものや、販売個数が多い時計には大体記載があるので、一度確認してみてはいかがでしょうか。

まとめ

今回は、メーカーとブランドの違いについてご紹介していきました。

それぞれの違いについてきちんと理解することで、普段の買い物がより楽しいものへと変わっていきます。

その他にも知っておくと便利な知識はまだまだありますので、ぜひ、関連記事も参考にされてみて下さい。