知恵袋ブログ
BLOG
2024.11.22
目次
フランス生まれの高級ジュエリーブランド『カルティエ』。
世界5大ジュエラーの1つでもあるカルティエについて、興味を持っている方もいるでしょう。
など、カルティエについて色々と知っておきたいはずです。
そこで今回は『カルティエの功績や象徴するデザイン』について、詳しくお伝えしていきます。
ぜひ参考にしてみてください!
カルティエにはおもに以下の4つの功績があります。
このようにカルティエはジュエリー業界の基盤を築き、王室からも支持を集める歴史ある高級ブランドなんですね。
それぞれについて、以下から詳しく見ていきましょう!
カルティエは世界で初めて、プラチナを使ったジュエリーを手掛けたブランドです。
今でこそプラチナのジュエリーは当たり前になっていますが、かつては違いました。
カルティエはシルバーが主流であったジュエリー業界にプラチナを導入することで、歴史的な大革命を起こしたんです。
そしてプラチナと小さなダイヤモンドを用いることで、極めて複雑なデザインも可能にしました。
そんな複雑で繊細なデザインは、カルティエの一流職人の手作りにより実現されています。
また花や葉をモチーフにした美しいジュエリーは、日本でも結婚指輪や婚約指輪の定番として人気です。
以上のようにカルティエは、現在のジュエリー業界の基盤を作った歴史あるブランドでもあります。
カルティエは、世界5大ジュエラーの1つに数えられています。
世界5大ジュエラーとは知名度や人気、歴史、功績などから選びぬかれた、高級ジュエリーブランドのことです。
具体的には、以下の5つが世界5大ジュエラーとして知られています。
いずれも歴史と功績のある超高級ブランドばかりです。
このようにカルティエは世界を代表するジュエリーブランドとして、確固たる地位を築いていることがわかります。
カルティエは、王室御用達のジュエリーブランドでもあります。
今までにフランスやイギリス、スペイン、ベルギー、ロシア、インドなど世界16カ国の王侯貴族に愛用されてきた歴史があるんです。
たとえば、以下のような王侯貴族が利用していたことが知られています。
中でもエドワード7世は1904年、すでにカルティエを「王の宝石商、宝石商の王」と称えていたと伝えられています。
このようにカルティエは、世界最高品質のジュエリーを必要とする王侯貴族をも魅了する優れたブランドなんです。
カルティエは時計ブランドとしても長い歴史を持っています。
初めてカルティエが時計を作ったのは1888年で、女性向けのブレスレットウォッチでした。
ダイヤモンドを贅沢に使ったブレスレットタイプの時計は、懐中時計が主流だった時代に衝撃を与えたと言います。
さらに1904年頃になると、カルティエは世界で初めて男性用の腕時計を開発します。
この時計は『サントス』と名付けられ、現在もカルティエの主要な時計ラインになっているんです。
以上のようにカルティエは時計業界にも革命をもたらし、ブランドとしての地位を一層強固にしています。
ここではカルティエのジュエリーを象徴するデザインとして、以下の6つをご紹介していきます。
いずれもカルティエのブランドコンセプトが詰まった、特徴的なデザインとなっています。
それぞれについて、以下から詳しく見ていきましょう!
『パンテール』とは、動物の「ヒョウ」をモチーフにしたデザインのことです。
フランス語でパンテールがヒョウを意味することから、この名が付けられました。
カルティエは力強く野性的なヒョウをデザインに取り入れることで、身につける人の気品や強さ、個性を引き立たせています。
ちなみに、カルティエに初めてパンテールが登場したのは1914年のことです。
女性用の時計にダイヤモンドと黒瑪瑙(くろめのう)で、ヒョウ柄のデザインを取り入れたことが始まりでした。
現在では時計以外にもブローチやリング、ネックレスなどさまざまなジュエリーにパンテールデザインが使われています。
『アールデコ』とは幾何学的で直線的なデザインのことです。
19世紀末頃、ヨーロッパではアールヌーヴォーという花や植物などをモチーフにした、曲線的なデザインが主流でした。
そんなアールヌーヴォー・スタイルに対抗する形で生み出されたのが、カルティエのアールデコです。
アールデコはカルティエがフランスやイスラム、東洋の古美術を研究して生み出した独自のデザインでした。
そんな革命的なデザインは瞬く間に世界を魅了し、王侯貴族をも虜にしたんです。
そうして新たなトレンドを生み出したアールデコは、現在もカルティエを代表するデザインのひとつになっています。
『ガーランドスタイル』とは花や葉、花輪をモチーフにした複雑で繊細なデザインのことです。
カルティエのガーランドスタイルは、プラチナと小さなダイヤモンドを使って複雑な連続模様を見事に表現しています。
ガーランドスタイルはもともと、19世紀末頃から20世紀初頭にかけてヨーロッパで流行していたデザイン。
この時代は、芸術や文化がとても繁栄していた時期でもあります。
そのためガーランドスタイルは、当時の優雅でロマンチックな雰囲気を象徴するデザインにもなっているんです。
またガーランドスタイルの発表は、カルティエがオリジナルジュエリーの開発に力を入れるきっかけにもなりました。
そんなガーランドスタイルは、カルティエの高い技術とデザインセンスを象徴するアイテムとして現在も人気を集めています。
『トリニティ』とは3種類のリングが重ねられたデザインのことです。
1924年に、キリスト教の「三位一体」を意味するトリニティをモチーフにしたデザインとして取り入れられました。
トリニティには、イエロー・ホワイト・ピンクの3種類のゴールドリングが使用されています。
それぞれのリングには、以下の意味が込められているんです。
このような意味が込められたトリニティデザインは、発売当初から絶大な人気を集めました。
現在もリングやブレスレット、イヤリング、ネックレスなど様々なアイテムが販売され、カルティエの定番商品となっています。
『Cドゥカルティエ』とは、カルティエのイニシャルである「C」をモチーフにしたデザインのことです。
余計な装飾のない、極めてシンプルなデザインが特徴となっています。
現在はダイヤモンドやプラチナ、ピンクゴールドを用いた、ウェディングリングがメインアイテムです。
リングの中には、カルティエのブランドロゴがデザインされているものもあります。
なおCドゥカルティエのリングは、カルティエの他のアイテムに比べると価格が低めに設定されています。
そのため、高級ジュエリーが初めての方でも購入しやすいのではないでしょうか。
『ラブ』とは、等間隔に設置されたビス(小ねじ)模様が特徴的なデザインのことです。
このビスモチーフを使ったラブコレクションは、1970年代に初めて発表されました。
かつて、ヨーロッパの兵士たちが自分の妻に貞操帯を付けさせていた、という伝説から着想を得て作られたのだとか。
なので、ラブ・コレクションには「愛の絆」や「束縛」などの意味が込められているんです。
またシンプルなデザインのアイテムが多いため、どんなスタイルにも合わせやすくなっています。
ペアリングにもできるラブコレクションは、世界中の夫婦やカップルから支持を集めています。
ここでは、カルティエを代表する以下の5つの時計についてご紹介していきます。
いずれも、カルティエのアイコンとして愛される特徴的なデザインの時計ばかりなので、ぜひチェックしてみてください。
それぞれについて、さっそく見ていきましょう!
『パンテール ドゥ カルティエ』は、動物の「ヒョウ」をモチーフにしたデザインの腕時計です。
ジュエリータイプのパンテール時計に比べると、デザインが極めてシンプルなため、男女問わずに使用できます。
実際のパンテールデザインのアイテムはというと、ヒョウの顔や柄がハッキリと表現されたものが多いんですね。
ですが、パンテール ドゥ カルティエは美しく優雅でありながら、現代的で無駄のない作りになっています。
そのためどんなスタイルにも合わせやすく、愛好家も多いんです。
2022年には文字盤にグラデーションを施した新モデルも発売され、大きな話題となりました。
シンプルで高品質な腕時計を求めている方には、パンテール ドゥ カルティエがおすすめです。
『サントス ドゥ カルティエ』は、直線的かつ幾何学的なデザインの男性向けの時計です。
この時計は1904年、アルベルト・サントス=デュモンという名の飛行家の要望に応えて製造されたものでした。
当時の時計といえば、懐中時計が主流だったんですね。
腕時計のようなものもありましたが、腕を振ると簡単に外れてしまうという大きな欠点があったんです。
そこで飛行家サントスは、飛行中も簡単に時間を確認できる腕時計を必要としていました。
そんな要望に応えてカルティエは、高度で実用的な男性用腕時計を世界で初めて開発したんです。
それがサントス ドゥ カルティエで、スポーツウォッチとしてもドレスウォッチとしても使えるということで、大きな人気を集めました。
なお、一般向けに初めて発売されたのは1911年のことです。
2018年にはデザインが大幅にリニューアルされたことで、より大きな注目を集めました。
『パシャ ドゥ カルティエ』はカルティエの時計の中では珍しく、文字盤にアラビア数字が採用された腕時計です。
カルティエのほかの時計の文字盤は「Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ」と、ローマ字が使われているんですね。
パシャ ドゥ カルティエは1930年代、モロッコのマラケシュの太守であったエルジャヴィ公から依頼を受けたことをきっかけに誕生しました。
なお、「パシャ」は太守を意味する言葉です。
パシャ ドゥ カルティエの原型となるモデルが登場したのは1943年。
当時からラウンドケースにアラビア数字が用いられ、防水加工が施されているという特徴は変わりません。
その原型をもとに、現在のデザインが発表されたのは1985年です。
それまでは男性向けの要素が強かったのですが、2009年に女性向けの『ミスパシャ』が発売されました。
メンズ・レディースともにカルティエの時計の中でも独特のデザインとなっているため、個性的なアイテムを求める方におすすめです。
『タンク』は、戦車をイメージして作られた腕時計です。
ケース部分とストラップ部分が直線的なデザインになっている点に特徴があります。
モチーフは、第一次世界大戦を終戦に導いて「平和の象徴」と呼ばれた、フランスのルノーFT-17軽戦車です。
このタンクの登場により、腕時計がさらに実用的なものになったんですね。
というのも、タンク以前の腕時計はストラップ部分が細かったため、耐久性が不十分だったから。
その課題を解決すべく、タンクのようにストラップの強度が高く、丈夫で実用的な腕時計が誕生したんです。
以上のことから、実用性を重視する方にはタンクをおすすめします。
『バロンブルー ドゥ カルティエ』は青い風船をイメージした腕時計で、2007年に発売されたモデルです。
風船のように膨らんだ形状のラウンドケースが、独特な魅力を生み出しています。
また、リューズ(時刻を調整するツマミ部分)がケースに一体化してる点も大きな特徴です。
加えて、リューズにはサファイアクリスタルがはめ込まれていることから、ほんのりと美しい輝きを放っています。
それに素材やダイヤルのバリエーションが豊富なため、自分に合ったものを選べるんです。
フェミニンな腕時計やペアモデルを探している方は、バロンブルー ドゥ カルティエを検討してみてください。
今回は『カルティエの功績や象徴するデザイン』についてお伝えしてきました。
カルティエにはおもに以下の4つの功績があります。
このようにカルティエは、ジュエリー業界の基盤と絶大な人気を築いてきた歴史ある高級ブランドです。
また、カルティエのジュエリーを象徴するデザインは以下の6つ。
いずれも、カルティエのブランドコンセプトが詰まった特徴的なデザインです。
さらに、カルティエを代表する時計として以下の5つをご紹介しました。
いずれもカルティエの歴史と高度な技術、デザインセンスが詰まったアイテムばかりです。
カルティエに関心のある方は、今回お伝えしたことをぜひ参考にしてみてください。